三菱パジェロ新車情報・購入ガイド 高級SUVらしさをアピールした一部改良 [CORISM]

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【三菱】2014/07/27
4WD SUV パジェロ 三菱

高級感・静粛性もアップ! パジェロのロングは、ミニバン的にも使える?

 三菱 は、オールラウンドSUV 「パジェロ」 の外観デザイン変更や内装の質感向上など一部改良を施し、発売を開始した。

 三菱パジェロは、SUVの三菱というイメージを支える上で重要なモデル。現在でこそ、月販100~300台程度という数字になってしまっているが、1991年にデビューした2代目パジェロは大ヒットモデルとなって三菱のイメージリーダーとなった。また当時、世界初とされたスーパーセレクト4WD やマルチモードABSなどが採用され、高い4WD性能を発揮。さらに、ハイパワーなV6 3.5Lエンジンや2.5Lインタークーラー付きディーゼルターボが用意されるなど、クロカン4駆は遅いという当時のイメージを払拭したのも人気の理由だった。

 その後、イッキに経営不振に陥った三菱だが、三菱はパジェロを基幹車種と位置付け、地道に改良やモデルチェンジを続け、2006年に現行の4代目がデビューする。4代目パジェロから、ラダーフレームから高剛性なビルトインフレームモノコックボディが採用され、静粛性や乗り心地が向上。市街地走行での快適性が大幅にアップした。

 パワーユニットは、2008年10月に新長期排出ガス規制(平成17年排出ガス規制)に適合した3.2Lコモンレール式ディーゼルエンジンを追加。2010年9月には、世界最高水準のポスト新長期排出ガス規制(平成21年排出ガス規制)に適合したクリーンディーゼルエンジン とし、エコカー減税免税、及びクリーンディーゼル車に対する補助金の対象となっている。車重が軽く2トンを超えることもあり、最大トルクに余裕があり、燃費や軽油を使うことによる経済性を重視してか、約8割の顧客がクリーンディーゼルエンジン搭載車を購入している。

 今回の一部改良では、全車でフロントバンパーとラジエーターグリルのデザインを変更。直線基調で、より力強いフロントフェイスとした。

 また、ロングボディ「SUPER EXCEED」「EXCEED」、ショートボディ「VR-II」のフロントバンパーの左右コーナー部にLEDポジションランプとフォグランプを装着。さらに、ロングボディ「SUPER EXCEED」「EXCEED」のスペアタイヤカバーのデザインを変更し、スタイリッシュなリヤビューとしている。

 インテリアでは、ロングボディ「SUPER EXCEED」のセンターパネルを木目調にしラグジュアリー感ををアップ。ロングボディ「EXCEED」とショートボディ「VR-II」のセンターパネルをピアノブラック調に変更し、高い質感をアピール。また、全車にエアコンエアアウトレット部にシルバー及びメッキの加飾を施し、高級感をプラスした。

 最近のSUVが、より上質さや洗練さが求められる傾向に合わせ、インストルメントパネル、ドアトリムに吸遮音材を追加。車内の静粛性をさらに向上。上級SUVらしさをアップさせている。

 今回の一部改良で、数万円ほど価格がアップしているようだが、装備アップや質感向上、静粛性の向上を考えれば、十分に納得できる価格アップといえそうだ。三菱パジェロは、日産エクストレイル のように、価格もリーズナブルでセダンミニバン からの乗り換えるといった使い方には向かないが、どうせSUVを買うのなら本格的な4WD性能が欲しいと考えている人に向く。もちろん、4WDとディーゼルという組み合わせは北海道など雪深く長い距離を走行する人にもピッタリだ。

 また、燃費などの経済性を無視できれば、意外と市街地で使っても違和感なく使えそうだ。パジェロのロングは7人乗り。全長4,900mmと全幅1,875mmと大柄で4WDなのに、最小回転半径は5.7m。トヨタアルファードヴェルファイア などと、あまり変わらない小回り性能なので、ミニバン 的にも使えそうだ。

三菱パジェロ価格

■三菱パジェロ ショート価格
・VR-I 2,921,400円(ガソリン)
・VR-II 3,979,800円(ディーゼル)

■三菱パジェロ ロング価格
・GR 3,272,400円(ガソリン)
・GR 3,751,920円(ディーゼル)
・EXCEED 3,817,800円(ガソリン)
・EXCEED 4,260,600円(ディーゼル)
・SUPER EXCEED 4,930,200円(ディーゼル)

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(レポート:CORISM編集部

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