三菱デリカミニ新車情報・購入ガイド やんちゃかわいいデザインで勝負! 人気グレード、ボディカラー、燃費、価格を追加
<2023年5月27日追記>
三菱デリカミニ新車情報・購入ガイドの目次
- 新型デリカミニ、ターボ車が65%! 4WDが60%! 異例だらけのグレード構成比
- (1)グレード別構成比
- デリカという名が付くのなら、やっぱり4WD?!
- (2)駆動方式構成比
- (3)主要ボディカラー構成比
- 三菱デリカミニ価格
- スーパーハイトのクロスオーバー車が新型デリカミニ
- やんちゃかわいい、個性派フェイス
- 使い勝手にこだわったインテリア
- 悪路走破性は、スーパーハイト系トップの実力
- 充実した予防安全装備と運転支援機能
- 2つのディーラーオプションで、自分だけのデリカミニに!
- 新型三菱デリカミニの失敗・後悔しないグレード選び
- 新型デリカミニの売れ筋は?
- 三菱デリカミニ燃費、ボディサイズなどスペック
新型デリカミニ、ターボ車が65%! 4WDが60%! 異例だらけのグレード構成比
三菱は、スーパーハイト系軽自動車「デリカミニ」を5月25日に発売を開始した。新型デリカミニは、2023年1月13日より予約注文の受付を開始。5月24日までに約16,000台の予約注文を受けるなど、非常に好調なスタートを切っていた。
その5月24日までの人気グレードやボディカラー、駆動方式も発表されている。
新型デリカミニの人気グレードは、ターボエンジンを搭載したT Premiumが、なんと65%を占めている。新型車のデビュー時は、最上級グレードの構成比が高くなるのが一般的。
しかし、このT Premiumの価格は、装備が充実していることやターボ車もあり約207万円からという高額グレード。価格も重要視される軽自動車では、異例な状況だ。
また、軽自動車では、構成比が低くなるターボ車が最も売れるというのも珍しい。よりパワーに余裕があるターボ車で、Premiumにプラスされている運転支援機能を使いロングドライブを楽しもうというユーザーが多いと予想できる。
(1)グレード別構成比
グレード | 構成比 |
T Premium | 65% |
T | 5% |
G Premium | 25% |
G | 5% |
デリカという名が付くのなら、やっぱり4WD?!
(2)駆動方式構成比
駆動方式 | 構成比 |
2WD | 42% |
4WD | 58% |
(3)主要ボディカラー構成比
ボディカラー | 構成比 |
アッシュグリーンメタリック/ブラックマイカ | 21% |
アッシュグリーンメタリック | 16% |
ホワイトパール | 12% |
三菱デリカミニ価格
・デリカミニ T Premium 2WD 2,074,600円/4WD 2,238,500円
・デリカミニ T 2WD 1,881,000円/4WD 2,092,200円
・デリカミニ G Premium 2WD 1,985,500円/4WD 2,149,400円
・デリカミニ G 2WD 1,804,000円/4WD 2,015,200円
以下、2023年4月7日掲載記事
スーパーハイトのクロスオーバー車が新型デリカミニ
三菱は、スーパーハイト系軽自動車である新型「デリカミニ」を2023年5月25日(木)から発売を開始する。
新型三菱デリカミニは、軽自動車のスーパーハイト系と呼ばれるカテゴリーに属するモデル。全高が1,800mm前後のモデルで、両側スライドドアをもつのが大きな特徴。
このスーパーハイト系は、軽自動車で最も人気のあるカテゴリー。最も売れているモデルは、ホンダN-BOXだ。
最近では、このスーパーハイト系に異変が起きている。しばらくの間、N-BOXをトップとし、スペーシアやタント、ルークスといったモデルで構成されていた。
しかし、スズキがスペーシアをベースとしたクロスオーバー車であるスペーシアギアを投入。このスペーシアギア、それほど販売台数が多いわけではないのだが、閉塞気味スーパーハイト系に大きな刺激を与えた。
その後、2022年にダイハツがタントファンクロスを投入し、マーケットはより活性化。ただ、三菱はすでに2020年にクロスオーバーモデルであるekクロススペースを投入済みだったのだ。残念なことに、SUVテイストがあまりなく存在感を得られないまま販売が続けられてきた。
そこで、eKクロススペースがマイナーチェンジを迎えるタイミングで、外板などを大幅に変更し、車名も変えた新型パジェロミニが投入された。この新型パジェロミニが登場したことで、eKクロススペースは役目を終えている。
やんちゃかわいい、個性派フェイス
新型三菱デリカミニは、eKクロススペースでの苦い経験が生かされている。eKクロススペースでは、流行りのクロスオーバー車だったが、SUVテイストが足らず存在感がなかったからだ。
そこで、三菱は徹底してSUVテイストを濃くしてきた。デザインテーマは「DAILY ADVENTURE(日常に冒険を)」。eKクロススペースのイカツイデザインから大幅に方向性を変更。ランドローバー ディフェンダーのようなヘッドライトを装備し、やんちゃカワイイ系のフロントフェイスになった。デリカの名が付いているものの、デリカのイメージはあまりない。
三菱のデザインアイコンともいえる「ダイナミックシールド」も、すこし控えめになった。存在感が抑えられたことで、その他のデザイン部分と一体感が増し、全体とよくなじんでいる。
フロントバンパーとテールゲートガーニッシュには立体的な「DELICA」ロゴを採用。前後バンパー下部にプロテクト感のあるスキッドプレート形状とした。光沢のあるブラックのホイールアーチとすることで、デリカならではのSUVらしい力強さと高い質感を表現している。
また、ボディカラーも豊富。アウトドアから都会まであらゆるシーンに馴染むアッシュグリーンメタリックを採用。2トーン6色、モノトーン6色の全12色を用意している。
使い勝手にこだわったインテリア
新型デリカミニのインテリアは、アウトドアでの使い勝手を重視した。アウトドアでの使用や、小さな子供がいる家庭での使用を想定。汚れがつきにくく、通気性の良い撥水シート生地を採用した。
また、座面や背もたれ中央部に立体的なエンボス加工を施し、蒸れにくく座り心地のよい機能的なシートとしている。
荷室は、簡単に汚れをふき取ることができる素材のラゲッジボードと後席シートバックを採用。濡れたものや泥の付いたアウトドア用品などを気にせず積むことができる。
新型デリカミニの室内空間は、スーパーハイト系なので折り紙つき。リヤシートは320mmの前後スライド量を確保。広大なスペースをもちながら、片側ずつスライドや背もたれを倒すことも可能。乗車人数や荷物の量に応じた多彩なシートアレンジを可能とした。
さらに、後席スライドドアは650mmの開口幅を確保した。足元をフラットにし、乗降性能を向上。このクラスでは、かなり贅沢なハンズフリーオートスライドドアも採用し利便性をアップ。たくさんの荷物で両手がふさがっている時でも、ドア下側のキックセンサーに足をかざし引くだけでスライドドアを開閉することができる。
悪路走破性は、スーパーハイト系トップの実力
新型デリカミニは、利便性やデザインだけのクロスオーバー車ではないのも魅力。ライバル車との差は、オフロードでの性能だ。まず、新型デリカミニは、オフロードで重要視される最低地上高が160mm(4WD)と高い。この数値は、スーパーハイト系ではトップレベル。
その一方で、ただでさえ全高が高く全幅が狭いスーパーハイト系は、重心が高く操縦安定性という面では物足りない。しかも、最低地上高をアップし、重心がさらに高くなると、操縦安定性に関しては不安を感じる。
しかし、新型デリカミニでは、専用ショックアブソーバー165/60R15サイズの大径タイヤの採用。ショックアブソーバーを専用チューニングし、路面をしっかりと捉えながら車内には振動を伝えにくい設定とし、砂利道などの未舗装路を走行する際の安定性と快適性を高めている。
さらに、4WDの走破性も高い。オンデマンド式の4WDであることは、ライバル車と同じ。ただ、その他の制御が異なる。新型デリカミニの4WD車には、ライバル車には装備されていないヒルディセントコントロールやグリップコントロールが装備されている。そのため、悪路での走破性はライバルの一歩先を行く。ここが、新型デリカミニを買うときの大きなメリットだ。
充実した予防安全装備と運転支援機能
新型デリカミニの予防安全装備も充実している。全車速追従式クルーズコントロールである「マイパイロット」を用意。車線維持機能もあるので、渋滞時も軽くステアリングに触れている程度で、走行が可能。大幅にドライバーの疲労を軽減してくれる機能だ。その他の機能は以下の通り。
[1]衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]
[2]踏み間違い衝突防止アシスト[EAPM]
[3]オートマチックハイビーム[AHB]
[4]標識認識システム[TSR]
[5]先行車発進通知[LCDN]
[6]車線逸脱警報システム[LDW]&車線逸脱防止支援機能[LDP]
[7]ふらつき警報[DAA]
[8]前方衝突予測警報[PFCW]
2つのディーラーオプションで、自分だけのデリカミニに!
新型デリカミニでは、買った後も楽しめるようにディーラーオプションも豊富。「アクティブトーンスタイル」、「ワイルドアドベンチャースタイル」の2つのおすすめスタイルを提案。装着パーツ類は下記の通り。
■街中でも映える黒と白をアクセントにしたスタイリッシュな「アクティブトーンスタイル」
[1]ダイナミックシールド(グロスブラック)
[2]フロントグリルガーニッシュ(グロスブラック)
[3]フロントバンパーエンブレム(ホワイト)
[4]テールゲートガーニッシュ(グロスブラック)
[5]テールゲートエンブレム(ホワイト)
[6]オマージュデカール(ステンシルスタイル)
[7]サイドデカール
[8]マッドフラップ(ブラック)
■アウトドアで映えるシルバーをアクセントにした「ワイルドアドベンチャースタイル」
新型三菱デリカミニの失敗・後悔しないグレード選び
新型デリカミニは、趣味のクルマということもあり、比較的装備も充実している。ターボエンジンを搭載した「T」グレード、自然吸気エンジンの「G」グレードに分類され、それぞれに上級グレードとなる「プレミアム」が設定されている。また、すべれのグレードでFF(前輪駆動)と4WDが選択可能だ。
まず、新型デリカミニのエンジンは、やはりターボエンジンの「T」がお勧め。スーパーハイト系は車重が重い。自然吸気エンジンのGプレミアム(4WD)でも、車重は1,050㎏と重い。これだけ重いと、52ps&60Nmしかない自然吸気エンジンでは、高速道路や坂道では非力感がある。ロングドライブで高速道路などを使うことが多い新型デリカミニであれば、64ps&100Nmと力強いターボ車がお勧めだ。
そして、駆動方式だが、これだけアウトドア志向のモデルなので、やはり4WDがよい。リセールバリューも高くなりそうだ。降雪地域以外で、街中もしくは整備された未舗装路程度しか走らないというのであれば、FF車でも十分だ。
グレード選びでは、やはりプレミアムを選択したい。細かい装備差はあるものの、大きなところでは、マイパイロットや電動パーキングブレーキ&オートホールド、リヤサーキュレーター、マルチアラウンドモニター、デジタルルームミラーなど利便性の高い装備差が大きいからだ。
価格差は、20万円弱といったところだが、これだけの差があれば妥当というところだろう。リセールバリューもプレミアムの方が高額になる可能性が高いので、短期で乗り換えるのなら、尚更プレミアムがお勧めだ。Tプレミアムの4WDあれば、後々、後悔したとか失敗したなどと感じることはないだろう。
新型デリカミニの売れ筋は?
ちなみに、三菱の先行受注の結果は、以下の通りとなった。
スーパーハイト系の軽自動車としては、4WDの構成比が非常に高いのが特徴。やはり、三菱=4WDのイメージ強いという結果になっている。また、デビュー直後ということもあり、約220万円以上という高値が付く最上級グレードであるTプレミアムの人気がとても高い。
スズキ スペーシアギアvs中古車クロスビー 同価格帯比較・評価
三菱アウトランダーPHEV VS トヨタRAV4 PHV徹底比較評価
マツダCX-8 VS 三菱アウトランダーPHEV徹底比較評価
三菱デリカミニ燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード:デリカミニ T Premium 4WD
ボディサイズ[mm]: 3,395×1,475×1,830
ホイールベース[mm]: 2,495
最低地上高[mm]: 160
最小回転半径[m]: 4.9
車両重量[kg]: 1,060
総排気量[cc]: 659
エンジン種類:BR06型 直3 DOHCターボ
エンジン最高出力[kW(ps)/rpm]:47(64)/5,600
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]: 100(10.2)/2,400~4,000
フロントモーター最高出力[kw(ps)]: 2.0(2.7)
フロントモーター最大トルク[N・m(kg-m)]:40(4.1)
動力用主電池:リチウムイオン
ミッション:CVT
WLTCモード燃費[km/l]: 17.5
サスペンション前/後:ストラット/トルクアーム式3リンク
タイヤサイズ:165/60R15
【関連記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 【動画】三菱トライトン 後悔・失敗しないための試乗レビュー ピックアップなのに、乗り心地が・・・【三菱】
- スバル レガシィ アウトバック(BT系)新車車情報・購入ガイド 早くもお買い得な特別仕様車「Black Selection」登場!【スバル】
- マツダCX-80新車情報・購入ガイド ラグジュアリーSUVの極みへ!【マツダ】
- 2024 バンコク国際モーターショーレポート 三菱編【BLOG】
- 【動画】トヨタ カローラクロス試乗レビュー コストパフォーマンスに優れた純ガソリン車【トヨタ】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!