日産エクストレイル新車情報・購入ガイド 安全性をアップさせた仕様向上

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【日産】2024/05/23

日産エクストレイル90周年記念車

 

 

国内日産車で、3番目に売れている人気モデルの葛藤とは?

 

日産は、ミドルサイズのSUVであるエクストレイルを仕様向上。さらに、90周年記念車「90th Anniversary」を設定し、6月20日より発売する。同時に、エクストレイル「AUTECH」、および、「エクストリーマーX」も仕様向上し、6月20日より発売を開始する。

 

4代目となるT33型エクストレイルは、2022年7月にデビュー。純ガソリン車は姿を消し、シリーズハイブリッド方式のe-POWERのみの設定となった。このe-POWERは、第2世代へと進化。発電用のエンジンは、新開発の直3 1.5Lターボを搭載。このターボエンジンは、VCターボと呼ばれ、可変圧縮比機能を搭載。世界初の量産化に成功したユニークな存在だ。

さらに、T33型エクストレイルのプラットフォーム(車台)は、三菱とのアライアンスで開発されたCMF-C/Dが採用。5人乗りの2列シート仕様に加え、3列目シートを備えた7人乗りも用意されている。

そんなエクストレイルの国内販売は、少々厳しい状況。2023年の登録車販売台数ランキングでは、約2.3万台を売り28位となった。他の日産車では、ノートが3位、セレナが13位、そしてエクストレイルが28位となっていて、日産国内登録車では、3番目に売れている車種となっている。

ただし、同じクラスのRAV4やCX-5、フォレスターの後塵を拝している状態だ。エクストレイルは、ハイブリッド車なので、CX-5やフォレスターに比べやや価格も高く、納期が長かったことも影響しているものの、こうした状況も影響しての仕様向上や90周年記念車の投入だと予想できる。

日産エクストレイル90周年記念車
日産エクストレイル90周年記念車

日産エクストレイル90周年記念車

日産エクストレイル90周年記念車

 

 

予防安全装備を標準装備化!

 

今回の仕様向上は、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」と「インテリジェント ルームミラー」を全車標準装備。安全性を強化した。

「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」は、車両に装着されたカメラ映像を変換。クルマを真上から見下ろしているかのような映像にして、車両周辺の障害物などをひと目で分かるようにする機能。

車庫入れなどのときに、障害物や人がひと目で分かるので、うっかり衝突のリスクを大幅に軽減。さらに、画面外から接近する人や自転車など移動物検知機能もあるので、より安全に車庫入れなどが可能になる機能だ。とくに、エクストレイルのような、大きな車体で死角が多いクルマではより便利で安全な装備といえる。

そして、NissanConnectナビゲーションシステムにHDMI端子を設定。日産オリジナルナビゲーションやディスプレイオーディオに「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」の映像を投影可能とするなど、使い勝手を向上した。

また、Gグレードの内装では、タンに加えてブラックのナッパレザーシート、Xグレードでは19インチタイヤとアルミホイールが選択可能となった。

さらに、2トーンカラーのみに設定されていた人気色のシェルブロンドが、単色でカラーラインアップに追加となった。

90周年記念車は、ルーフレールとフロントのVモーションをカッパー色化。ブラックカラーにカッパーストライプがデザインされたドアミラー、流行りのブラック化した18インチアルミホイール、「リモコンオートバックドア」を標準装備した。

シート地には、「テーラーフィット」にカッパー色のステッチを施し、90th Anniversaryのタグとともに特別感を演出している。

日産エクストレイル90周年記念車

日産エクストレイル90周年記念車

日産エクストレイル オーテック
日産エクストレイル オーテック

日産エクストレイル エクストリーマーX
日産エクストレイル エクストリーマーX

 

 

装備向上分なりの価格アップ

 

エクストレイルの仕様向上を受け、オーテックの「エクストリーマーX」も変更を受けた。エクストレイル「AUTECH」、エクストレイル「エクストリーマーX」ともに、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」 と「インテリジェント ルームミラー」を全車標準装備。NissanConnectナビゲーションシステムにHDMI端子を設定するなど、使い勝手の向上を図っている。

仕様向上したことで、車両価格もアップしている。上級グレードであるエクストレイルG e-4ORCE(2列)の価格は4,752,000円。仕様向上前の価格より3,300円のアップとなった。このグレードは、「インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)」 と「インテリジェント ルームミラー」がすでに標準装備なので、価格はアップわずか。

その一方で、エントリーグレードS e-4ORCEの価格は3,851,100円。こちらは、仕様向上前に比べ91,300円の価格アップとなっている。エントリーグレードなどでは、装備向上なりの価格アップとなった。

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日産エクストレイル価格

■FF(前輪駆動)車

・S  3,601,400円

・X  3,840,100円

・G  4,451,700円

・X 90周年記念車  4,043,600円

・AUTECH 4,579,300円

・AUTECH Advanced Package   5,032,500円

■e-4ORCE(4WD)

・S e-4ORCE(2列)  3,851,100円

・X e-4ORCE(2列)  4,140,400円

・G e-4ORCE(2列)  4,752,000円

・X e-4ORCE(3列)  4,271,300円

・X e-4ORCE 90周年記念車(2列)  4,343,900円/(3列) 4,474,800円

・AUTECH e-4ORCE(2列) 4,841,100円/(3列)  4,972,000円

・AUTECH e-4ORCE Advanced Package(2列) 5,332,800円

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