2025年モデル「フェアレディZ」は、SOSコールが全車標準装備され安全性能が向上!
日産は、スポーツカーの「フェアレディZ」2025年モデル、「フェアレディZ NISMO」2025年モデルを、来年2月より発売すると発表した。また、一時停止していた新規注文の受付を11月下旬より再開する。
ただし、本年度の生産数には限りがあるため、11月下旬より開始する注文受付台数には上限を設けている。
そして、人気モデルである「フェアレディZ NISMO」は、注文を受ける500台を対象に、メーカーによる抽選を行う。受付方法の詳細、および次回以降の注文受付については。各販売会社に要問い合わせとなった。
日産フェアレディZは、2022年に登場した。このモデルは、やや複雑。新エンジンや新ミッションなどを搭載し、ほぼフルモデルチェンジといえ内容だった。しかし、型式が先代のZ34と同じため、フルモデルチェンジというより、大幅マイナーチェンジ的な扱いとなっている。
この新型フェアレディZの人気は高く、発売直後から注文が殺到。コロナ禍も加わり、発売直後に受注が停止する状態になった。
その後、2023年8月には2024年モデルのフェアレディZを発表。この2024年モデルから待望の「フェアレディZ NISMO」が加わった。
そして、今回発表された2024年モデルのフェアレディZでは、SOSコールを全グレードに標準採用。また、ボディカラーを一新。ワンガンブルー、ミッドナイトパープル、バイブラントレッド/スーパーブラック 2トーン、ブリリアントホワイトパール/スーパーブラック 2トーンを含む全11色を設定。「フェアレディZ NISMO」も継続販売となっている。
本当に欲しい人が買えないジレンマ。どうする超長期納期? 転売ヤー対策!
受注が開始されたとはいえ、すぐに受注停止となる可能性が高い新型フェアレディZ。納車も超長期化も予想される。さらに、環境問題で電動化が進み純ガソリン車の継続販売が年々難しくなっている現状を考えると、いつフェアレディZも生産終了となるか分からない。こうなると、購入を考えている時間はない状態だ。
だが、欲しくてもフェアレディZが買えない人が多い。それは、フェアレディZの受注停止や超長期納期により、多くの転売ヤーが注文しているからだ。そのため、中古車マーケットでは、多くの未使用車のフェアレディZが並び、新車価格を超える価格で販売されている。つまり、本当に欲しい人にフェアレディZが届いていない状態が続いているだ。
これは、単に転売ヤーが悪いというだけでは済まされない。安定した生産により、納期が通常化すれば、中古車価格やリセールも落ち着きを戻し、転売ヤーが参入するメリットが無くなる。こうした異常な中古車マーケットは、メーカーにも責任がある。こうした異常事態が早急に収束するよう期待したいところだ。
日産フェアレディZ新車価格
■6速MT車
・フェアレディZ 5,497,800円
・フェアレディZ Version S 6,347,000円
・フェアレディZ Version ST 6,759,500円
■9速AT車
・フェアレディZ 5,497,800円
・フェアレディZ Version T 5,959,800円
・フェアレディZ Version ST 6,759,500円
・フェアレディZ NISMO 9,302,700円
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