横滑り防止装置の標準装備化されれば、さらに魅力的に!
スズキ ソリオは、コンパクトカーのワゴンRのような存在で、小さなボディながら背の高いスタイルとすることで、上方に余裕のある空間を確保。両側にスライドドアを持ち、コンパクトカーでありながら、長い室内長を生かし、後席左右が独立したリクライニング機能や前後スライドなどをもち、快適な居住空間を作り上げている。ただし、燃費に対しては、過酷な戦いで鍛えあげられているワゴンRほど熱心ではないことと、1,765mmという高い車高の影響もあり、アイドリングストップ機能付きで21.8km/Lとなっている。
今回発売された特別仕様車スズキ ソリオ BLACK&WHITEIIは、車体色を黒と白の2色設定とし、質感の高いチタン色のフロントグリルとヘッドランプ、ガンメタリックのバックドアガーニッシュ、存在感あるデザインのアルミホイール等を採用することで、シャープかつ引き締まった印象を際立たせたエクステリアとした。
インテリアには、黒と白のチェック柄の専用ルームミラーカウルに加え、黒とグレーのチェック柄を随所に施した内装や質感の高いスエード調の専用シート表皮等を採用するなど、内外装を「BLACK&WHITE」の名称に合わせた色調でまとめた。
また、ディスチャージヘッドランプ、後席右側パワースライドドア、ステアリングオーディオスイッチをセットでメーカーオプション設定としている。
全体的に、若年層向けの設定が施されていて、クールな印象をアピールしている。FF車で、1,575,000円という価格も、後席左側のパワースライドドアやサイドエアバッグの装備や専用装備を考えると納得のいく価格。ただ、アイドリングストップ機能が付くと、1,669,500円と急に高価になる。アイドリングストップ車は、横滑り防止装置ESPも同時装備となるためだ。これは、他のグレードでも同じ。つまり、スズキ ソリオ BLACK&WHITEIIにも、横滑り防止装置の標準装備化は見送られたことになる。横滑り防止装置は、既存車種でも、2014年10月以降には法律で装備に追加する必要がある。
さらに、魅力的なオプションであるディスチャージヘッドランプ、後席右側パワースライドドアなどを装備すると、108,150円高。さらに、パールホワイト塗装車は21,000円高というおまけ付きだ。アイドリングストップ付き、オプション付き、パールホワイトとなると、車両価格は約180万円。ひとクラス上になるが、簡素な装備ながら高価なフリードが狙える価格帯になる。また、タイプは違うが、フィット ハイブリッドもターゲットに入る。スズキ ソリオ BLACK&WHITEII横滑り防止装置装置付きで、1,575,000円ならお買い得といえるだろう。スズキのもうひと頑張りに期待したいところだ。
スズキ ソリオBLACK&WHITEII特別仕様車、価格、装備、燃費など
■エクステリア
チタン色のフロントグリル[スケルトンタイプ]及びヘッドランプ。
フロントフォグランプベゼル内の白色のLEDイルミネーション。
LEDサイドターンランプ付のドアミラー。
リフレクターにメッキを施したリヤコンビネーションランプ。
バックドアガーニッシュ[ガンメタリック塗装]。
存在感あるデザインの15インチアルミホイール[ガンメタリック塗装]。
「BLACK&WHITE」エンブレム(左右フロントフェンダー)。
車体色は黒色(ブルーイッシュブラックパール3)と白色(パールホワイト)の全2色を設定。
■インテリア
黒と白のチェック柄を施した専用ルームミラーカウル。
ピアノブラック調のインパネセンターガーニッシュ。
シルバーステッチを施した本革巻ステアリングホイールと本革巻シフトノブ。
背もたれと座面の中央部分に黒とグレーのチェック柄を施した、「BLACK&WHITE」ロゴの刺繍が入った専用シート表皮[ラックススエード
黒とグレーのチェック柄を取り入れた専用フロアマット。
黒とグレーのチェック柄を施した専用インパネトレーマット(保冷機能付助手席アッパーボックス、助手席インパネトレー、センター部インパネトレー)。
■装備
リクエストスイッチ及び携帯リモコンキーで施錠すると、自動でドアミラーを格納する、リモート格納ミラー。
運転席シートヒーター(2WD車。4WD車は標準装備)。
オートライトシステム付ディスチャージヘッドランプ、後席右側パワースライドドア[挟み込み防止機構付]、ステアリングオーディオスイッチを、セットでメーカーオプション設定。
<スズキ ソリオ BLACK&WHITEIIの価格と燃費>
・2WD 1,575,000円 燃費20.6km/L
・4WD 1,694,700円 燃費18.8km/L
・アイドリングストップ 2WD 1,669,500円 燃費21.8km/L
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