見た目はキープコンセプトだが中身は大きく進化
スズキはコンパクトカー「スイフト」をフルモデルチェンジし8月26日より発売した。今回のフルモデルチェンジは、いわゆるキープコンセプト。一見、それほど大きく変わった印象は受けないが、デザインや走り、そして環境性能すべてをレベルアップさせているという。
新型スイフトのデザインは、ひと目でスイフトとわかるものとされたが、よりダイナミックでエモーショナルなものとされた。縦長の大きなヘッドライトやU字をモチーフにしたフロントマスクがとても印象的だ。プラットホームは新開発のものとされ、高張力鋼板を積極的に使用することで軽量化(FF/CVT車で10kg)と、約15%のねじり剛性アップを両立させた。このため、定評のある走りはもちろん、燃費の良さも実現した。
新型スイフトのデザインは、ひと目でスイフトとわかるものとされたが、よりダイナミックでエモーショナルなものとされた。縦長の大きなヘッドライトやU字をモチーフにしたフロントマスクがとても印象的だ。プラットホームは新開発のものとされ、高張力鋼板を積極的に使用することで軽量化(FF/CVT車で10kg)と、約15%のねじり剛性アップを両立させた。このため、定評のある走りはもちろん、燃費の良さも実現した。
デザインはキープコンセプトで、ひと目でスイフトとわかるもの。フェンダーまわりなどは立体的な造形で、より躍動感を感じるフォルムへと生まれ変わっている。
快適&便利な装備を充実させた
新型スイフトのインテリアは、コンパクトカーらしく実用性を重視している。だがセンターコンソールまわりは立体的な造形で、エクステリア同様、ダイナミックな印象を与えてくれる。
シートは剛性を高めると同時に調整幅を拡大。チルト&テレスコピックステアリングを採用したことで、どのような体格の人でも適切なドライビングポジションを取りやすくなった。またフロントシートバックの形状を工夫することで後席ひざまわりのスペースを20mm拡大するなど、居住性も高められた。
装備面では、全車にキーレスプッシュスタートシステムを標準装備している。上級グレードのXSにはクルーズコントロールやフロントマップランプを採用。またHIDヘッドランプ装着車にはオートライトシステムを採用するなど、コンパクトカーらしからぬ装備も満載だ。
さらに新プラットホームのおかげで、走行中の振動の発生と伝達を低減。吸音材や制振材の最適配置で軽量化と静粛性を両立するなど、快適性も一段とレベルアップしている。
シートは剛性を高めると同時に調整幅を拡大。チルト&テレスコピックステアリングを採用したことで、どのような体格の人でも適切なドライビングポジションを取りやすくなった。またフロントシートバックの形状を工夫することで後席ひざまわりのスペースを20mm拡大するなど、居住性も高められた。
装備面では、全車にキーレスプッシュスタートシステムを標準装備している。上級グレードのXSにはクルーズコントロールやフロントマップランプを採用。またHIDヘッドランプ装着車にはオートライトシステムを採用するなど、コンパクトカーらしからぬ装備も満載だ。
さらに新プラットホームのおかげで、走行中の振動の発生と伝達を低減。吸音材や制振材の最適配置で軽量化と静粛性を両立するなど、快適性も一段とレベルアップしている。
インテリアは広々しており、運転席からの視界もいい。シート表皮は「流れと揺らぎ」を表現したもので、上質さも感じられる。シートの造りはヨーロッパ車的で、しっかりしている。パッケージングも見直されたことで居住スペースはもちろん、ラゲッジも十分なスペースが確保されている。
新1.2リッターエンジンと副変速機付きCVTでエコ性能もアップ
新型スイフトのエンジンは、全車1.2リッターの直4を搭載する。スペックは91ps/12.0kg-mと目立つところはないが、吸排気にVVTを採用し、フリクションロスの低減や軽量化も図られたエコエンジンだ。
ミッションは、最近採用を拡大している副変速機付きのCVTを4WDも含めた全車に採用した。FF車には5速MTも用意されている。この副変速機付きCVTは、低速域の力強い走りと燃費の良さを両立させるもの。10・15モード燃費は23.0km/l(FF/CVT)をマーク。全モデルでエコカー減税の対象となっている。
走りでは新プラットホームの採用とともに、リヤサスの改良で剛性をアップしつつ、軽量化を果たしている。ステアリングは可変ギヤレシオ式とすることで、街中での操作性とリニアでシャープなハンドリングを両立させている。
安全装備は全車に運転席&助手席エアバッグを標準装備。上級グレードのXSにはサイド&カーテンエアバッグとESP(横滑り防止装置)が標準となるが、その他のグレードではオプションでも用意されていないのは残念な部分だ。
価格はXG(FF/5速MT/CVT)の124.425万円〜XS(4WD)の165.375万円
ミッションは、最近採用を拡大している副変速機付きのCVTを4WDも含めた全車に採用した。FF車には5速MTも用意されている。この副変速機付きCVTは、低速域の力強い走りと燃費の良さを両立させるもの。10・15モード燃費は23.0km/l(FF/CVT)をマーク。全モデルでエコカー減税の対象となっている。
走りでは新プラットホームの採用とともに、リヤサスの改良で剛性をアップしつつ、軽量化を果たしている。ステアリングは可変ギヤレシオ式とすることで、街中での操作性とリニアでシャープなハンドリングを両立させている。
安全装備は全車に運転席&助手席エアバッグを標準装備。上級グレードのXSにはサイド&カーテンエアバッグとESP(横滑り防止装置)が標準となるが、その他のグレードではオプションでも用意されていないのは残念な部分だ。
価格はXG(FF/5速MT/CVT)の124.425万円〜XS(4WD)の165.375万円
エンジンは1.2リッター直4のみ。ミッションは副変速機付きCVTがメインで、FF車には5速MTも用意される。ベースモデル以外は16インチのタイヤ&アルミホイール(写真)を装備している。
代表グレード | スズキ スイフト XL(FF/CVT) |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 3850×1695×1510mm |
車両重量[kg] | 990kg |
総排気量[cc] | 1242cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 91ps(67kW)/6000rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 12.0kg-m(118N・m)/4800rpm |
ミッション | CVT |
10・15モード燃費[km/l] | 23.0km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 131.775万円 |
発売日 | 2010/8/26 |
レポート | CORISM編集部 |
写真 | オフィスマッシュルーム |
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(レポート:CORISM編集部)
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