後悔、不要だった?ミニバンを買ってはいけない場合を解説

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【生活・文化】2023/01/09

トヨタ ヴォクシー

ミニバンを買ってはいけないタイプとは?

 

何かと便利なミニバンだが「失敗した!」「後悔した!」という声もある。今回は、主にMクラスとLクラスのミニバンでありがちな例を紹介する。購入の際の参考にしてほしい。

 

日本独自のモデルとなったミニバン

 

世界中がSUV人気で沸く中、日本国内では相変わらずミニバンの人気が堅調だ。

特に2022年度はミニバンの当たり年で、以下の車種がフルモデルチェンジしている。

1月…トヨタ ヴォクシー&ノア

5月…ホンダ ステップワゴン

2022年度内…日産 セレナ(予想)

ミニバンが生まれた背景に、フルサイズバンがある。北米由来の、全長が5mを楽々超えるようなボンネット付き箱型モデルのことだ。

その後シボレーが、全長5m弱のコンパクト化したアストロなどを登場させた影響などによって、ミニバンというカテゴリーが誕生したとされている。特に話題となったのが、1995年に登場した2代目アストロだ。両側スライドドアをもち、日本でも人気となった。

こうした影響を受け、日本でもミニバンが続々と開発された。その後、日本の独自カテゴリーとして進化を続け、ほぼ日本専用車として開発されるようになった。海外などでは、あまり販売されていない。

トヨタ ノア
トヨタ ノア

 

購入失敗例3、ミニバンは新車? それとも中古車? お勧めは? など、続きをcar-topicsで見る

 

 

日本のミニバンの主な特徴は以下の通りだ。

 

・日本人のための装備、使い勝手(痒い所に手が届く)

・ボディサイズや車種が豊富

・多人数乗車が可能(6~8人乗りが中心)

・室内が広く余裕がある

・両側スライドドアの使い勝手がよい

 

使い勝手が良いミニバンでも、選び方を失敗してしまい後悔をしてしまう場合もある。具体例を3つ紹介する。

 

ミニバン購入の失敗例1

 

高級Lクラスミニバンを買ったものの、妻がクルマに乗らなくなった・・・

小さい子どもがいる家族にとって、ミニバンは憧れのクルマのひとつだろう。家族全員でのレジャーには、確かにベストな選択だ。また、子供の野球やサッカーなど、友達も乗せて送迎という使い方もでき、コミュニケーションツールとしての役割もある。

しかも、それがLクラスの上級ミニバンなら満足度は非常に高い。Lクラスミニバンでは、圧倒的な人気を誇るアルファードのひとり勝ち。その他、ヴェルファイアや日産エルグランドがある。

ところが、まさかのどんでん返しが起きる時がある。例えば、アルファードを買ったはいいが、ボディサイズが大き過ぎて、妻が運転に辛さを感じてミニバンに乗らなくなった、という話もよくある。

アルファードの全長は4,935~4,950mmと大きく、全幅も1,850mmもある。クルマに乗り慣れた男性でも、このサイズのモデルに乗るときは、やはり気を使う。大きなクルマに乗り慣れていない女性がいきなり乗りこなすのは難しい。運転したくなくなるのも当然のことだ。

結局、妻の普段使い用に、軽自動車を買い増しすることも・・・。メインで使う人が、苦労せずに運転できるボディサイズかどうか、というのも購入前の重要なチェックポイントだ。

もちろん、大きなクルマに乗り慣れていないから買ってはいけないということではない。

女性は男性以上に自動ブレーキなどの予防安全装備や、カメラ映像で車両の周囲がひと目で分かり、後退時など安全で運転しやすくなる運転支援機能などを重視する傾向がある。自動駐車機能などがあれば更によいだろう。こうした機能をしっかりと伝えて、上手く使えるように導くと、せっかく買ったLクラス高級ミニバンに乗らなくなる可能性は低くなるだろう。

購入失敗例3、ミニバンは新車? それとも中古車? お勧めは? など、続きをcar-topicsで見る

 

 

Lクラスミニバンはこんな人にお勧め!

 

Lクラスミニバンのお勧めモデル:トヨタ アルファード

その他のLクラスミニバン:トヨタ ヴェルファイア、日産エルグランドなど

・とにかく広い室内が欲しい

・後席モニターなど、豪華装備が好き

・家の駐車場が広い(Lサイズのミニバンはバックドアが大きいので、後方に一定のスペースがないと開かない)

・5人以上乗車することが頻繁にある

・生活の足として、軽自動車やコンパクトカーがある

・都市部へあまり行かない(全高が高いため、都市部の立体駐車場には入らないケースが多い)

・燃費は気にならない

・子どもが小学生以下(中学生以上になると、一緒にクルマに乗る機会が激減することが多い)

・乗り心地重視(高額車が多いので、乗り心地がよいモデルが多い)

トヨタ アルファード
トヨタ アルファード

 

 

ミニバン購入の失敗例2

 

「流行っているから」Mクラスミニバンを買った

このパターンは独身若年層に多い傾向がある。ミニバンが好きで、カスタマイズを楽しむなど目的がハッキリしているのであれば問題ない。だが、単に流行っているからという理由だけで独身若年層がミニバンを買うと、かなり非効率なことになる。

比較的手が出しやすいMクラスミニバンには、トヨタ ヴォクシー&ノア、ホンダ ステップワゴン、日産 セレナなどがある。

例えば、人気のMクラスミニバンであるヴォクシーを買ったとする。主にクルマを通勤などで使うのであれば、燃料費を無駄に払うことになる。

ミニバンは、大きくて重く、空気抵抗も大きいので燃費が悪いからだ。ガソリン価格が高騰し高止まりしているので、燃費は良い方が財布にも優しい。

車体も大きいので、狭い道や駐車場では気を使う。従来、ヴォクシーは5ナンバーミニバンとも呼ばれ、日本の狭い道でも使いやすい全幅1,695mmだった。しかし現在、全幅は広がり1,730mmとなっている。

独身若年層でも趣味でたくさんの荷物を積んだり、車中泊で旅行などに使ったりする場合、Mクラスミニバンに乗るメリットもある。

だが、通勤や買い物などの通常の使い方であれば、3列目シートを使うことはほとんどなく、せっかくの広さが活かしきれないので非効率だ。

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ホンダ ステップワゴン
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