日産エクストレイルvsスバル フォレスター徹底比較・評価の目次
失敗・後悔しないためのエクストレイル&フォレスター選び方
ミドルサイズSUVは、快適な居住スペースや広い荷室、優れた走行性能と乗り心地がウリ。ボディサイズは、全幅1,800mmを超えるモデルがほとんどで、狭い日本の道ではやや扱いにくい面もある。
しかし、そのボディサイズの恩恵で、SUVらしいタフネスさを感じるスタイリングになっているので、仕方がない部分でもある。
このミドルサイズSUVカテゴリーは、トヨタ車の人気が高い。2022年度の新車販売台数ランキングでは、ハリアーが1位。2位にRAV4、3位にCX-5、4位にフォレスター、5位にエクストレイルと続く。エクストレイルは、フルモデルチェンジ直前と直後の時期だったため、この順位に終わっているが、2023年は大幅に販売台数を積み上げていき上位に進出するだろう。
そこで、今回は最新のミドルクラスSUVであるエクストレイルとモデル後期ながら、根強い人気を誇るフォレスターを徹底比較・評価した。エクストレイルもしくはフォレスターの購入後、後悔・失敗したと思わないための、クルマ選びの参考にして欲しい。
※フォレスターの画像は2018年デビュー時前期モデル。記事の内容は後期モデルで比較しています。
量産世界初! 可変圧縮比ターボエンジン+e-POWERの走行性能
日産エクストレイルの特徴
T33型日産エクストレイルは、2022年7月にフルモデルチェンジし4代目となった。
従来のキャッチフレーズは「タフギア、アドバンスド・テック」であった。4代目には「Refined(上質)」が加わり、カジュアルなタフギアというよりは、ラグジュアリーSUV系にややシフトしている。
搭載されたパワーユニットは、日産が得意とするシリーズハイブリッドシステムであるe-POWERだ。発電用エンジンには、量産世界初の可変圧縮比機能をもつ1.5L直3 VCターボエンジンが搭載されている。3気筒エンジンながら、振動も少なくスムースなエンジンで音質も良好だ。4代目エクストレイルをより上質なSUVとした立役者でもある。
後輪には高出力のモーターを設置。さらに4WD技術「e-4ORCE」によって、前後輪のモータートルクを自在にコントロールし、ドライバーの意のままに走ることができるようになった。
カーボンニュートラル時代らしく、日産はEVのイメージも強まっている。そのためT33型エクストレイルには、純ガソリンエンジンの設定をしていない。こうした設定は高く評価できる。
高い運動性能を誇る、SUVのパイオニア
スバル フォレスターの特徴
SK系5代目スバル フォレスターは、2018年7月に登場した。初代フォレスターは1997年に登場したSUVのパイオニア的存在だ。
5代目フォレスターから、最新プラットフォームであるSGP「SUBARU GLOBAL PLATFORM」が採用され、運動性能が飛躍的に向上した。
デビュー時は、自然吸気の水平対向4気筒の2.5Lエンジンと2.0Lエンジン+小さなモーターを組み合わせた「e-BOXER」が投入された。
2020年には.8Lターボが追加され、2.5Lエンジンが姿を消した。最新モデルでは、2.0Lのe-BOXERと1.8Lターボの2タイプが用意されている。
2021年の改良では歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージ「アイサイト」がバージョンアップされている。
運動性能や使い勝手に優れるフォレスターだが、電動化が大きく遅れている点が物足りない。1モーター式でわずかな出力しかないモーターを使うため、走りや燃費へのメリットが少ないのだ。燃費は14.0km/L(WLTCモード)と、ハイブリッド車としては低い数値だ。1.8Lターボの燃費が13.6km/Lなので、その差はわずかである。
燃費性能はエクストレイルの圧勝!
1.燃費比較
エクストレイルの評価 4.0
フォレスターの評価 2.0
T33型日産エクストレイルと、SK系スバル フォレスターの燃費は以下の通り(WLTCモード)。
FF | 4WD | |
---|---|---|
エクストレイル1.5L e-POWER | 19.7km/L | 18.3~18.4km/L |
フォレスター 2.0L e-BOXER | - | 14.0km/L |
フォレスター1.8Lターボ | - | 13.6km/L |
燃費性能ではエクストレイルの圧勝だ。フォレスターの「e-BOXER」は小さな出力の1モーター式のハイブリッドシステムなので、最新のハイブリッド車とは比べ物にならないほどの差になっている。
残念なことに、エクストレイルの燃費もクラストップではない。トヨタRAV4ハイブリッドの燃費は20.3~20.6km/L(4WD)、ホンダCR-Vは20.2km/L(4WD)だ。
強いて言うなら、フォレスターの1.8Lターボ(13.6km/L 4WD)とマツダCX-5の2.5Lガソリン(13.0km/L 4WD)を比較すると、若干フォレスターが勝っている。燃費を重視するなら、フォレスターは選びにくい。
フォレスターのコスパ際立つ!
2.価格比較
エクストレイルの評価 3.0
フォレスターの評価 4.0
日産エクストレイルとスバル フォレスターの新車価格帯は以下の通り。
エントリーグレード | ハイエンドグレード | |
---|---|---|
エクストレイル 1.5L e-POWER | 3,198,800円(S FF) | 4,499,000円(G 4WD) |
フォレスター 2.0L e-BOXER | 2,992,000円(ツーリング4WD) | 3,630,000円(STIスポーツ 4WD) |
フォレスターのe-BOXERは簡易タイプの1モーター式なので、コストが低い。そのため、エクストレイルのような最新VCターボを搭載したe-POWERと比べると安価な価格になっている。
エクストレイルのエントリーグレードSは価格を抑えているものの、プロパイロットも外されているなど、装備はかなりシンプルだ。
対するフォレスターのエントリーグレードであるツーリングは、エクストレイルSグレードより少し装備がよく、4WDなので買い得感がある。シンプルな装備でよいと割り切れるのなら、コストパフォーマンスに優れたグレードだ。
フォレスターで充実した装備を求めるなら、アドバンスがお勧めだ。アイサイトセーフティプラス(運転支援)も標準装備され、安全性能もアップ。追加で装備したいのはパワーリヤゲートくらいだろう。アドバンスの価格は3,234,000円だ。ツーリングより約24万円高で十分な装備になるので、予算に余裕があるならベストな選択といえる。
フォレスターの中でも走行性能にこだわったSTIスポーツは、一部のファン向けグレードだ。3,630,000円という価格は、それほど安くはない。
エクストレイルは、少々高価だ。Gグレードなら、ほぼ満足いく仕様になるがFF車でも4,298,800円だ。中間グレードのXは3,499,100円と、約80万円もの差がある。
Xの装備は少し物足りなさを感じる。予算が厳しければ、Xを選択して必要なオプションを最低限選択するとよい。
エクストレイルの4WDであるe-4ORCEは、走りの質にこだわる人や降雪地域の人、ウインタースポーツをする人向けだ。
エクストレイルはVCターボエンジンを使ったe-POWERだが、燃費性能はクラスナンバー1という圧倒的なメリットは提示できていない。フォレスターとの燃費差はあるが、10万km走行時の燃料費差で価格差を回収するのも難しい。コストパフォーマンスでは微妙なところだ。
デビューが古いフォレスターに期待
3.購入時の値引き術
エクストレイルの評価 2.5
フォレスターの評価 3.5
日産エクストレイルは2022年7月にデビューしたばかりの新型車なので、しばらくの間は値引きゼロベースだ。しかし、何もしなければ本当に値引きゼロになるので、トヨタ RAV4やトヨタ ハリアー、マツダCX-60などと競合させるのがお勧めだ。
それでも値引きは10万円以下程度となる可能性が強い。現金での値引きが厳しい場合、用品サービスなどに切り替えるとよい。
対するスバル フォレスターは2018年デビューなので、すでにモデル中期から後期へと移行するタイミングだ。こうなると、値引き額はアップ傾向になる。RAV4やフォレスターなどと競合させれば、一定の値引き額が提示されるだろう。
2022年12月現在、新車の納品はコロナ禍の影響で世界的に超長期になっている。だがスバル車の納期は比較的早い。そのため、納期の早さをウリに値引きが少し抑制されている。納期より支払価格が重要という姿勢で商談するといいだろう。
値引きと同様に重要なのが、下取車の売却先だ。コロナ禍で新車納期が超長期化している影響で、高年式中古車の人気が高く、売却価格が大幅にアップしている。新車の納期が確定した場合、下取り店だけでなく必ず買取店でも査定したい。下取店は、中古車マーケットの状況をより細かくチェックしている。下取価格は数か月先の価格を出す傾向が多いが、買取店は今現在の価格を付けるので、より高値で売れる可能性が高い。
できれば、買取店も複数店で査定すれば、下取り車の本当の価値がより明確になる。最終的に、最も高値を付けたところで売ればいい。
ゴリゴリのタフネス系フォレスターVS上質感あるエクストレイル
4.デザイン比較
エクストレイルの評価 4.0
フォレスターの評価 3.5
4代目となるT33型エクストレイルは、歴代コンセプトの「タフギア」に「上質」が加わった。そのため、歴代エクストレイルの中で最もラグジュアリーSUV感が強い内外装となっている。
外観デザインには、上部に細いLEDポジションランプとターンランプを配置し、最新のSUVトレンドを取り入れている。下段にメインランプを配置し、安定感を表現した。
リヤコンビネーションランプは、先代エクストレイルをイメージさせるデザインだ。無垢のインナーレンズに、日本の伝統的な切子パターンからインスピレーションを得た精密でキラキラと光り輝く加工が施され、上質さを演出している。
「く」の字型のCピラーは、SUVらしい力強さを感じさせる。
対するスバル フォレスターは、スバル車共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”に基づき、SUVらしい存在感、力強さ、機能性を表現している。
その上で、SUVらしいたくましさや躍動感、豊かな荷室空間や機能性の高さを、モダンキュービックフォルムで表現した。全体的にゴツゴツしたタフなイメージが強い。塊感もあり重厚な存在感を放っている。
都会的でスタイリッシュなSUVが多い中、フォレスターはオフロード的タフネスなデザインで、独自性をアピールしている。フォレスターのデザインは実用性も兼ね備えており、視界もよく、荷室の使い勝手もよい。
エクストレイルとフォレスターのデザインを比較すると、少々方向性が異なる。
エクストレイルはタフギアをコンセプトとしているものの、ややラグジュアリーSUV系だ。対するフォレスターはゴリゴリのタフネス系。このあたりは、好みによる。どちらもよいデザインといえるが、エクストレイルの方が新しいため、やや洗練性さで上回るように見える。
室内の広さ、使い勝手で上回るエクストレイル
5.室内空間と使い勝手
エクストレイルの評価 4.5
フォレスターの評価 3.5
日産エクストレイルのボディサイズ、ホイールベース、室内サイズ、荷室容量は以下の通り。
【エクストレイル G e-4ORCE】
全長×全幅×全高 | 4,660mm×1,840mm×1,720mm |
---|---|
ホイールベース | 2,705mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1,990mm×1,540mm×1,255mm |
荷室容量 | 575L |
スバル フォレスターのボディサイズ、ホイールベース、室内サイズは以下の通り。
【フォレスター アドバンス】
全長×全幅×全高 | 4,640mm×1,815mm×1,715mm |
---|---|
ホイールベース | 2,670mm |
室内長×室内幅×室内高 | 2,130mm×1,545mm×1,275mm |
荷室容量 | 509L |
*室内サイズは、各社独自測定のケースが多いため参考値
室内の広さでは、ホイールベースの長いエクストレイルが優位だ。特に後席や荷室の広さはフォレスターを少し上回っている。
機能面では、エクストレイルは後席シートスライド機能を持つが、フォレスターにはない。さらに、エクストレイルの後席は4:2:4分割だが、フォレスターは6:4分割だ。荷室の使い勝手もエクストレイルが上回る。
エクストレイルは、ハイブリッド車であるメリットを活かし100V/1500Wのコンセントが一部グレードに用意されている。キャンプなどで家電製品が使えたり、車内でPCやゲームの電源に使える他、災害など停電時にも役に立つ。同時に複数のスマートフォン充電が可能なのはもちろん、家電製品が使えるので炊飯器やレンジ、暖房・冷房機器も使える。もしもの時に電源車となるので、頼りになる機能だ。
狭い駐車場などでの扱いやすさの指標となる最小回転半径は、両車5.4mとなかなか良好な数値といえる。大きな車体の割には、扱いやすいと感じるはずだ。
交差点内での衝突リスクを下げるフォレスター
6.安全装備の比較
エクストレイルの評価 3.5
フォレスターの評価 4.0
日産エクストレイルの自動ブレーキは、自転車と昼夜の歩行者を検知する。
対するスバル フォレスターの予防安全装備パッケージ「アイサイト」は、歩行者と自転車に加え交差点内右左折時の歩行者、右折時の対向車にも対応する。自動ブレーキ機能はフォレスターが上回っている。
緊急時に役立つSOSコール機能は、エクストレイルS系グレードで装備不可、X系グレードでオプション、G系グレードで標準装備だ。しかしフォレスターには装備されていない。
逆に、フォレスターには歩行者エアバッグが標準装備だが、エクストレイルには装備されていない。
エクストレイルのエントリーグレードS系は、予防安全と運転支援装備がやや物足りない。以下の機能などが装備不可だ。
インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)
BSW(後側方車両検知警報)
RCTA(後退時車両検知警報)
プロパイロット(車線を維持しながら前走車に全車速で追従走行)
フォレスターは、エクストレイルのBSIと同様の機能が一部オプションなど、一長一短だ。だがフォレスターは、以下の機能が標準装備であることを評価すると、わずかだがエクストレイルを上回っている。
交差点内での自動ブレーキ機能
他人を傷付けない歩行者エアバッグ
全車速前走車追従機能
何を重要視するかで異なる評価
7.走行性能の比較
エクストレイルの評価 4.0
フォレスターの評価 3.5
日産エクストレイルの出力、車重は以下の通り。
モーター(フロント/リヤ) | 204ps&330Nm/136ps&195Nm |
---|---|
1.5Le-POWERシステム出力 | 204ps |
車重(FF/4WD) | 1,740~1,780kg/1,840~1,880kg |
スバル フォレスターの出力、車重は以下の通り。
2.0L e-BOXER | 145ps&188Nm+13.6ps&65Nm(モーター) |
---|---|
1.8Lターボ | 177ps&300Nm |
車重(4WD) | 1,570~1,620kg |
日産エクストレイルのシリーズハイブリッドシステムであるe-POWERは、エンジンで発電し、その電力を使ってモーターで走行する。モーターはアクセルを踏んだ瞬間から最大トルクを発生するため、エクストレイルのアクセルレスポンスは、非常によく力強くてスムースだ。わずかなアクセル開度で、グイグイと速度を上げていく。特に低・中速域では、その真価が発揮され上質なSUVに乗っている感覚が強い。
驚きなのは静粛性だ。1.5Lで可変圧縮比を実現したVCターボエンジンは、3気筒である。一般的に3気筒エンジンは、振動が大きく音も悪い傾向にある。ところがエクストレイルの場合、振動はほとんど感じず、かすかに聞こえるエンジン音もまるで直6エンジンのような心地よさなのだ。通常走行であれば、エンジンが始動したこともかなり意識していないと分からないほど静粛性が高い。エンジン始動の制御も洗練さを増した。停止時には極力エンジンを始動させないため、エンジン音が耳障りに感じることはまずない。
乗り心地は、やや硬めだが快適だ。少し速度が上がった方が、より乗り心地がよくなる印象だ。4WDのe- 4ORCEの制御により、アクセルオフなどの減速時に車体が前方に傾く姿勢をコントロールする。ドライバーや同乗者の視線もブレにくいので、酔いにくい。
ハンドリングは、独自の4WD制御であるe- 4ORCEとブレーキ制御の恩恵で、タイトなカーブでも軽快に走り抜ける。運転が苦手な人でも、運転しやすいと感じるだろう。
スバル フォレスターの2.0L e-BOXERは、とても小さいモーターを1つプラスしたシンプルな機能だ。そのため、モーター走行はとてもエンジン負荷と速度が低い限られた領域に限られる。走行中もモーターのアシストわずかに感じるか、微妙な走行フィールだ。ほとんど2.0Lガソリンエンジンといえるほどなので、1,640kgの車重に対して、高速道路ではもう少しトルクが欲しいと感じる。
1.8Lターボ搭載車は、2.0L e-BOXERを圧倒する300Nmを発揮する。低速域でわずかにターボラグを感じるが、一旦走り出してしまえば、なかなかパワフルな加速力をもつ。高速道路でのクルージングは、2.0L e-BOXERよりも楽だ。燃費差も2.0L e-BOXERと大差ないので、1.8Lターボを選ぶのがベストだろう。ただ、高回転域はややパンチに欠ける。低中速を重視したチューニングの結果なので仕方がない部分でもある。
乗り心地は、しっかりとした上質なタイプだ。「良いクルマに乗っている」という気持ちになる。
走行性能にこだわるのであればSTI Sportがよい。STIチューニング には日立Astemo製SFRDフロントダンパーを採用した。フロントタイヤの接地感が増していて、より切れ味あるハンドリング性能を実現している。
フォレスターの4WDシステムは、アクティブトルクスプリットを採用している。前後重量配分60:40をベースとして、走行状況によりトルク配分をコントロールする、安定性重視のシステムだ。
このシステムをベースに、スバル独自の4WD制御であるX-MODEが加わる。悪路の場合、X-MODEを選択し、あとはお任せの安心できる走りが魅力だ。
エクストレイルとフォレスターでは、パワーユニットが大きく異なる。エクストレイルは、上質感を重視して静粛性や乗り心地を重視。この部分は、エクストレイルがフォレスターを上回る。しかし、自らクルマをコントロールしている感覚や悪路での走破性はフォレスターが優位だ。
何を重視するかで評価は変わる。ただ、カーボンニュートラルが重要視され、モータードライブ車が中心になる近未来を考えると、総合力ではエクストレイルが勝る。
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短期乗換えを勧めたいほど高リセールバリューを誇るフォレスター
8.リセールバリュー比較
エクストレイルの評価 4.0
フォレスターの評価 4.5
4代目日産エクストレイルは、登場したばかりなのでリセールバリューは今後の人気次第というところだ。だが、コロナ禍による半導体不足や部品不足が長期化するのであれば、高年式の中古車ニーズが高まり続け、非常に高いリセールバリューとなる可能性が高い。もちろん、フォレスターも同じだ。
また、半導体や部品不足が解消された場合でも、3代目エクストレイルの実績からみると、SUVブームの追い風もあり、やや高めのリセールバリューとなるだろう。
フォレスターは、歴代モデルもとても高いリセールバリューを維持。そこに、半導体不足や部品不足が加わっていて、3年落ちのモデルであっても、非常に高いリセールバリューを維持している。3年落ちくらいだと、もはや新車価格並みの中古車価格なので、短期間の乗換えでは大きなメリットになる。積極的に短期乗換えを勧めたいモデルだ。
<レポート:大岡智彦>
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