■2019年4月の新車販売台数(自販連、全軽協調べ)
1)N-BOX系 19,396台( 97.5%)
2)スペーシア 14,529台(118.7%)
3)タント 11,628台(113.2%)
4)プリウス系 11,059台(131.9%)
5)ムーヴ系 10,040台( 85.0%)
6)デイズ系 9,513台(125.1%)
7)ミラ系 7,766台(111.7%)
8)アクア 7,764台( 81.8%)
9)ヴィッツ 7,437台(102.1%)
10)ノート 7,405台( 94.5%)
11)ワゴンR 7,381台( 86.5%)
12)カローラ系 7,335台(126.3%)
13)ルーミー 7,143台( 92.9%)
14)シエンタ 6,999台(114.7%)
15)フィット 6,777台(103.7%)
16)ヴォクシー 6,590台(109.1%)
17)フリード 6,304台(113.7%)
18)アルファード 5,821台(124.4%)
19)アルト 5,735台( 86.3%)
20)タンク 5,654台( 96.6%)
21)セレナ 5,403台( 88.0%)
22)ハスラー 4,796台( 97.9%)
23)ノア 4,390台( 97.6%)
24)C-HR 4,307台( 95.1%)
25)ソリオ 4,186台(101.1%)
26)N-WGN 3,930台( 95.7%)
27)ステップワゴン 3,870台(117.3%)
28)ヴェゼル 3,811台( 94.2%)
29)インプレッサ 3,780台( 98.5%)
30)エスクァイア 3,509台(117.9%)
31)キャスト 3,261台(104.9%)
32)スイフト 3,227台(102.5%)
33)パッソ 3,184台( 88.7%)
34)RAV4 3,136台(-------)
35)ヴェルファイア 3,095台(112.8%)
36)eKワゴン系 3,041台(156.6%)
37)ハリアー 2,884台(103.4%)
38)ジムニー 2,613台(327.4%)
39)フォレスター 2,611台(233.8%)
40)クラウン 2,442台(191.5%)
41)ピクシス系 2,353台( 89.3%)
42)デミオ 2,337台( 84.2%)
43)クロスビー 2,304台( 84.8%)
44)トール 2,152台(118.6%)
45)エクストレイル 2,059台( 78.6%)
46)CX-5 2,017台(103.5%)
47)ランドクルーザーワゴン 1,872台( 71.5%)
48)カムリ 1,868台(144.0%)
49)ウェイク 1,945台(115.2%)
50)N-ONE 1,528台(104.4%)
久しぶりの大幅前年越えをしたスバル
登録車は23万0954台で前年比102.5%の小幅な増加、軽自動車は14万7733台で前年比104.9%とこちらも増加傾向を示した。大型連休の影響で稼働日がやや少なめだった割には悪くない数字ともいえる。
メーカー別に見ると、登録車はいすゞの124.6%、ダイハツの118.8%、三菱の116.5%、スバルの114.6%といったところが大きめの伸び率を記録している。スバルは久々の増加となった。乗用車系ではトヨタが106.9%、ホンダが105.6%、スズキが101.5%などと伸びを示したが、マツダは前年比79.0%と20%以上のマイナス、日産も前年比87.2%と10%以上のマイナスとなった。輸入車は97.1%で微減だった。
デイズ/eKワゴン効果で、大幅に伸びた日産&三菱
軽自動車の販売台数をメーカー別に見ると、新型車効果によって三菱が132.5%、日産が112.2%と大きめの伸びを示し、ほかにホンダが109.9%スズキが105.3%、ダイハツが101.5%となったが、マツダは87.0%、トヨタは88.5%といずれも10%以上のマイナス、スバルは95.2%と5%近いマイナスだった。
銘柄別の販売台数は別掲の通りで、N-BOXが2万台近い台数をまとめて連続して首位を占めている。デイズ/eKワゴンのフルモデルチェンジがあったものの、ランキングへの大きな影響は見られなかった。2位のスペーシアも昨年11月以降は2位の座を続けており、この位置が定位置になりつつある。ただ、これまでは3位との差があまり大きなものではなかったので、2位を維持し続けるには頑張りが必要だ。
好調ダイハツ。新型タントへの期待大!
3位はタントで、かつての売れ筋モデルが最近はやや低調。これは、モデル末期で2019年にフルモデルチェンジが予定されている影響もあるだろう。ダイハツはムーヴ系が良く売れている上に、ミラ系もベスト10の中に名を連ねている。
軽自動車のメーカー別販売台数ではダイハツが首位である。このほかベスト10には6位にデイズ系が入り、合計6車種が軽自動車となった。商用車なども含めた全体で見ると、軽自動車の比率は総販売台数の39%。過去最高には及ばないが高い水準であるのは間違いない。
プリウス、マイナーチェンジ効果で大幅アップ
登録車のトップは4位のプリウス系。マイナーチェンジによってデザインを手直ししたことで、前年比が131.9%と大幅な伸びを記録している。モデルサイクルが長期化しているアクアとヴィッツが7000台レベルで8位と9位に並んでいる。
ノートは10位。ベスト10の圏内にとどまったものの、やや売れ疲れの印象だ。eパワーが人気を集めているとはいえ、モデル自体は相当に古くなっているし、今の日産ディーラーでは新型デイズの販売にも力が入っている。またゴーン元社長の不正経理・特別背任問題などでイメージダウンしていることも影響しているだろう。日産のもうひとつの売れ筋車であるセレナも21位に沈んでいる。
根強い人気のミニバン勢
11位から20位までの車種では、軽自動車は11位のワゴンRと19位のアルトだけになる。ほかはコンパクトカーとミニバンだ。コンパクトカーは12位のカローラ系、13位のルーミー、15位のフィット、20位のタンクという具合にトヨタ車が多く名を連ねている。ミニバンも同様で、14位のシエンタ、16位のヴォクシー、17位のフリード、18位のアルファードと、トヨタ車中心のランキングになっている。いろいろな車種が幅広く売れているのがトヨタの強みである。
21位から30位までの車種では、やっとSUVやクロスオーバー系のモデルが顔を出す。SUVは相変わらず一定以上の人気を集めているものの、車両価格が高めになる分だけ販売台数も伸びにくい面がある。22位のハスラー、24位のC-HR、28位のヴェゼルの3車種が入っている。ミニバンは前述のセレナが21位、ノアが23位、ステップワゴンが27位、エスクァイアが30位に入っていて、SUVよりもミニバンのほうが目立つ印象だ。
新型トヨタRAV4の動向にも注目!
前年に比べた販売の伸び率で見ると、新型車効果のあるクルマが中心になる。20%以上の伸びを示したクルマは、6位のデイズ系、12位のカローラ系、18位のアルファード、36位のeKワゴン系、38位のジムニー(軽自動車)、39位のフォレスター、40位のクラウン、48位のカムリといったあたりである。アルファードとクラウンを除くと、フルモデルチェンジやバリエーション追加のあったクルマばかりだ。
その他、トヨタRAV4も34位に入った。新型車ということもあり、このクラスのライバルであるCX-5やフォレスターを大きく上回ってのランクイン。本格的に登録が進む5月、6月以降の販売台数にも注目したい。
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