フォルクスワーゲン ゴルフ新旧比較 世界トップレベルの完成度を誇るコンパクトカー

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【イベント・モーターショー】2021/12/19

フォルクスワーゲン ゴルフ8 VS ゴルフ7

 

 

ゴルフ初の電動化! 48Vマイルドハイブリッドシステム搭載

フォルクスワーゲン ゴルフの歴史・概要

 

初代フォルクスワーゲン ゴルフは、1974年に誕生した歴史あるモデルだ。今回のモデルで8代目となる。

初代ゴルフは、日本人にとって最も馴染み深い輸入車と言える。日本マーケットで販売されている単一の輸入車の中で、ゴルフは販売台数ナンバー1の座に君臨していた。

2020年、ゴルフ7モデルの末期はメルセデス・ベンツAクラスに販売台数で敗北したものの、それまで長期間に渡り単一車種で販売台数ナンバー1の座に輝いていた。

歴代ゴルフは、常に世界中の自動車メーカーがベンチマークとしてきた。それほど、完成度が高く多くの人を魅了し続けてきた歴史もある。

先代モデルとなるゴルフ7は、2013年にデビューした。このゴルフ7には、MQBと呼ばれるモジュール型の最新プラットフォームが初採用された。次世代のゴルフは、このゴルフ7から始まったといってもいい。

ゴルフ7は、大幅な軽量化を遂げたモデルだ。MQBの採用により、ボディは23kg、エンジンで最大22kg、足回りで最大26kg、その他の軽量化を含め最大で約100kgもの軽量化に成功した。

こうした軽量化は、年々厳しくなるCO2排出量減に対応したものだ。新開発されたダウンサイジングターボであるTSIと組み合わされ、純ガソリン車としては、優れた低燃費性能を誇った。軽量化により、運動性能も向上している。

8代目ゴルフは2021年6月に登場し、8年ぶりとなるフルモデルチェンジを遂げた。

プラットフォームは、ゴルフ7のMQBを引き続き採用している。

パワーユニットは刷新された。48Vマイルドハイブリッドを搭載したこのモデルは、eTSIと呼ばれている。日本では1.0L直3ターボと1.5L直4ターボエンジンと組み合わされた。ストロングハイブリッドが、もはや普通な存在である日本マーケットでは、少々物足りなさを感じさせる。

 

 

フォルクスワーゲン ゴルフ8
フォルクスワーゲン ゴルフ8

フォルクスワーゲン ゴルフ7
フォルクスワーゲン ゴルフ7

 

 

コンセプト&エクステリアデザイン

 

ひと目でゴルフと分かるデザインを継承しながら、空気抵抗を大幅軽減したゴルフ8

フォルクスワーゲン ゴルフ7にはMQBが採用された。デザインは従来モデルに比べフロントのオーバーハングが短くなり、ボンネットが長くなっている。

歴代ゴルフデザインで共通なのが太いCピラーだ。7代目ゴルフでは、Cピラーが引かれた弓のような形状をしている。このデザイン手法は、2代目および4代目ゴルフへのトリビュート(敬意の表明)の意味も込められている。

ゴルフでも太いCピラーは継承し、力強さを感じさせるデザインだ。ボンネットに入ったキャラクターラインも優雅さを表現している。

ゴルフ8のデザインは、空気抵抗を下げるデザインが採用されている。空気抵抗係数であるCd値は、ゴルフ7の0.3から、ゴルフ8は0.275へと軽減された。空気抵抗は燃費に大きな影響を与えるので、低燃費デザインになった。

フロントフェイスデザインは、歴代ゴルフと共通の水平基調デザインでまとめられ、ワイド感を強調。空気抵抗を減らすためか、ボンネットは前方に向けて急激に落ち込むようなデザインとなっていて、ヘッドライトやグリルはかなり薄く仕上げている。

直近のデザイントレンドは、グリルを大きくし迫力を増す手法。それと逆行するデザインなのだが、むしろ斬新でスポーティに見える。

フェンダーまわりのデザインも、強い面の張りがあり力強さを感じさせ、より高級感のあるデザインとなった。

歴代ゴルフのデザインは、非常に完成度の高い点が特徴でもある。ゴルフ7も同様で、2013年にデビューしたモデルに見えないほど、古臭さを感じさせない。ゴ

ルフ8は、フロントデザイン以外は、ゴルフ7に似たテイストとなっている。大差はないように見えるデザインだ。

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フォルクスワーゲン ゴルフ8
フォルクスワーゲン ゴルフ8

フォルクスワーゲン ゴルフ7
フォルクスワーゲン ゴルフ7

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