ロングドライブでの運転が楽しく疲れにくい、お勧め中古SUV5選! 後悔・失敗しないための中古車選び

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【生活・文化】2023/05/28

三菱エクリプスクロス

 

 

失敗・後悔しないための中古SUV選び。ロングドライブでも楽しく疲れないクルマとは?

 

ロングドライブでは、疲労が蓄積する。しかし、移動中の運転が楽しければ、時間も短く感じるし、ストレスも減り、疲労感も減るものだ。

そこで、今回は長距離移動でもストレスフリーに感じる「運転が楽しく疲れにくい」クルマをピックアップ。今回は、超絶人気カテゴリーのSUVから、手の届きやすい価格帯の中古国産SUV3台と輸入SUV2台を選んでみた。後悔・失敗しないためのクルマ選びの参考にして欲しい。

 

ロングドライブが楽しいSUVの選び方

 

長距離移動を楽しみたいのなら、高い速度域で安定した走りをみせるセダンから選ぶのがよい。だが、セダンの視界はやや低くく、周囲に多くのクルマがいると、視界を塞ぎストレスに感じてくる。

逆にミニバンだと、視界は高く開けるものの、走行安定性にやや欠ける部分があり運転が楽しいとは言えない部分が多い。

そんな一長一短状態なのだが、意外なほどバランスがよいのが、今大ブームのSUV。視界の良さと優れた走行安定性をバランスよくまとめられているからだ。

ロングドライブでの運転が楽しく疲れない要素として、以下を重視した。

ハンドリング性能…高速道路では、直進安定性が重要。ステアリングの修正が多いと疲れの原因になる

安全・運転支援性能…長距離運転での心的、肉体的負担を助けるため

加速性能(走行性能)…高速道路では、アクセルの踏み込み量が少ないほど疲れにくい

 

 

お勧め1:三菱エクリプスクロス(ディーゼル)

 

S-AWCによって幅広い層が運転を楽しめるAWD

三菱エクリプスクロスは走りを楽しみたい人から、運転の苦手な人まで多くの人が安心して走れるモデルだ。スポーツカーのようなドリフト走行も可能なほか、コントロールしやすく、滑りやすい路面での安定感も抜群である。また、悪路走破性も高い。

エクリプスクロスは、2018年に登場した。デビュー時は1.5L直4ターボエンジンのみだった。

お勧めは2019年にデビューした2.3L直4ディーゼルターボエンジン車だ。このエンジンは2020年にPHEVが投入されたことで姿を消しているため、なかなか希少なモデルとなった。

2.3L直4ディーゼルターボエンジンの出力は、145ps&380Nmだ。最大トルクの380Nmを自然吸気ガソリンエンジンに換算すると、約3.8L級に相当するパワフルさを持つ。

燃料は軽油でレギュラーガソリンより約20円/Lも安価だ。燃費は14.2km/L(WLTCモード)と良好なので、燃料費も安価で魅力的だ。ロングドライブでは、財布に優しい。

エクリプスクロス最大の美点は、走行性能の高さだ。S-AWC(Super All Wheel Control)という4WD制御によって、4輪すべてを制御し、走行シーンに合わせた最適な駆動力を得ることができる。このS-AWCと機敏なハンドリングによって、エクリプスクロスはとても楽しく走れる。

 

エクリプスの中古車相場

三菱エクリプスクロスのディーゼル車は、約1年半しか販売されていなかった。そのため、中古車の流通量が少ないのが難点だ。好みの色やグレード、オプションなど、条件が多くなればなるほど中古車探しは難しくなる。条件に優先順位を付け、ある程度のところで妥協する必要があるだろう。

エクリプスクロスディーゼル車の中古車相場は、2019~2020年式でおおよそ260~290万円だ。SUVやディーゼル車は人気があるため、中古車価格は高値を維持している。装備が充実したGプラスパッケージやブラックエディションで、上質な中古車が270万円程度で手に入れることができれば、良い買い物といえるだろう。

高年式車なので、なるべく走行距離が少ない車両を選びたい。約3万km以下であれば、まだまだ新車に近いコンディションで、よい満足度も高くなるはずだ。

三菱エクリプスクロス
三菱エクリプスクロス

 

三菱エクリプスクロス新車情報・試乗評価一覧

 

 

お勧め2:4代目スバル フォレスターXT系

 

加速性能が高く、速さと安全を両立したSUV

先代の4代目スバル フォレスターは、2012~2018年まで販売された。SJ系フォレスターとも呼ばれている。

4代目フォレスターでお勧めしたいのが、FA20型水平対向4気筒ターボエンジンを搭載したXT系モデルだ。出力は280ps&350Nmを誇る。最新の5代目フォレスターの1.8Lターボモデルの出力が177ps&300Nmなので、いかにパワフルか分かるだろう。

アクセルをグッと踏み込むと、もはや並みのスポーツカーなど相手にしないレベルの加速性能を持つ。このクラスのSUVでは、最速レベルといえる実力車だ。

4代目フォレスターには、スバル独自の4WD制御であるX-MODEが搭載されている。抜群のトラクション性能と安定感も加わり、安心して高速移動が楽しめる。雨の日でも安心してアクセルを踏めるので、ストレスフリーだ。

雪道のコントロール性も高く、長時間運転していても疲労は少ない。また、歩行者検知式自動ブレーキなどの予防安全装備パッケージ「アイサイト」も装備しているので安心だ。

ただし、高出力ゆえに燃費は物足りない。燃費値はJC08モードで13.2km/Lだ。燃費は二の次で、とにかく速く楽しく安全に走れることを望む人に向く。

 

フォレスターの中古車購入は整備記録簿を確認しよう

4代目スバル フォレスターは2012年デビューなので、すでに年式が古くなっている。車両によってはそろそろ不具合が出てきてもおかしくない。そのため、まずは積極的に整備記録簿がしっかりしている車両を中心に選択したい。内容を確認して、定期的に整備されている車両を選んだ方がより安心だ。

中でもお勧めは、2015年11月に行われた大幅改良後のモデルだ。アイサイトの機能強化やボディ剛性の向上により、運動性能や乗り心地、静粛性の向上が施された。

4代目フォレスターXT系の中古車価格は、SUV人気の影響もありやや高めだ。2016年式の中古車相場は、約170~220万円。新車価格が約313万円だったので、54~70%にまで価格が落ちている。新車価格の70%だとやや高いので60%以下で良質の中古車が買えれば、よい買い物といえるだろう。

4代目フォレスターXT系は最上級グレードらしく、装備は充実している。後側方車両接近警報など、より安全装備が充実させたオプション、アドバンスドセイフティパッケージ装着車は、さらにお勧めだ。

スバル フォレスター
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スバル フォレスター(SK系)を比較解説

 

 

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お勧め3:2代目マツダCX-5(ディーゼル)

 

ラグジュアリー系で走行性能も良く、運転が楽しめるSUV

2代目マツダCX-5は、2017年に登場した現行モデルだ。初代CX-5は、カジュアルなSUVだったが、2代目CX-5は高級感あるインテリアなど、ラグジュアリーSUVへ変化した。

お勧めは、2代目CX-5のディーゼル車だ。搭載された2.2L直4ディーゼルターボエンジンの出力は、最新モデルで200ps&450Nmと非常にパワフルである。この大トルクにより、高速道路でのクルージングは非常に快適だ。出力に余裕があるので、疲労も少ない。燃費も16.6km/L(WLTCモード、4WD)と良好である。使用燃料は軽油だ。レギュラーガソリンより20円前後も安価である。パワフルなのに燃費がよく、燃料費が安価なのは、とても魅力的だ。

2代目CX-5はラグジュアリーSUVだが、運転していても楽しいモデルだ。とにかくドライバーの操作に対して忠実で正確である。クイックなハンドリングではないが、ステアリング操作に対してしっかりと反応し、ドライバーが思い描く走行ラインを見事なまでにトレースしていく。意のままに走行する感覚は、とにかく運転していて楽しい。ロングドライブも苦にならないだろう。

さらに、質感の高いラグジュアリーなインテリアは落ち着いた雰囲気にまとめられていて、とても快適だ。

 

CX-5の中古車購入はレザーシート標準装備のLパッケージグレードがお勧め

 

2代目マツダCX-5ディーゼルの中古車価格は、SUV人気の影響で高値維持傾向が続いている。ただ、デビューが2017年なので、前期モデルはジワジワと価格を下げている。

2017年式の中古車相場は、約160~270万円とやや幅が広い。新車価格が約278~353万円だったので、中古車価格は新車価格の58~76%にまで下がってきている。やや高めの中古車価格だが、新車価格の65%以下程度で上質な車両が見つかれば、よい買い物といえるだろう。

2代目CX-5ディーゼル車のお勧めグレードは、レザーシートが標準装備されたLパッケージだ。デビュー時の最上級グレードなので、充実した装備が魅力的である。オプションだったボーズサウンドシステムも装備している車両なら、さらにお勧めだ。

<レポート:大岡智彦

 

マツダCX-5
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