中古軽自動車おすすめランキング ベスト5 徹底比較の目次
カテゴリー別におすすめ中古軽自動車を選んでみた
軽自動車選びは、3つのカテゴリーに分類される。最も人気が高いのが、全高が非常に高いスーパーハイト系。両側スライドドアの使い勝手と広大な室内が魅力。
2番目に人気なのが、ハイト系。やや高めの全高をもち、燃費やスペースなどバランス型の軽自動車だ。
そして、3番目がロールーフ系。生活の足的軽自動車で、安価な価格が魅力だ。
今回は、こうした人気を元に中古車らしいコスパなども含めお勧め5台をピックアップした。
おすすめランキング ベスト5
BEST 1 3代目ダイハツ タント
ようやく少し安価になってきた3代目タント
3代目ダイハツ タントは、2013年にデビューした両側スライドドアを装備したスーパーハイト系ワゴンだ。スーパーハイト系は、軽自動車で最も売れているカテゴリーである。
元々、中古軽自動車は人気が高く、価格は高めだ。中でも超人気を誇るスーパーハイト系の中古車価格は非常に高い。ただ、4代目タントが2019年に登場し、3代目タントは徐々に価格が下がり、ようやく中古車らしい価格帯に入ってきている。
圧倒的な開放感&使い勝手を誇るミラクルオープンドア
3代目タント最大の特徴は、Bピラーの無いミラクルオープンドアだ。助手席ドアを開き、同時にスライドドアを開くと、超大開口スペースが出現する。この開口幅により、長い荷物や大きな荷物を積み込むときに、とても便利に使える。
低床フロアと大開口スペースにより、お年寄りなど体が不自由な人や小さな子どもの乗り降りもしやすい。
スマートアシストⅢ装着車がベスト
3代目タントの後期モデルには、歩行者検知式自動ブレーキを含む予防安全装備パッケージである「スマートアシストⅢ」が用意されている。
すでに旧型になっているとはいえ、スマートアシストⅢが装備されたモデルは、優れた予防安全性能を誇る。3代目タントを選ぶ時には、スマートアシストⅢを装備したクルマを選びたい。
3代目ダイハツ タントの価格、燃費、走行性能などを解説。続きをcar-topicsで見る
BEST 2 初代スズキ スペーシア
後期モデルは、燃費に優れるクラス唯一のマイルドハイブリッド搭載
スーパーハイト系である初代スズキ スペーシアは、2013年に登場。2013~2017年末まで発売されたモデルだ。
初代スペーシアは、前期と後期のモデルでパワーユニットが異なる。前期初代スペーシアは、エネチャージと呼ばれるエネルギー回生機能によって低燃費化に成功している。
2015年5月のマイナーチェンジ以降の後期モデルでは、エネチャージからS-エネチャージへ変更されている。マイルドハイブリッドシステムであるS-エネチャージを搭載したことで、初代スペーシアの燃費性能は、当時クラストップとなる32.0km/L(FF、JC08モード)を達成している。このクラスで、マイルドハイブリッドシステムを搭載しているのは初代スペーシアだけだった。
静粛性でもライバル車を凌駕するマイルドハイブリッドシステム
マイルドハイブリッド車は、燃費だけでなく静粛性や快適性にもメリットがある。
アイドリングストップ機能は街中で幾度となく使われるため、大きな音や振動は不快な要因になる。しかし、マイルドハイブリッド車はアイドリングストップからの再始動時に、キュルキュル、ブルンといった大きな音と振動がほとんどない。初代スペーシアは静粛性が高く快適なモデルになっている。ライバル車と乗り比べると、その差はかなり大きい。
安全性能面では、マイナーチェンジで歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートも用意された。
初代スペーシアのマイナーチェンジ前と後では、燃費や快適性、安全性能などが大きな差になっている。そのため、初代スペーシアを選ぶ場合、多少無理をしてでもマイナーチェンジ後のモデルを選んだ方が満足度は高くなる。
初代スズキ スペーシアの価格、燃費、走行性能などを解説。続きをcar-topicsで見る
BEST 3 初代スズキ ハスラー
ユニークさで爆発的なヒットモデルとなった初代ハスラー
初代スズキ ハスラーは、2013年の東京モーターショーで参考出品された。東京モーターショーに登場した初代ハスラーは、数あるコンセプトカーよりも話題になり、2014年1月に発売が開始された。話題のモデルが市販化ということもあり、瞬く間に大ヒットモデルとなる。
スズキにとっては、良い意味での誤算だ。受注台数が生産計画を大幅に上回り、アッと言う間に大量のバックオーダーを抱え、長期の納車待ちが発生したほどだった。
2016年式以降をおすすめする訳とは?
爆発的ヒットモデルとなった、クロスオーバー軽。2016年式以降がおすすめ
人気の理由は、それまでどこにも無かった軽自動車ベースのクロスオーバー車だったからだ。当時、SUV人気が高まっており、SUVテイストをプラスした初代ハスラーはとても新鮮で魅力的に見えた。しかも、遊び心があり愛着がわくユニークなデザインも顧客に支持された。
超人気車だった初代ハスラーは、当然、長期間に渡り中古車も高値で販売されていた。2020年に2代目ハスラーが登場し、しばらく時間も経過した。ようやく中古車価格も下がってきており、買い得感が出てきている。
中古車の初代ハスラーを購入する場合、大きな変更点があるので年式に注意したい。おすすめは、2016年式以降のモデルだ。
2015年にパワーユニットが従来のエネルギー回生機能であるエネチャージから、マイルドハイブリッドのS-エネチャージへ変更された。この変更で、燃費性能は飛躍的に向上している。
さらに、従来対車両のみの自動ブレーキが、歩行者検知式自動ブレーキであるデュアルカメラブレーキサポートに変更された。予防安全性能が大幅に向上している。
こうした2015年の改良による性能の進化幅はかなり大きい。そのため、初代ハスラーを買うなら、2016年式以降がベストといえる。
<レポート:大岡智彦>
初代スズキ ハスラーの価格、燃費、走行性能などを解説。続きをcar-topicsで見る
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