新旧N-BOX、どっちがお勧め? 公開・失敗しないためのクルマ選び
ホンダN-BOX は、2011年に初代モデルが登場して以降、幾度となく新車販売台数ナンバー1を獲得した超人気モデル。
2023年10月6日にフルモデルチェンジを行い、3代目N-BOXが登場した。走行性能や安全性能など、着実に進化を遂げている。
その一方で3代目N-BOXもコンセプトをキープしており、あまり代わり映えしないのも事実。パワーユニットも電動化技術の投入は見送られ、純ガソリン車のみ設定だ。こうなると、価格次第では2代目N-BOXでも十分?と、思うかもしれない。
そこで、新旧ホンダN-BOX、N-BOXカスタムの燃費や価格、走行性能について、徹底比較・評価。心配・後悔しないクルマ選び参考にしてほしい。
ホンダ N-BOX、N-BOXカスタムの歴史・概要
【N-BOX歴代モデル】 | 発表年 | 型式 |
初代 | 2011年 | JF1/2 |
2代目(比較対象の旧型) | 2017年 | JF3/4 |
3代目(新型) | 2023年 | JF5/6 |
初代N-BOXは、ホンダの新型軽自動車「N」シリーズ第1弾として、2011年に登場した。「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という想いを込めて、新設計のプラットフォームとパワートレインが採用されている。
初代N-BOXは、軽自動車の中でスーパーハイトワゴンと呼ばれるカテゴリーに属している。デビュー当時、スーパーハイトワゴンは軽最大級の室内空間とリアにスライドドアを採用した高い利便性で、軽自動車の主力モデルとなりつつあった。
初代N-BOXは、これまでの軽自動車にはない内外装や走りの質感の高さを押し出し、たちまちベストセラーとなった。またホンダ独自のセンタータンクレイアウトによって多彩なシートアレンジが可能な点も人気の理由となった。
2代目となる旧型N-BOXは、2017年に登場した。「日本の家族のしあわせのために」をコンセプトに、ファミリーカーの新しいスタンダードとなることを目指している。先代で支持された広い室内空間やデザインは継承している。
プラットフォームやパワートレインは刷新され、先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」の採用や、新しく助手席スーパースライドシートなどの機能を追加し、優れた走行性能や低燃費、乗り心地を実現している。
そして、2023年にホンダN-BOXはフルモデルチェンジを実施し、3代目新型N-BOXがデビューした。プラットフォームやパワートレインは先代モデルからのキャリーオーバーとなるが、搭載する2つのエンジンはそれぞれ細部まで制御を見直され、同時にCVTも変速制御が見直されている。
新型N-BOXは広い室内空間に加え上質さが感じられるデザインに磨きがかかり、より居心地の良い空間となった。
運転支援システムのホンダセンシングには、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能が追加されている。さらに車載通信モジュール「ホンダコネクト」をホンダの軽自動車で初めて採用した。ユーザーが、より安心・快適なカーライフを楽しめるように進化している。
新型N-BOXは、3世代に渡ってキープコンセプト。カスタムはギラギラ感を抑えたデザイン
コンセプト&外装デザイン比較
標準車の新型N-BOXは、旧型から続く親しみやすさを感じられるデザインを進化させた。シンプルながら街になじむスタイリングとなっており、正統派の進化と言えるだろう。
一方新型N-BOXカスタムは、旧型N-BOXカスタムより押し出し感は抑え気味となっているが、その分質感の高さを表現している。メッキパーツを控え、グロスブラックのパネルや横一文字のライトなどは強さや押し出し感を強調しつつ、新しいカスタム像を表現している。
歴代モデルの特徴である長いドアパネルは、これまで以上にシンプルな面で構成しながら、上品な抑揚を与えている。
また、N-BOXならではの塊感を大切にしながら、リアピラーやルーフとの連続感を創出している。これはサイドのキャラクターラインをリアタイヤ前でキックアップさせることにより実現した。広い室内空間を頑丈な構造体が包み込むような頼もしさが感じられる。
安定感と力強さを生み出す高いベルトラインを継承した。さらに、フロントからリアエンドまでキャラクターラインをストレートに通すことにより、伸びやかな印象を強めている。
ドアパネルは抑揚のある豊かな面質にすることで、上質感を高めている。また、ルーフサイドの見え方にもこだわっており、ホンダの軽乗用車で初となるルーフレザーブレーズを採用している。
フロントフェイスは、瞳をイメージしたヘッドライトで親しみやすさを演出している。またフロントグリルには、インターホンやスピーカーなどの身近な家電製品に採用されている丸穴デザインを採用した。清潔感や新しさを表現している。N-BOXカスタムに比べて押し出し感ではなく、フェイスデザインの短さを感じさせている。
ダイレクトプロジェクト式フルLEDヘッドライトを、ホンダ車として初採用している。ヘッドライトに反射板や遮光板を用いず、レンズの採用のみで、集光・遮光を行うものだ。
横一文字のライトは、左右のポジションランプと中央のアクセサリーランプを繋いで点灯させることで、横幅いっぱいに光る。華美な加飾に頼らずとも、ワイド感や存在感を強めている。
フロントグリルは立体感のある緻密なデザインだ。メッキを控えたグロスブラックのパネルに六角形の吸気口が整然と配置されている。フォーマルな印象を強めるとともに、光の当たり方で表情が変化する質感の高さが特徴だ。
2代目N-BOXは、品格と親しみやすさが感じられるフロントマスクが特徴だ。フロントグリルの開口部を最小限に抑えたシンプルな構成を採用している。その一方で、エッジの効いた仕切り部を随所に設けることで、存在感がありながら軽やかな印象だ。
2代目N-BOXカスタムは、押し出し感と高い品位が共存するフロントマスクが特徴的だ。専用のフロントバンパーでワイド感と押し出し感を強調している。また専用フロントグリルのメッキバーから造形を連続させたヘッドライト内部のポジションランプで、押し出し感の中に高品位なアクセントを与えている。
新型N-BOXの運転支援システムは旧モデルから2つの新機能を追加
予防安全装備の比較
運転支援システム「ホンダセンシング」は、新型ホンダN-BOX/N-BOXカスタム全車に標準装備されており、軽自動車の中でトップレベルの実力を誇っている。
衝突軽減ブレーキCMBSの検知対象は下記のとおりだ。
- 歩行者
- 車両
- 人が乗車して移動する自転車
衝突軽減ブレーキ(CMBS)は、約5km/h以上で走行中に自車との速度差が、約5km/h以上ある車両や歩行者、人が乗車して移動している自転車に対して、衝突するおそれがあるとシステムが判断したときに作動する。停止または減速することにより、衝突回避や衝突被害の軽減を支援する。
旧モデルのホンダセンシングは以下の11の機能を搭載していた。
- 衝突軽減ブレーキ
- 誤発進抑制機能
- 歩行者事故低減ステアリング
- 路外逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール(ACC)
- 車線維持支援システム(LKAS)
- 先行車発進お知らせ機能
- 標識認識機能
- オートハイビーム
- 後方誤発進抑制
- パーキングセンサーシステム
新型N-BOX、N-BOXカスタムのホンダセンシングは、フロントワイドビューカメラと前後8つのソナーセンサーを用いたシステムに刷新されている。旧モデルの機能に加えて、近距離衝突軽減ブレーキ、急アクセル抑制機能を追加し13の機能を採用している。
新機能の近距離衝突軽減ブレーキは、壁などの見落としにより衝突するおそれがある際、運転者のブレーキ操作を支援する。停止または減速することで、衝突回避・被害軽減を支援する機能だ。
急アクセル抑制機能は、システムがアクセルペダルの開度と踏み込み速度から急アクセルと判断した際に、加速を抑制し、音とマルチインフォメーションディスプレイの表示で警告する機能である。
どちらも、近年多発している高齢者のペダル操作ミスによる事故防止に効果を発揮する機能と言える。ユーザーの年齢層が幅広い軽自動車のN-BOX/N-BOXカスタムは、上級車に匹敵する予防安全機能を全車に標準装備している。
旧型N-BOX、N-BOXカスタムに採用されている運転支援機能のホンダセンシングは、デビュー当初、10の機能を搭載していた。2020年のマイナーチェンジではパーキングセンサーシステムを追加した。後方誤発進抑制機能に用いるソナーセンサーを4個に増やすことで、後方の障害物の接近を検知し、ドライバーに注意を促す機能だ。
2021年の一部改良では、電子制御パーキングブレーキを採用している。さらにアダプティブクルーズコントロールに渋滞追従機能を追加し、高速道路などの渋滞時のドライバーの負担軽減を果たしている。
2代目N-BOX/N-BOXカスタムのデビュー時から、運転支援機能のホンダセンシングを全車に標準装備しており、高い安全性を実現している。
新型N-BOX/N-BOXカスタムの室内スペースは旧型と互角
インテリア、室内スペース比較
新型N-BOX/N-BOXカスタムと旧型N-BOX/N-BOXカスタムのボディサイズとホイールベース、室内寸法は以下のとおりだ。
3代目N-BOX/カスタム | 2代目N-BOX/カスタム | |
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,790mm | 3代目と同じ |
ホイールベース | 2,520mm | 3代目と同じ |
室内長×室内幅×室内高 | 2,125mm×1,350mm×1,400mm | 室内長 +115mm |
新型N-BOX/N-BOXカスタムが採用しているプラットフォーム(≒クルマの骨格)は、旧モデルからのキャリーオーバーだ。室内長が115mm短くなっている以外は全く同じ数字となっている。
しかし、新型N-BOX/N-BOXカスタムはルーフ形状のスムーズ化によって前席のヘッドクリアランスを旧モデルに対して5mm拡大している。
またリアサイドエンドの内部構造を見直すことで、室内への張り出しを最小限に抑えた。これによりリアシートの肩回りの空間は、旧モデルに対して55mm(片側27.5mm)拡大し、好みの姿勢が取りやすくなっている。
スッキリとした視界の新型のインパネデザイン
新旧N-BOX/N-BOXカスタムを比較して、最も変わったのがインテリアデザインだ。
旧モデルはインストルメントパネルの上部に、ステアリングの上側から見るアウトホイールメーターを配置していた。運転中の視線移動が少なく、情報確認がより安全に行えるメリットがあった。
一方の新型N-BOX/N-BOXカスタムは、ステアリングの内側でメーターを視認するインホイールメーターだ。これにより、ダッシュボード上部をフラットにでき、運転中の視界をスッキリさせている。
さらに、新型N-BOX/N-BOXカスタムのメーターパネルには、ホンダの軽自動車として初めてのすべての情報を7インチの液晶パネルで表示するフルグラフィックメーターを全グレードで標準装備している。
水平なダッシュボードデザイン採用などにより、ドライバーの前方グラウンド負荷視長を旧モデルに対して1.5mも短縮し死角を軽減しているのが特徴だ。
ベンチシートに加えて、スーパースライドシートも選べる旧型
乗車定員は軽自動車なので4人。しかし旧モデルにはベンチシートモデルに加えて、助手席シートが前後570mmもスライドする助手席スーパースライドシートを採用したEXグレードも設定されていた。自分の使い方に合わせて、ベンチシートとスーパースライドシートを選べたのだ。だが、新型ではベンチシート仕様のみとなっている。
基本仕様は旧型と同じだが、スムーズさが向上した新型N-BOX/N-BOXカスタム
走行性能、燃費性能比較
新旧N-BOX/N-BOXカスタムのエンジンと出力、燃費性能(WLTCモード)は以下のとおりだ。
【新型N-BOX&N-BOXカスタム(3代目)】
最高出力 | 最大トルク | 燃費 | |
660ccエンジン | 58ps | 65N・m | 19.4(4WD)〜21.5km/L(FF) |
660ccターボエンジン | 64ps | 104N・m | 18.4(4WD)〜20.3km/L(FF) |
【2代目(旧型)N-BOX&N-BOXカスタム(最終モデル)】
最高出力 | 最大トルク | 燃費 | |
660ccエンジン | 58ps | 65N・m | 19.8(4WD)〜21.2km/L(FF) |
660ccターボエンジン | 64ps | 104N・m | 19.0(4WD)〜20.2km/L(FF) |
N-BOX/N-BOXカスタムに搭載されている自然吸気エンジンは、新型、旧型ともに660cc直列3気筒DOHC12バルブエンジンだ。吸気バブル制御にVTECとVTCを採用している。基本的な部分は同じだが、新型はスペックに表れない細部の制御を見直すことで、上質で扱いやすい特性を実現している。
組み合わされるトランスミッションのCVTも同様に基本部分は同じだが、変速制御を見直すことでドライバーの意図しないわずかな加速度変化まで抑制し、上質な走りに寄与している。
また、アクセルオフ時のわずかなトルク変動や、駐車の際のアイドリングストップの作動まで乗る人の違和感や不安感につながる要素を徹底的に取り除き、走りの質感を向上させている。
新型N-BOX/N-BOXカスタムに搭載されているターボエンジンは、660ccの直列3気筒DOHC12バルブターボエンジンだ。旧モデルで採用された電動ウェイストゲートを搭載している。これは過給に用いる排気圧をきめ細かく調整できるものだ。
新型はスペックに表れない細部の制御が見直されている。
燃費性能を見ると、新型N-BOX/N-BOXカスタムのほうが、旧モデルより数値が若干悪化している。これは走りの質感を追求し、スムーズな加速などを追求した結果と言えるだろう。カタログ燃費の数値は若干悪くなっているが、実走行では変わらないほどの差と言える。
新型N-BOX/N-BOXカスタムのプラットフォームは旧モデルのキャリーオーバーだが、質感を向上させるために、様々な施策が施されている。
ボディ剛性と剛性バランスの最適化を実現するため、高張力鋼板をより効果的に適用している。数値で表せる剛性のみならず、人が感じられる剛性感にもこだわって磨きあげている。
また、高速走行時での静粛性を向上させるため、フロアカーペットに遮音フィルムを追加し、ロードノイズの低減を実現した。
ルーフライニングを厚くし、さらにN-BOXカスタムはルーフライニングに吸音シートを採用することで、高速走行時でも前席と後席でストレスなく会話ができるようになった。
さらに、新型N-BOXでは乗り心地の良さや直進安定性を向上させるために以下の施策が行われた。
- 電動パワーステアリングの制御の最適化
- フロントサスペンションのアライメント適正化
- フロント&リアサスペンションの締結部適正化
- (ターボ車)前後サスペンションのダンパーの減衰力を変更
その効果は絶大で、新型N-BOX/N-BOXカスタムは、旧モデルに比べて車内の会話明瞭度が格段に高くなっている。また、加減速時の前後の揺れやカーブを曲がる際の左右の無駄な揺れが抑えられており、乗員に安心・安全を提供してくれる。
旧モデルでも軽スーパーハイトワゴンの中でトップレベルの走行性能を実現していたが、新型ではさらにその質感を高めており、小型車にも匹敵するレベルと言える。特に新型N-BOXカスタムのフラットライドな乗り心地は、街乗りはもちろんロングドライブでもラクラクこなす実力を備えている。
お勧めは3代目N-BOX? それとも2代目N-BOX? 結果をcar-topicsで見る!
フルモデルチェンジにより、今後値落ちが進む旧型N-BOX/N-BOXカスタム
価格比較
3代目新型N-BOX新車価格
【自然吸気エンジン】
FF | 4WD | |
N-BOX | 164万8900円 | 178万2000円 |
N-BOX ファッションスタイル | 174万7900円 | 188万1000円 |
3代目新型N-BOXカスタム新車価格
【自然吸気エンジン】
FF | 4WD | |
N-BOXカスタム | 184万9100円 | 198万2200円 |
N-BOXカスタムコーディネイト モノトーン | 205万9200円 | 219万2300円 |
N-BOXカスタムコーディネイト 2トーン | 211万9700円 | 225万2800円 |
【ターボエンジン】
FF | 4WD | |
N-BOXカスタム | 204万9300円 | 218万2400円 |
N-BOXカスタムコーディネイト モノトーン | 216万9200円 | 230万2300円 |
N-BOXカスタムコーディネイト 2トーン | 222万9700円 | 236万2800円 |
2代目N-BOX/N-BOXカスタム中古車価格相場(2018年式)
自然吸気車 | ターボ車 | |
旧型N-BOX | 70万〜140万円 | 90万〜160万円 |
旧型N-BOXカスタム | 85万〜160万円 | 100万〜175万円 |
※中古車相場は2023年12月調べ
N-BOXの新旧比較で、インテリア以上に変更されたのが価格とグレード構成だ。旧モデルには、標準車のN-BOXにもターボエンジンが設定されていた。またベンチシートモデルに加えて、助手席シートが前後570mmもスライドする助手席スーパースライドシートを採用したEXグレードも設定されていた。
しかし、新型ではターボエンジンはN-BOXカスタムのみとなり、シートはベンチシート仕様のみとするなど、グレードの統廃合が行われている。
旧モデルのデビュー当時 車両本体価格(エントリー&最上級グレード)は以下の通りだ。
- N-BOX GホンダセンシングFF車…138万5640円
- N-BOXカスタムG・EXターボホンダセンシング 4WD車…208万80円
新型の車両本体価格(エントリー&最上級グレード)は以下の通りだ。
- N-BOX FF車…164万8900円
- N-BOXカスタムターボコーディネイトスタイル2トーン4WD車…236万2800円
エントリーグレードも、最上級グレードも、価格が約30万円上昇している。
N-BOX/N-BOXカスタムはベストセラーモデルなので、旧モデルの中古車は1万台以上と非常に豊富に流通している。電動パーキングブレーキを採用した2021年式以降も豊富だが、なんと言っても2018〜2019年式の初期モデルだけで、5000台以上の中古車が流通している。
中古車で流通台数が多いのは、N-BOXカスタムだ。特に自然吸気エンジンを搭載したG Lホンダセンシングは約24%となっている。また、ターボエンジンを搭載したターボG Lホンダセンシングも約14%と豊富で、ボディカラーなどが自由に選べる状況だ。
それでも、新車時価格の半値ぐらいから購入できるようになっている。走行&安全性能の高さを考えると割安感は相当高いと言える。もちろん、世代交代となるフルモデルチェンジが行われたので、旧モデルの中古車相場は、今後下がる可能性は高い。そうなると旧モデルのバリューはさらに高くなり、良い買い物ができるはずだ。
軽スーパーハイトワゴンで人気のオプション装備はナビゲーションと両側パワースライドドアだ。
新型N-BOX/N-BOXカスタムはボディカラーに制約が多く、N-BOXではファッションスタイル、N-BOXカスタムではコーディネイトスタイルの専用色があるので、注意したい。人気色は白(パール)、黒だが、軽自動車ではポップな色も人気になるので、購入時には注意したい。
オススメのグレードは、装備面を考えるとN-BOXはファッションスタイル。N-BOXカスタムはコーディネイトスタイル。エンジンは自然吸気エンジンで十分満足できる。
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走行&安全性能は、現在でも高いレベルにある2代目N-BOX/N-BOXカスタム
オススメは3代目? それとも2代目?
今回のフルモデルチェンジでは、N-BOXとしては初めてキャリーオーバーとなっている。
ポジティブに考えれば、旧モデルで採用したプラットフォームとパワートレインの出来映えが素晴らしく、熟成するだけで十分ライバルに勝てると思われる。実際、新型N-BOX/N-BOXカスタムとライバル車を比較すると、遅れを取っている部分は感じなかった。つまり、新型では旧モデルからの熟成だけでも十分商品性がアップしていると言える。
上記を踏まえると、価格の上昇を考えれば割安感のある旧モデルの中古車はかなり旨みがある。走行&安全性能は旧世代となっても一定レベルの実力を備えており、価格は割安だ。まさに旧モデルのN-BOX/N-BOXカスタムの中古車こそ、中古車の醍醐味を味わえるのだ。
電動パーキングブレーキを採用した2021年の一部改良後の中古車は約4000台も流通している。新車価格より数十万円割安で、ボディカラーやグレードも選び放題だ。しかも納車も早いということであれば、十分満足できるだろう。
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三菱 デリカミニ vs ダイハツ タントファンクロス徹底比較評価
3代目ホンダ N-BOX/N-BOXカスタム、価格・スペック
3代目N-BOX価格
【自然吸気エンジン】
FF | 4WD | |
N-BOX | 164万8900円 | 178万2000円 |
N-BOX ファッションスタイル | 174万7900円 | 188万1000円 |
3代目N-BOXカスタム価格
【自然吸気エンジン】
FF | 4WD | |
N-BOXカスタム | 184万9100円 | 198万2200円 |
N-BOXカスタムコーディネイト モノトーン | 205万9200円 | 219万2300円 |
N-BOXカスタムコーディネイト 2トーン | 211万9700円 | 225万2800円 |
【ターボエンジン】
FF | 4WD | |
N-BOXカスタム | 204万9300円 | 218万2400円 |
N-BOXカスタムコーディネイト モノトーン | 216万9200円 | 230万2300円 |
N-BOXカスタムコーディネイト 2トーン | 222万9700円 | 236万2800円 |
3代目ホンダN-BOX/N-BOXカスタム燃費、ボディサイズなどスペック
代表グレード | N-BOXファッションスタイル |
全長×全幅×全高 | 3,395mm×1,475mm×1,790mm |
ホイールベース | 2,520mm |
トレッド(前/後) | 1305mm/1305mm |
車両重量 | 910kg |
エンジン型式 | S07B |
エンジンタイプ | 直列3気筒DOHC12バルブ |
総排気量 | 658cc |
エンジン最高出力 | 43kW(58ps)/7,300rpm |
エンジン最大トルク | 65N・m(6.6kg-m)/4,800rpm |
燃費(WLTCモード) | 21.6km/L |
駆動方式 | 前輪駆動 |
トランスミッション | CVT |
サスペンション | 前:マクファーソン式、後:車軸式 |
タイヤ(前/後) | 155/65R14 |
最小回転半径 | 4.5m |
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