トヨタ自動車は、11日発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受け、3月16日まで国内の全工場および関係ボディーメーカーの工場の稼働を休止する。
　工場稼動の休止は、各地域の復興支援、従業員や家族の安全確保・確認のために行われるもので、すでに14日から実施。16日までの休止で4万台の生産に影響が出るという。17日以降については現在のところ未定となっている。
　トヨタでは、11日までに同社従業員およびトヨタ東北、東北地区ボディーメーカーであるセントラル自動車宮城工場、関東自動車岩手工場の従業員の無事を確認。従業員の家族については安否確認をすすめている。
　また、被災地域に3億円の義捐金を拠出するほか、各地域の状況・ニーズを把握した上、必要な現物・サービスなどの支援も検討しているとのことだ。
　このほか、トヨタグループのダイハツおよび日野自動車でも16日まで国内全工場で稼動を休止する。