この10台から、今年のイヤーカーが決まる! どのクルマがナンバー1となるか?
日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会 は、全45台のノミネート車の中から、最終選考会に進む上位10台の「10ベストカー」を選出した。この10台の中から、2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーが決定することになる。
この10ベストカーの選出は、自動車評論家、ジャーナリスト、有識者からなる60名の日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員により行われた。各選考委員が、今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーに相応しいと判断した10台をノミネート車の中から選び、60名の投票結果上位10台が10ベストカーとなる。
この10台から11月26~27日の期間に60名の選考委員による最終投票が行われる。そして、本年度は12月7日に最終選考発表会が行われ、第36回目となる2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤーのイヤーカーが決定する。
今年の10ベストカーは、国産メーカー6社、海外メーカー4社となった。世界初の市販FCVであるトヨタ ミライは、国内販売500台以上という規定を満たすことができないことから、エントリーリストに入っていない。
また、逆にEV のテスラ は、国内販売500台を満たすとのことで初のエントリーリスト入り。10ベストカーにも選出されている。
<2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「10ベストカー」>
●スズキ株式会社スズキ アルト /アルト ターボRS/アルト ラパン
●富士重工業株式会社 スバルレガシィアウトバック /レガシィB4
●トヨタ自動車株式会社トヨタ シエンタ
●日産自動車株式会社ニッサン エクストレイルハイブリッド
●本田技研工業株式会社ホンダ S660
●マツダ株式会社マツダ ロードスター
●ビー・エム・ダブリュー株式会社BMW 2シリーズアクティブ ツアラー /グラン ツアラー
●ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社ジャガー XE
●FCAジャパン株式会社 フィアット 500X
●テスラモーターズジャパン テスラモデルS P85D
スズキ アルト
ベーシックな軽自動車を徹底的に追及したスズキ アルト。今回で8代目となる。ベーシックな軽自動車としての質と価格、そして燃費をもう一度見つめなおして現代流にアレンジ。燃費はクラストップとなる37.0㎞/Lを達成。価格もリーズナブルな設定となった。単に安くて燃費の良いクルマではなく、スズキが他社を圧倒する軽量化技術により、走行性能も高く評価されている。
スバル レガシィB4/アウトバック
全幅は1,840㎜と大きく、もはや完全に北米仕様となったレガシィ。国内では大きいボディサイズながら、北米ではヒットモデルとなり、好調スバルを支えるモデルになっている。クルマ全体の完成度は高く、少し乗るだけでも「いいクルマ」と思えるほど。さらに、ぶつからないクルマで話題のアイサイト も最新のver.3となり、より高い安全性能を得ている。
トヨタ シエンタ
12年ぶりにフルモデルチェンジしたトヨタ シエンタ 。ホンダ フリード の独走を止めるために、アクア をベースとした1.5Lハイブリッドシステム と1.5Lエンジンを搭載した6/7人乗りモデルだ。小さなボディサイズながら多人数乗車を可能とし、27.2㎞/Lという低燃費も実現。また、歌舞伎の隈取のようなデザインも個性的だ。こうした魅力で、デビュー直後から人気は急上昇。長い納車待ちを起こしているほどだ。
日産エクストレイル ハイブリッド
人気SUV だったエクストレイルに、国内日産車初となる横置きタイプの1モーター2クラッチ式ハイブリッドシステムを搭載。大きく重いSUVながら、ハイブリッド車ということもあり、20.6㎞/Lという低燃費を実現。さらに、歩行者検知式の自動ブレーキである「エマージェンシーブレーキ」も用意されている。また、自動でエンジンブレーキを使い運転負荷軽減を図る世界初の「アクティブエンジンブレーキ」なども装備されている。
ホンダS660
マツダ ロードスター
BMW 2シリーズ アクティブ ツアラー/グラン ツアラー
BMW初となる前輪駆動モデル。アクティブツアラーは、5人乗り。グランツアラーは、全長や全高もややアップし7人乗りを可能としている。アクティブツアラーは、全幅1800㎜、全高1550㎜と日本の駐車事情に対応したもので、都心部に多い立体駐車場の制限をクリアしている。また、両車とも新世代の2.0Lクリーンディーゼルエンジン が搭載され、グランツアラーの燃費は21.3㎞/Lという低燃費と330Nmという力強さを両立している。
ジャガーXE
大型の高級車中心のラインアップだったジャガーが、メルセデス・ベンツCクラス やBMW3シリーズ といった日本でも激戦クラスに再びチャレンジするモデルがジャガーXE。ジャガーらしいスポーティで美しいデザインが魅力。走行性能もなかなかスポーティに仕上げられている。また、やや遅れてクリーンディーゼル車も投入する。
フィアット500X
大人気のコンパクトカー 、フィアット500(チンクエチェント)のデザインテイストと車名を使った500X。500という車名が付いているものの、コンパクトカーの500をベースとしたものではなく、ボディサイズは二回りくらい大きい。ジープ レネゲードと兄弟車だ。搭載エンジンは、1.4Lターボ。4WD車は、このクラス初の9速ATが搭載されている。
テスラ モデルS P85D
約500㎞もの航続距離を誇るEV がテスラ モデルS。より多くの電池を積んでいるため、重く高価で誰もが買えるようなクルマではない。テスラ モデルS P85Dの価格は1,369万円。高価な分だけ、そのパフォーマンスは素晴らしく、約3.3秒で100㎞/hに達するほど。スーパーカーも顔負けの瞬発力を誇る。また、インテリアはいかにもアメリカ車的で、センターコンソールには17インチのタッチスクリーンがあり色々な操作系が集約されている。
2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー、エントリー車一覧
【02】スズキSX4 S-CROSS
【03】スズキ アルト/アルト ターボRS/アルト ラパン
【04】スズキ エブリイワゴン
【05】スバル レガシィ アウトバック/レガシィ B4
【06】ダイハツ ウェイク
【07】ダイハツ キャスト アクティバ/キャスト スタイル/キャスト スポーツ
【08】ダイハツ コペン エクスプレイ/コペン セロ
【09】ダイハツ ムーヴ/ムーヴカスタム
【10】トヨタ アルファード/ヴェルファイア
【11】トヨタ エスクァイア
【12】トヨタ シエンタ
【13】レクサスRC350/RC300h
【14】レクサスRC F
【15】日産エクストレイル ハイブリッド
【16】ホンダN-BOX SLASH
【17】ホンダS660
【18】ホンダ グレイス
【19】ホンダ ジェイド
【20】ホンダ シャトル
【21】ホンダ ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ
【22】ホンダ レジェンド
【23】マツダ ロードスター
【24】マツダCX-3
【25】メルセデス・ベンツCクラス ステーションワゴン
【26】メルセデス・ベンツSクラス クーペ
【27】メルセデス・ベンツCLA シューティングブレーク
【28】メルセデス・ベンツS 300 h
【29】メルセデスAMG GT
【30】BMW2シリーズ アクティブ ツアラー/グラン ツアラー
【31】アウディS1/S1 スポーツバック
【32】アウディTT クーペ/TT ロードスター/TTS クーペ
【33】ポルシェ マカン
【34】ランドローバー ディスカバリースポーツ
【35】ジャガーXE
【36】ジープ レネゲード
【37】フィアット500X
【38】フォード フォーカス
【39】テスラ モデルS P85D
【40】シトロエン グランドC4ピカソ/C4ピカソ
【41】シトロエンC4
【42】ボルボV40 D4
【43】ボルボS60/V60 D4
【44】ボルボXC60 D4
【45】ボルボV60 クロスカントリー
【関連記事】
- 第35回2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤーは、まれに見る大接戦の“バトル・オブ・DCi”をマツダ・デミオが制す!!
- 速報! 2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー「マツダ デミオ」が受賞! インポート・カー・オブ・ザ・イヤーは「メルセデス・ベンツCクラス」!
- 2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー 栄えある10ベストカーが決定! この中から、10月13日にナンバー1が決定!
- 第34回2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤーは、初の輸入車が受賞! VWゴルフが、今年のナンバー1に決定!(最終選考会・開票式レポート)
- 2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー結果 速報! 34年の歴史初の輸入車が獲得! フォルクスワーゲン ゴルフが受賞!
- 第33回2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーは、クリーンディーゼルで評判のマツダCX-5に決定!(最終選考会・開票式レポート)
- 10ベスト車の解説・評価付き! 2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー決定! 11月29日、東京お台場のダイバーシティ東京プラザに10ベストカーが集結! 最終選考発表会開催!!
- 東京モーターショー2011探訪記(番外編)第32回日本カー・オブ・ザ・イヤー表彰式
- 速報!2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー決定! 電気自動車、日産リーフが受賞!!
- 2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー決定!! この10台の中から今年の日本一のクルマが選ばれる!
- 日本カー・オブ・ザ・イヤー一覧
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
【関連記事】
- 軽自動車3台がランクイン! 2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤー10 ベストカー決定 !!【イベント情報】
- 2016-17 日本カー・オブ・ザ・イヤー決定! 今年のナンバー1は「スバル インプレッサ」! 受賞理由、受賞の秘密も公開!? [CORISM]【イベント・モーターショー】
- 2013-2014日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー決定! ナンバー1は、11月23日東京モーターショー会場で決まる!! 10ベストカーを評価一覧 [CORISM]【イベント情報】
- 第33回2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤーは、クリーンディーゼルで評判のマツダCX-5に決定!(最終選考会・開票式レポート) [CORISM]【イベント・モーターショー】
- 10ベスト車の解説・評価付き! 2012-2013日本カー・オブ・ザ・イヤー 10ベストカー決定! 11月29日、東京お台場のダイバーシティ東京プラザに10ベストカーが集結! 最終選考発表会開催!! [CORISM]【イベント・モーターショー】
- 速報!2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー決定! 電気自動車、日産リーフが受賞!!【イベント・モーターショー】
- 2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー10ベストカー決定!! この10台の中から今年の日本一のクルマが選ばれる! [CORISM]【イベント情報】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!