【ホンダ ステップワゴン/スパーダ新車情報】 セレナを超えた! ホンダ意地のクラスNO1低燃費ミニバンへ大変身

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【ホンダ】2012/04/06

 

ナンバー1にこだわるホンダと日産! マイナーチェンジでステップワゴンがクラスナンバー1を奪取!!

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン G・Eセレクション (スーパープラチナ・メタリック)

 ホンダは、クラス最大の室内空間やクラス唯一の3列目床下格納シートなどをウリとするホンダ「ステップ ワゴン」、「ステップ ワゴン スパーダ」のFF車に、新開発CVTやアイドリングストップシステムなどを全タイプに採用するなど、マイナーチェンジを実施。日産セレナを超えるクラストップの低燃費を実現。さらに、デザインをよりスタイリッシュにするとともに、スポーティーな装備を施した「ステップ ワゴン スパーダ Z・COOL SPIRIT(クールスピリット)」を新たに設定するなどし4月12日に発売する。また、4WD車の発売は5月を予定している。

ホンダ ステップワゴンは2009年フルモデルチェンジ。ライバルであるトヨタ ノア/ヴォクシーや日産セレナと壮絶な販売合戦を繰り広げていた。しかし、日産セレナはモデル末期でありながら、フルモデルチェンジしたステップワゴンと互角の争いを展開した。危機感があったステップワゴンは、セレナのフルモデルチェンジ前に対抗策として2010年秋に魅力的な新グレードを追加するなどを試みる。そして、2010年11月に日産セレナがフルモデルチェンジして、新型となった。

しかし、新型となったセレナは一部部品の納入が遅れ生産が思うようにできないというトラブルに見舞われる。2010年のミニバン販売台数ナンバー1を狙うための大きなハンデを負った。そんな中、着々と販売台数を伸ばしステップワゴンが2010年ミニバン販売台数ナンバー1を獲得した。

その後は、部品供給の問題なくなったセレナは、大震災の影響も受けつつも着実にセールスを伸ばし、今や独走状態。2011年のミニバン販売台数ナンバー1はセレナが勝った。なぜ、ステップワゴンがセレナを独走状態にさせてしまったのか? その理由は、燃費。JC08モード燃費で、ステップワゴンが13.4km/Lに対して、セレナは14.6km/Lと10%近い差を付けていたからだ。また、いかにも燃費がよく感じられるアイドリングストップ機能の有無も理由のひとつと言われている。

だが、そんなステップワゴンだが、ミニバン販売台数ナンバー1奪取を目指し、マイナーチェンジとは思えないほど力の入った新型ステップワゴンをデビューさせた。

まずは、なんといっても新開発のCVT。走りと燃費を高次元で両立させる次世代革新技術「EARTH DREAMS TECHNOLOGY(アース・ドリームス・テクノロジー)」のひとつとしてデビュー。この新世代CVTは、アイドリングストップシステム対応型で、高効率電動オイルポンプなどを採用。燃費性能を向上させながら、変速やスロットル、油圧制御系を効果的に協調制御する「G-Design Shift」により、ドライバーの要求に素早く反応し、高く伸びのある加速Gを維持して、爽快でスポーティーなドライブフィールを実現したという。従来のCVTに対し約5%、同クラスの5ATに対して約10%の燃費向上を実現している。

さらに、アイドリングストップシステムを全タイプに採用。空力性能の向上などにより、クラストップの低燃費とスムーズで気持ちの良い走りを両立した。燃費は、ステップ ワゴンのJC08モード燃費15.0km/L。ステップ ワゴン スパーダが14.8km/Lとなっている。セレナが14.6km/Lなので、まさに意地の燃費向上だ。さらに、ステップワゴンの場合、まだまだ伸びしろがあると思えることがある。今回のマイナーチェンジでは、エンジン本体での燃費向上方法に関しては触れられていないこと。そして、セレナが燃費向上に有効な直噴化しているのに、ステップワゴンは直噴化無しにクラストップの燃費を出しているからだ。エンジンが直噴化されれば、更なる燃費向上が予想できるだけに、本気になったホンダの技術は恐るべしといったところだろうか。

こういった低燃費技術で、国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得(全タイプ)。国土交通省「平成27年度燃費基準+10%」を達成(全タイプ)。また、本年4月から施行された新エコカー減税においては、クラスで初めて全車が75%減税に適合した。

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ Z・COOL SPIRIT (プレミアムスパークルブラック・パール)

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ 専用装備 エアロフォルム・バンパー (フロント)

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ 専用装備 エアロフォルム・バンパー (リア

 

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ 専用装備 エアロフォルム・カラードサイドシルガーニッシュ

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ 専用装備 テールゲートスポイラー

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン G (ポリッシュドメタル・メタリック)

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン スパーダ S (クリムゾン・パール)

燃費だけでなく、基本的な安全性能も向上したステップワゴン

 セレナには、アイドリングストップ機能が装着されない廉価グレードが存在する。また、安全装備も大きく進化した。全席に3点式シートベルトとヘッドレストが標準装備されている。セレナもそうだが2列目中央席が2点式。上半身が安定しない2点式より、全身を固定する3点式の方が安全なのは間違いない。

ヘッドレストも重要。衝突時に大きく頭を支え首まわりに受けるダメージを軽減するヘッドレストが無ければ、ムチ打ちなどになるケースも圧倒的に高くなる。ある意味、2点式シートベルト&ヘッドレスト無しシートは、一番危険なシートということになるからだ。家族がテーマとなるミニバンだけに、どのシートも同じ安全ということが、家族の想いだろう。

このクラスミニバンは、競争が激しいため比較的改良が多く行われる。当然、クラスナンバー1にこだわる日産セレナも指をくわえて見ているわけではないだろう。セレナはハイブリッド搭載の噂もあるので、その動向にも期待したい。各社がこだわる、2012年のミニバン販売台数ナンバー1の座にも注目だ。

●ステップ ワゴンおよびステップ ワゴン スパーダ(FF)共通の主な変更内容

<環境性能・経済性>
・ 新開発CVTやアイドリングストップシステムを全タイプに採用。さらに、空力性能の向上などにより、クラストップの低燃費とスムーズで気持ちの良い走りを両立
ステップ ワゴン:JC08モード走行燃料消費率15.0km/Lに向上(Gタイプ)
ステップ ワゴン スパーダ:JC08モード走行燃料消費率14.8km/Lに向上(S、Zタイプ)
・ 国土交通省「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」認定を取得(全タイプ)
・ 国土交通省「平成27年度燃費基準+10%」を達成(全タイプ)

<ユーティリティー>
・ ウォークスルーを可能としながらも、1列目シートに使い勝手の良いセンターテーブル(折りたたみ式、ドリンクホルダー付)を装備(タイプ別設定)
・ 2列目キャプテンシート(両側アームレスト付)をタイプ別メーカーオプションとして設定
・ 2列目シートセンターアームレストにドリンクホルダーを設定(6:4分割タンブルシート装着車)
・ リンクアップフリーに対応したHonda インターナビ+ETC車載器
(専用通信機器+通信費無料)を設定

●ステップ ワゴンの主な変更内容
・ 新デザインのフロントグリルやフロントバンパー、LEDリアコンビネーションランプなどの採用により、さらに上質で洗練された外観
・ センターパネルやステアリングガーニッシュなどをウォーム系シルバー色とし、ダークグレーのセンターパネルロアなどにより、落ち着きのある室内空間を演出
・ Gタイプに、快適装備を装着した「G・Eセレクション」、リンクアップフリーに対応したHonda インターナビ+ETC車載器などを標準装備した「G・インターナビEセレクション」、快適装備や安全装備などを充実させた「G・コンフォートセレクション」を設定
・ 新色(4色)を含む、全7色のカラーバリエーション
ステップ ワゴン専用の新色:オーロラローズウッド・パール、ヒダマリアイボリー・パール
ステップ ワゴン スパーダと共通の新色:ホワイトオーキッド・パール、クリムゾン・パール

●ステップ ワゴン スパーダの主な変更内容
・ 新デザインのLEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリル、エアロフォルム・バンパー(フロント/リア)などにより、存在感が際だつ精悍な外観
・ プロジェクタータイプのディスチャージヘッドライト<HID>を採用
・ センターパネルなどをクール系シルバー色とし、ステアリングガーニッシュなどは高輝度シルバー色塗装とするなどにより、質感を高め、特別感のある室内空間を演出
・ Zタイプに、リンクアップフリーに対応したHonda インターナビ+ETC車載器などを標準装備した「Z・インターナビセレクション」、スポーティーな装備を施した「Z・COOL SPIRIT」を設定
・ 新色(4色)を含む、全6色のカラーバリエーション
ステップ ワゴン スパーダ専用の新色 : プレミアムスパークルブラック・パール
プレミアムコスミックバイオレット・パール
ステップ ワゴンと共通の新色:ホワイトオーキッド・パール、クリムゾン・パール

●ステップ ワゴン スパーダ Z・COOL SPIRITの主な装備
・ 深みのある色合いのダーククロームメッキを施すなど、よりシャープで存在感のある外観
(LEDアクセサリーランプ内蔵フロントグリル、アウタードアハンドル、リアライセンスガーニッシュなど)
・ COOL SPIRIT専用スウェード調ファブリック&グランスムース(R) コンビシート
・ 本革巻ステアリングホイール+専用ステッチ
・ 本革巻セレクトレバー+専用ステッチ
・ スパーダ専用17インチアルミホイール

●価格
<ステップ ワゴン>

G 2,188,000円
G・Eセレクション 2,331,200円
G・インターナビEセレクション 2,583,200円
G・コンフォートセレクション 2,498,200円
Li  3,308,000円

<ステップ ワゴン スパーダ>

S 2,498,000円
Z 2,678,000円
Z・インターナビセレクション 2,930,000円
Z・COOL SPIRIT 2,796,000円
Zi  3,472,000円

<ホンダ ステップワゴン公式サイト>
http://www.honda.co.jp/STEPWGN/

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ホンダ ステップワゴン/スパーダ
ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン G・コンフォートセレクション インテリア (グレー)

 

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン 2列目タンブルシート

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン 2列目キャプテンシート

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン 2列目シートセンターアームレスト

 

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン アイドリングストップシステム ランプ点灯イメージ

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

ステップ ワゴン アイドリングストップシステム マルチインフォメーション 動作イメージ

ホンダ ステップワゴン/スパーダ

中型クラス車両用の新開発CVT (カットモデル)

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(レポート:CORISM編集部

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