ガリバー、中古車の新たなローコストチャネルを展開 ~ ママの意見を参考にしたファミリー向け戦略もスタート ~ [CORISM]

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【その他】2010/10/14
ガリバー 中古車

株式会社ガリバーインターナショナル 羽鳥 謙市 会長(左)と、報道記者発表のゲストとして参加した山本 モナさん、石田 純一さん。共に新婚ほやほやの2人だ。

ネット通販やiPadを用いた移動小店舗など、ローコストな新チャネルを展開

全国ガリバーの中古車在庫情報をiPadの端末から提案

全国ガリバーの中古車在庫情報をiPadの端末から提案

 中古車大手の株式会社ガリバーインターナショナルは10月14日、ガリバーの次期戦略について発表を行った。ローコストチャネルを新展開する「チャネル戦略」と、ファミリー層向けサービスを中心とした「ターゲット戦略」の2つが柱となる。

 第1のチャネル戦略については、現在の店舗および出張による販売・査定に加え、『クルマの通信販売』チャネルと、話題の携帯型端末iPadを活用した『0.01坪の究極の展示場』というローコストな2つの販売手法を新たに展開する。
 通信販売は、Webサイトと電話オペレーターにより、メールや電話にて中古車の商談をするもの。ガリバーが全国で有する約6000台の中古車在庫の中からユーザーに合った1台を提案する。既に2009年1月よりテスト展開を行い月200台ペースの販売実績をあげており、11月16日(火)より本格スタートする。
 いっぽうの"0.01坪の究極の展示場"とは、ショッピングモールなどのスペースを借り、全国ガリバーの中古車在庫情報をiPadの端末から提案するもの。10月17日(日)より大阪府を皮切りに関西エリアから順次開始してゆく。

「ママとクルマの研究所」の意見を反映したファミリー志向の新サービス

ママとクルマの研究所 ロゴマーク
 もう1つのターゲット戦略は、ファミリー層を中心に据えた新たなサービスの展開だ。ファミリーの中心的存在である若い母親32名との意見交換を行う「ママとクルマの研究所」(ママ研)を2010年5月に設立し、家族目線のカーライフ提案を模索した。中古車販売と言うと男性目線による提案が当たり前だが、ママ研メンバーによる家族や子供を中心に捉えた意見の中から家族目線のカーライフ提案を生み出した。
 具体的には、クルマを手放す際の売却予想価格を想定した中古車の提案「リセールバリュー提案」、ママから要望が高かったベビーカー、ベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートを買い取る「ベビーカー買取サービス」、そしてママの声を反映したキッズコーナーなどを設置した新店舗オープンと、まず3つの新サービスをスタートする。リセールバリュー提案は福岡県の5店舗から順次展開。ベビーカー買取りも同じく福岡県の5店舗で11月6日(土)から12月26日(日)までの期間限定で行う。またママの声を反映した新店舗は、10月29日(金)にオープンするガリバー世田谷成城店(東京都世田谷区:ガリバー環八桜丘店のリニューアル)から開始する。キッズコーナーの拡大やベビールームの新設などを行った。

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ママとクルマの研究所 会合風景

ママとクルマの研究所は0歳から6歳までの子どもを持つ主婦32名で構成され、家族目線の中古車提案について議論を進めた。

ママとクルマの研究所 店舗見学会

ママ研によるガリバー店舗の見学会の様子。ここから新たなサービスのアイデアなどが続々と生まれた。

ガリバー世田谷成城店 店舗パース図

10月29日(金)にオープンするガリバー世田谷成城店(東京都世田谷区千歳台4-1-1)の完成予想図。ママの声を反映し設計された。

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(レポート:CORISM編集部

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