レクサスGS F試乗記・評価 世界的に数少ないNA大排気量のスポーツモデルのお味は? クルマ好き素人女子、サーキット走行初体験がいきなり「富士スピードウェイ」

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【レクサス】2016/08/19

 

 

フツーのGSのようでまったく違うGS F

レクサスGS F

みなさんこんにちは、高浦めぐみです。

今回、試乗してきたクルマは「レクサスGS F」。スポーツカー好きの私としては、ラグジュアリーとスポーツを融合したようなGS Fの走りには興味津々。たーっぷり味わってきました!!!

試乗場所は「富士スピードウェイ」!!!!

レクサスGS Fといえば、RC Fと並ぶ、レクサスのプレミアムスポーツカー。専用のチューニングが施された「F SPORT」の良いところを更に際立たせたもの。

って、なんだか詳しそうに話してますが、私、「F SPORT」すら乗ったことがありません・・・・。というわけで、F SPORTをいきなり飛び越えて、さらにハイパフォーマンスな初「F」!を体感♡

さぁいつも通り、外観から行きましょうか。

フロントフェイスは、Fメッシュパターンのスピンドルグリル! 更に私をドキッとさせる三眼フルLEDヘッドランプが装着されています。それぞれが「L字」に光るんですよ。オシャレです。前から走ってきたら思わず目で追ってしまうほど美しくて目を奪われます。

そしてヘッドランプ下のクリアランスランプ。そう、鋭いL字型のランプです!

あぁ、思い出すだけでドキドキ。

車内のインテリアもFならではのこだわりがあるんです。今回の狙いは、インターフェイスであるメーターやステアリングホイール、シートといった部分をF専用としています。走行モードに合わせメーターも変化します。走行モードは4つ。エコ、ノーマル、スポーツS、スポーツS+となっています。

シートは、スポーツカーのようなバケットシートタイプが用意されています。サイドのサポートもシッカリとしたものになっています。そんなスポーツシートですが、レザーシートはより高級セダンらしくラグジュアリー感タップリ。ブラック&ホワイト、ブラック&オレンジなどがあり、ただのセダンとは違う印象です。シートに座った瞬間は、ラグジュアリーセダンなのか、スポーツカーなのか分からない感じでした。

でも、それがGS Fなのです。サーキット走行も可能なほどのスポーツカーなのに、高級ホテルのエントランスでも他の高級セダンにも負けない魅力があるクルマはそうそうないですよね。

レクサスGS F
レクサスGS F
レクサスGS F

 

レクサスGS F

 

 

いきなり250㎞/hの超高速走行を無理やり初体験させられて・・・

レクサスGS F

同乗とはいえ、超高速サーキットの富士スピードウェイ走行前に、笑顔もややひきつる高浦めぐみ

しかし! 今日は富士スピードウェイでの試乗です。約1.5㎞という世界でも屈指の長い直線をもつ高速サーキットです。F1も開催されたことのある国際的なサーキットを同乗走行できるのですから、髙浦テンションMAX!

サーキットの走行経験のない髙浦、まずは編集長の運転に同席。ところが「俺は上手い」「俺は速い」とか自画自賛するならまだしも、

「俺、ガードレールと仲がいいんだよねぇ〜。向こうから、すぐに近づいてくるんだよね〜」なんてかましてくれます。マジか? 嫌なイメージのまま、高浦手汗全開です。

そもそも、高浦、サーキット同乗走行も初体験!!!
もう初めてだらけで心臓止まりそう!!!!

ピットロードこそゆっくりでしたが、コースインして1コーナーを立ちあがると、いきなり全開! 今まで経験したことのない加減速Gや横Gが!!!

脳みそグルングルン状態でながーいストレートへ!

運転手の編集長は「どーも、いっつも突っ込み過ぎちゃって曲がれないんだよなぁ、1コーナー・・・」とブツクサ言ってます。その頃にはもう180㎞/hを超えており・・・。

そして「おおっ250㎞/hくらい出るねぇ。スゴイや!」としゃべったかと思うと、ドンと本日最大の減速Gがぁぁぁ・・・。

さきほどの「俺、突っ込み過ぎて曲がれない」の言葉が脳裏をよぎります。お父さん、お母さん、めぐみを助けてぇ!!!

すると「うーん、やっぱり突っ込み過ぎちゃうぁ」と運転手。高浦には何が何だか分からないままでしたが、とりあえず生きていることは分かりました。

ここまでに分かったことは、250㎞/hという超高速域でも、GS Fは安定していて、直線ではあまり恐い印象はありませんでした。

高いボディ剛性で安定したコーナーリング性能を誇り、下手でも上手く曲がれるTVDがアシスト

レクサスGS F

2周目行きます! 少し慣れてきたので色々なことが分かってきました。

次は100R。もの凄い横Gが長くかかります。横G以外、意外なほどクルマ安定しています。GS Fは、より強固な骨格を実現させるためフロントブレース、リヤボディブレースの剛性向上、ボディとの締結構造の追加などを実施。サーキット走行にも対応する高いボディ剛性を実現しているそうです。

そして、ヘアピンから300Rを抜け、富士スピードウェイのテクニカルセクションへの入り口シケインに突入。強烈な減速Gの後、右へ左へと強烈な横Gが・・・。ストレートになると運転手が例によって「シケインから後、どのカーブも上手く曲がれないかなぁ? と、思っていても意外とスイッと曲がれちゃうねw」とか言っていました。後から聞いたのですが、GS FのTVD(トルク・ベクタリング・ディファレンシャル)というものをいじってたそうです。

TVDは、STANDARD/SLALOM/CIRCUITの3つのモードに切り替えることができます。この機能は、あらゆる走行状況で後輪左右の駆動力を最適に電子制御します。タイヤのグリップ性能も最大限に引き出し、コーナリング中の駆動力を適切にコントロールすることで、理想的な車両挙動を実現するそうです。

つまり、運転手が多少下手でも、クルマが上手く曲げてくれるってことですかね。

そして、2回目の直線!

ようやくGS Fのエンジンサウンドも楽しめました! GS Fに搭載されているエンジンは、今では珍しい自然吸気のV8 5.0Lです。477ps&530Nmというパワーとトルクを誇ります。このエンジンが高回転へ伸びていくときのサウンドが官能的! エンジンのチューニングはもちろんですが、より官能的に聞こえるように、アクティブサウンドコントロールという機能で、よりリニアなサウンドに調整しているんだそうです。

レクサスGS F
レクサスGS F
レクサスGS F

レクサスGS F価格

■レクサスGS F価格:11,000,000円

レクサスGS Fスペック、燃費など

代表グレード レクサスGS250
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) 4915×1855×1440mm
ホイールベース[mm] 2850mm
トレッド前/後[mm] 1555/1560mm
車両重量[kg] 1830kg
総排気量[cc] 4968cc
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] 351kw(477ps)/7100rpm
エンジン最大トルク[N・m/rpm] 530N・m/4800〜5600rpm
ミッション 8速AT
タイヤサイズ F:255/35ZR19 R:275/35ZR19
燃費 JC08モード 8.2km/L
定員[人] 5人
税込価格[円] 11,000,000円
発売日 2015/11/25
レポート 高浦めぐみ
写真 編集部

 

 

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