2011年は東日本大震災もあったので、新型車が少なく気分的にも買い控え傾向が出ていましたが、昨年暮れにエコカー補助金の再設定とエコカー減税の延長(中身は変更)が決まったこともあって、クルマを買おうという人が増え、クルマの売れ行きが伸びています。

　それだけに、3年間継続されるエコカー減税はともかく、エコカー補助金については早めに予算切れになる可能性が指摘されています。前回は9月中旬まででしたが、今回は8月中に打ち切りになると言われています。

　なので、今年はクルマの買いどきですが、買うなら早めに対応したほうが良い状況にあります。プリウスαやアクア、86など、納車待ちの発生している車種の購入を考えるなら、ますます早めの対応が必要でしょう。

　そこで、今買うならどんなクルマがいいか、お勧め車種を紹介しましょう。今回は軽自動車編です。

　軽自動車は、昨年発売されたミライースが30.0km/Lを達成して話題を集めましたが、スズキもアルトエコで追従し、低燃費車を注目を集めています。

　そんな中で、軽自動車のイチ推しはムーヴです。絶対的な燃費はミライースには及びませんが、ムーヴにもe:S（イース）テクノロジーが適用されて27.0km/Lの燃費を実現しています。

　それだけではなく、ムーヴにはデザインの良さや室内空間の広さなど、総合的なバランスの良さがあります。単純に燃費や価格だけを考えるならミライースですが、＋αの魅力を得たいならムーヴのほうがお勧めです。買うなら標準系の最上級グレードとなるXリミテッドがいいでしょう。

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　もうひとつのお勧め軽自動車は、ホンダのN BOXです。こちらはJC08モード燃費が22.2km/Lで、今どきの軽自動車としては全く物足りない感じになってしまいますが、燃費以外の部分ではほとんと何でも軽自動車の中で一番という感じのクルマに仕上がっています。

　軽自動車の規格内で、クラス最大ともいえるとても大きな室内空間を持つほか、動力性能も同点一位ですし、使い勝手などの面でもうまく作られています。価格がちょっと高めなので、軽自動車をファーストカーとして選ぶ人にお勧めです。

　この他では、スズキMRワゴン／日産モコなどがお勧めクルマとして上げられます。さらに、大穴狙いとして近く販売が終了するコペンとパジェロミニもお勧めできます。それぞれモデルサイクルの長い車種ですが、スポーツカーとSUVという特徴があります。絶版車になった後はリセールバリューの高さに期待が持てますから、そんなこんなも含めての穴狙いです。
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