独アウディは、3月1日に開幕し、3日から13日まで一般公開される「第81回ジュネーブモーターショー」で、テクニカルスタディモデル「アウディA3 コンセプト」を公開した。
　A3コンセプトは、次期「A3」のコンセプトモデル。現行のA3が3ドア・ハッチバックと2ドア4シーターのオープン・モデル、日本にも導入されている5ドア・ハッチバックの「A3スポーツバック」をラインアップしているが、今回公開されたA3コンセプトは4ドア・セダン。全長4440×全幅1840×全高1390mmのボディサイズで、現行A3スポーツバックに比べると、全長は150mm、全幅は75mm拡大する一方、全高は40mm低くなっている。緊張感にあふれた筋肉質なボディパネル、Cピラーまで流れるフラットでクーペライクなラインを備えた低いルーフなど、スポーティなエレガンスを表現。各所にカーボンファイバーやアルミニウム素材を使用することで、軽量化を図った。
　搭載するのは408psを発生する2.5リッター5気筒直噴ターボ・ガソリンエンジン。これに7速Ｓトロニック、フルタイム4WDシステム「クワトロ」を組み合わせ、0-100km/h加速は4.1秒、最高時速250km/hを誇る。
　このほか、インテリアには大型のロータリー式プッシュボタンの表面がタッチパッドとして機能するマルチメディアインターフェイスを装備する。
　同ショーではこのほか、「アウディQ5 ハイブリッド」「アウディRS 3 スポーツバック」、防弾仕様車の「アウディA8 Lセキュリティ」(いずれも日本未導入)などを展示している。