マセラティがSUVを発売する理由とは?
アメリカと中国は、世界で1位と2位の自動車販売台数を誇る国。そのため、メーカー各社がしのぎを削る争いをしている。当然のことながら、高級車マーケットも大きいからだ。スポーツカーメーカー、ポルシェもアメリカでの販売台数を伸ばすために、スポーツカーだけでなくカイエンというSUVを新開発し試乗に送り込み成功してきた。ポルシェといえば、やはり911を中心にしたスポーツカーメーカー。アメリカでのブランド価値も高く、富裕層にとっては走破性の高くアメリカでも人気のポルシェ製SUVが待ち望まれていた。一方、中国でもポルシェの高級スポーツカーとしてのブランド認知は高い。しかし、中国マーケットは、セダンが中心。そこで、ポルシェはセダンであるパナメーラをマーケットに送り込み成功している。
マセラティは、ブランドではポルシェにも負けないメーカーのひとつ。ラグジュアリーさでいえば、さすがイタリアのメーカーらしくポルシェよりも粋だ。そんなマセラティもポルシェのアメリカや中国での成功を見ていれば、SUVを開発してマーケットに送り出せば用意に成功すると考えるのも妥当だろう。そんな背景もあり登場したのが、マセラティのSUVであるクーバンだ。
さて、このマセラティ クーバン。さすがにマセラティらしく、スタイリッシュなフォルムはドイツ系SUVとはひと味違う。この美しいしたいリングは、ロレン ツォ・ラマチョッティ率いるマセラティ・スタイル・センターが作り上げたものだ。搭載が予定されているエンジンは、既存のV8エンジンの進化バージョンに8速ATが組み合わされるという。さすがイタ車というべきか、アイドリングストップや環境対応ディーゼルエンジン、ハイブリッドにEVと自動車業界は、今やエコを抜きに考えられない時代だというのに、マセラティ クーバンのインフォメーションには、一切そういった文字が記載されていない。厳しく言うと、このクーバン、デザインが美しいというだけで、環境先進性をまったく感じないのが現状。そう考えると、環境問題にさほどうるさくない中国がメインなのかと予想できる。
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