マツダは、今年秋に欧州でフルモデルチェンジを実施する小型ミニバン「Mazda 5」(日本名「プレマシー」)の新型モデルを、デビューに先駆けスイスで開催されるジュネーブモーターショー(2010年3月2日～)で報道陣向けに世界初公開することを明らかにした。

　新型 Mazda 5(プレマシー)最大の見どころは、何といっても車体側面の大胆な"NAGARE"造形にある。ここ数年マツダがコンセプトカーで表現してきた"NAGARE"造形とは、自然界に存在するNAGARE(流れ)の美しさにインスパイアされたデザインを指す。新型 Mazda 5は、躍動感あふれるスポーティさと上質なエレガントさを両立させた「エモーショナルなデザイン」に仕上がったとマツダは主張する。

　搭載されるのは2.0リッターと1.8リッターのガソリンエンジン。欧州仕様車では共に6速MTと組み合わされる。そのうち2.0リッターは、直噴エンジンにアイドリングストップシステム「i-stop」を組み合わせ燃費を改善。CO2排出量では現行型に比べ約15%も低減させるなど環境性能を高めた。ただし09年の東京モーターショーで展示された次世代環境エンジン・トランスミッション「SKY」シリーズはまだ新型 Mazda 5へは採用されていない模様だ。
　なお日本向けプレマシーの正式なフルモデルチェンジ時期等は今のところ未発表だが、こちらも近いうちの発表が期待される。

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