三菱コンセプトAR新車情報・購入ガイド 今後の三菱エンジンの主力? 1.1L直3直噴ターボエンジンを搭載【東京モーターショー出展車】 [CORISM]

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【三菱】2013/11/07

マイルドハイブリッドとダウンサイジングターボエンジンで、燃費24.0㎞/L!

三菱コンセプトAR
 三菱は、SUVの機動性を併せ持つコンパクトMPV「三菱コンセプトAR」を東京モーターショーで世界初公開する。 車名は、多人数でアクティブに楽しめる“Active Runabout”に由来している。

 エクステリアデザインは、まさにコンセプトモデル的な近未来を感じさせるもの。MPVとSUVの融合を目指し、コンパクトなボディでありながら長めのホイールベースとすることで、開放的なキャビンを実現。車体上部に設けられたクリスタルライトルーフが、まるでオープンカーのような解放感をもたらしている。また、ブラックアウトされたピラーがキャビンの存在をあまり感じさせず、ボディのデザインをより強調させている。

 インテリアは、無駄を省いたシンプルでクリーンな造形とした。ホワイトをベースとした空間は、コンパクトカーとは思えない上質さをアピールし、乗員を優しく包み込むような印象を与えている。「6人ゆったり乗車」、「4人乗車でリヤはラゲッジスペース」、「4人対座で広いスペースを共有」といったフレキシブルなシートアレンジが特徴で、高いユーティリティ性能をもつ。車体上部にはU字型の「クリスタルライ
トルーフ」を採用。中央からやわらかい光を放つ間接照明が、上質な室内空間を演出している。

 コネクティッドカー技術とフレキシブルなシートアレンジを利用して、新たなコミュニケーション空間も面白いアイデア。4人が向き合い、センターコンソールを使って語り合うことも可能としている。さらに、側面のスリットからタブレット型のインターフェイスを取り出し、自分だけのコンテンツを見聞きしたり、インターネットを使うこともできる。徹底的に皆で楽しむこともできれば、ひたすら自分一人の世界を作ることも可能という新たなコミュニケーション空間という提案は、現代的でなかなか面白い。

 三菱コンセプトARの特徴は、空間作りだけではない。SUVでありながら、低燃費性能にもこだわった。今後の三菱の占う意味でも重要なパワーユニットは、ダウンサイジングコンセプトを取り入れた 1.1L 直列 3気筒直噴ターボチャージド MIVECエンジンを採用。そこに、駆動回路一体型のベルト駆動スターター・ジェネレーターを組み合わせた軽量なマイルドハイブリッドシステムを搭載。

 リヤに搭載した48Vのリチウムイオンバッテリーや DC-DC コンバーターが連携し、アイドリングストップからの迅速なエンジン始動や、加速時の力強いアシストを実現した。

 パワーユニットのダウンサイジングだけでなく、軽量化にもチャレンジ。ハイブリッドシステムの軽量化や高張力鋼板の適用範囲を拡大し、24.0㎞/Lという燃費性能をもつ。

 最近注目されている安全性能は、予防安全技術「e-Assist」と情報システムを活用したコネクティッドカー技術を連携。三菱コンセプトARでは、先進といえるほどのものはなく、 e-Assistの機能拡張といったものだ。

三菱コンセプトAR
三菱コンセプトAR
三菱コンセプトAR

三菱コンセプトAR

三菱コンセプトARスペック

三菱コンセプトAR
『MITSUBISHI Concept AR』基本諸元(目標値)
・全長/全幅/全高 4350(mm)/1780(mm)/1690(mm)
・乗車定員 6 名
・燃料消費率 24km/L 以上
・エンジン 型式 1.1L 直列 3 気筒 直噴ターボチャージド MIVEC エンジン
・最高出力 100kW
・使用燃料 ガソリン
・ベルト駆動スターター・ジェネレーター 最高出力 10kW(48V)  バッテリー総電力量 48V, 0.25Wh
・駆動方式 2WD(FF)
・トランスミッション CVT(副変速機付)

[主な「e-Assist」搭載機能]
・後側方死角車両警報
・路車間通信利用運転支援
・オートハイビーム
・誤発進抑制制御
・衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)
・車線逸脱警報システム(LDW)
・レーダークルーズコントロールシステム(ACC)

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(レポート:CORISM編集部

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