アイドリングストップ付きグレードを追加設定
トヨタは、ヴィッツにアイドリングストップ機能を搭載したスマートストップパッケージを「U」「Jewela(ジュエラ)」グレードの1.3L・2WD車に追加設定した。トヨタは、先代ヴィッツにアイドリングストップ機能グレードがあったのだが、アイドリングストップ機能の認知も低く、価格も高めだったため殆ど売れなかった。その後遺症か、フルモデルチェンジした現行ヴィッツも一部グレードにアイドリングストップ機能を付くのみで、売れ筋グレードには標準装備化されていなかった。
しかし、エコ志向は高まりをみせる。先に発売されていた日産マーチ、6月に発売された10・15モード燃費30km/Lを達成したマツダ デミオなど、アイドリングストップ機能を装備したグレードが続々と登場。もはや、アイドリングストップ機能無しのメイングレードでは、マーケットのニーズに対応しきれないということで、アイドリングストップ機能付きのグレードが新規に追加されたのだろう。
また、ライバルのホンダ フィットとの差別化もある。フィットはハイブリッド以外にアイドリングストップ機能が付いていない。ヴィッツがアイドリングストップグレードを広げることで、フィットとの差別化がより明確になるという狙いも十分に考えられる。さらに、年末から来年初頭に発売が噂されているヴィッツ級のハイブリッドカー、プリウスC(仮称)の存在もある。そんな影響を受けての追加グレードだ。何にしても、エコ度が上がったことは、十分に評価できる。
<トヨタ ヴィッツ価格>
・ヴィッツU SMART STOPパッケージ 1,560,000円
・ヴィッツJewela SMART STOPパッケージ 1,420,000円
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(レポート:大岡 智彦)
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