より端正な顔立ちとなった新型「フィット」。開口部を最小限に抑えたほか、ホイールアーチのエッジを立たせ空気の流れをスムーズにするなど、空力性能も向上している
ベーシックな魅力はそのままに、3年目のマイナーチェンジで燃費と使い勝手をさらに向上
バンパー下部に配した横基調のリヤリフレクターで、低重心イメージとワイド感を強調
標準モデルでは13Gスマートセレクションに試乗した。今回のマイナーチェンジで細かな改良を積み上げた結果、燃費は24.0km/Lから24.5km/Lへとわずかだが向上している。ほかに使い勝手の向上分などがあって価格はベース車が123万円と3万3000円ほど高くなったが、スマートセレクションが135万円という価格設定はまあ納得できる範囲だろう。
13G系にもコンパクトなボディの中に信じられないくらいに広い室内空間を持つことや、軽快感のある走りを実現することなど、フィットの基本的な良さはしっかり継承されている。今回のモデルではハイブリッドが売れ筋になりそうだが、基本の13G系も良くできている。
1.5Lエンジンを搭載し、内外装の質感を追求した15Xもマイナーチェンジ前のXに比べてグンと良くなっている。特に好印象だったのは静粛性の高さで、内外装の質感だけでなく走りの質感も向上している。大人のためのフィットという感じのモデルだ。
1.3Lエンジンの搭載車に13Lというグレードがあるが、15Xの価格は13Lとほとんど変わらない。燃費は15Xのほうがやや悪くなるが、余裕の走りなどの魅力も捨てがたい。
13G系にもコンパクトなボディの中に信じられないくらいに広い室内空間を持つことや、軽快感のある走りを実現することなど、フィットの基本的な良さはしっかり継承されている。今回のモデルではハイブリッドが売れ筋になりそうだが、基本の13G系も良くできている。
1.5Lエンジンを搭載し、内外装の質感を追求した15Xもマイナーチェンジ前のXに比べてグンと良くなっている。特に好印象だったのは静粛性の高さで、内外装の質感だけでなく走りの質感も向上している。大人のためのフィットという感じのモデルだ。
1.3Lエンジンの搭載車に13Lというグレードがあるが、15Xの価格は13Lとほとんど変わらない。燃費は15Xのほうがやや悪くなるが、余裕の走りなどの魅力も捨てがたい。
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ピストン回りをはじめ細部まで改良を重ねることで、24.5km/lに燃費向上
5MT車を除きECONモードを採用。エンジンやCVT、エアコンなどを燃費志向に制御
メーターやスイッチなどの照明色をアンバーに統一。視認性と質感を向上させた
もちろんコンパクトボディに広い室内空間、多彩なシートアレンジなどフィットの基本的な良さはしっかり継承
スポーティテイストにこだわりガラっと生まれ変わった1.5リッター「RS」に注目
ホディカラーには専用色の「サンセットオレンジII」を新設定。懐かしのシビックRSを彷彿とさせ、オールドファンにはたまらない
フォグライト内蔵のフロントバンパーがスポーティグレードらしいダイナミック感を演出する
最後に注目されるのがRS。これまでも設定されていたグレードだが、従来は単にスポーティなモデルではなく、1.5Lエンジンを搭載するラグジュアリー志向のモデルという特徴も合わせ持っていたため、やや中途半端なグレードになっていたが、今回のRSはスポーティさに徹した仕上げがなされている。
ドライブ・バイ・ワイヤのチューニングによってアクセルワークに対するエンジンのレスポンスを高めたり、マフラーのチューニングによって心地良い排気音を聞かせたり、また専用のダンパーや前後スタビライザー、パフォーマンスロッドの採用でしっかりした乗り味を実現するなど、ほかのフィットとは全く違うモデルに仕上げられている。
初の6速MTの採用やオールドファンに懐かしいシビックRSと同じオレンジのボディカラーを採用したことなども含め、特別の魅力を持つフィットといえる。
今回のマイナーチェンジでも、後席中央の3点式シートベルトやヘッドレストの採用などが見送られたのは残念なところだが、これは法規の定めからいってもそう遠くない時期に実施することになるはず。合わせて期待しておきたい。
ドライブ・バイ・ワイヤのチューニングによってアクセルワークに対するエンジンのレスポンスを高めたり、マフラーのチューニングによって心地良い排気音を聞かせたり、また専用のダンパーや前後スタビライザー、パフォーマンスロッドの採用でしっかりした乗り味を実現するなど、ほかのフィットとは全く違うモデルに仕上げられている。
初の6速MTの採用やオールドファンに懐かしいシビックRSと同じオレンジのボディカラーを採用したことなども含め、特別の魅力を持つフィットといえる。
今回のマイナーチェンジでも、後席中央の3点式シートベルトやヘッドレストの採用などが見送られたのは残念なところだが、これは法規の定めからいってもそう遠くない時期に実施することになるはず。合わせて期待しておきたい。
リヤもダイナミックな印象。また排気音にもこだわりマフラーをチューニング
ドライブ・バイ・ワイヤのチューニングでアクセルワークに対するレスポンスを向上
6速MTを初採用。シフトノブにはオレンジステッチが施され雰囲気も抜群だ
専用ダンパーや前後スタビライザーなどの採用でしっかりした乗り味を実現
ガンメタ塗装のインパネをはじめ、インテリアもとことんスポーティさにこだわった
シートはブラック×オレンジ。メイン部は上質な起毛メッシュファブリックを採用
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【ホンダ 新型フィット 試乗記一覧】
■ページ1:まずは話題のハイブリッドに迫る!
■ページ2:ガソリン車も見逃せない! ダイナミックに磨き上げた「RS」にも注目!!
代表グレード | ホンダ フィット RS |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 3915×1695×1525mm |
車両重量[kg] | 1050kg |
総排気量[cc] | 1496cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 120ps(88kW)/6600rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 14.8kg-m(145N・m)/4800rpm |
ミッション | 6速MT |
10・15モード燃焼[km/l] | 17.4km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 169.8万円 |
発売日 | 2010/10/08 |
レポート | 松下宏 |
写真 | オフィスマッシュルーム |
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(レポート:松下 宏)
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