フォルクスワーゲン ゴルフGTI新車情報・購入ガイド ハイパフォーマンスモデルでも低燃費! [CORISM]

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【VW】2013/10/03

なんと350Nmというい大トルクを発生する2.0Lエンジン! 中間加速が大幅アップ!!

フォルクスワーゲン ゴルフGTI
 フォルクスワーゲン は、屋台骨ともいえる主力モデル「フォルクスワーゲン ゴルフ」 のスポーツモデルである「ゴルフGTI」 の発売を開始した。

 フォルクスワーゲン ゴルフは、2013年6月にフルモデルチェンジし7代目のモデルとなった。そのゴルフ7に高性能エンジンなどを搭載したハイパフォーマンスモデルがゴルフGTIだ。このゴルフGTIは、もはやゴルフの中の1グレードというよりは、完全にゴルフGTIというブランドになっている。そのため、ゴルフを買うならGTI以外の選択肢は無し! そんなファンも多く、高額な価格ながらゴルフシリーズのラインアップの中でも、高い構成比になっている。

 新型ゴルフGTIのエクステリアは、随所に伝統を受け継ぐ数々の専用装備が施されている。赤く塗装され
たブレーキキャリパーやラジエーターグリルのハニカムデザインなど、GTIであることを主張している。主張しているといっても、いかにも違います! と、ハデハデしくアピールするものではなく、ちょっと控えめなのがゴルフGTIの特徴でもある。バンパーなどのデザインも普通のゴルフとは明らかに違うのだが、並べてみないと分からないくらいだ。この控えめさが人気の理由でもあり、さり気ないアピールが日本人の心に響いているのだろう。

 インテリアも伝統を引き継ぐ。初代GTIから受け継いできた赤と白のラインが織り成すタータンチェックのシート生地が採用されている。このタータンチェックのシート生地だが、とても速いゴルフGTIとは不釣り合いにも感じる可愛さあふれるもの。外観はなかなかアグレッシブなのに、インテリアはちょっと可愛いというアンバランス感もゴルフGTIの伝統なのだ。その他では、GTIロゴプレート付専用レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイールを装備。レザーシフトノブには、メタルのアクセントに加えて赤いステッチが施されている。

 そして、パワーユニットはGTIとして初めてBLUEMOTION TECHNOLOGY(Start/Stopシステム、ブレーキエネルギー回生システム)が採用された。162kW(220PS)&350Nm(35.7kgm)というパワーとトルクをアウトプットしながら、JC08モード燃費15.9km/Lと、先代の13.0km/L(10・15モード)から大幅に進化した。

 新型ゴルフGTIに搭載されるエンジンは、MQBコンセプトで開発された後傾 12°後方排気を特徴とする第 3世代の直噴ターボ2.0L TSIだ。ヘッド部を新たに設計し吸排気バルブに可変タイミング機構を組み込むと共に、排気側ではリフト量も2段階に変更し、エンジン回転数に応じた最適な制御を行う。また、直噴とポート噴射のデュアルインジェクションを採用した結果、最高出力は先代GTIより9馬力向上の162kW(220PS)、最大トルクは280Nmから350Nmへと大幅に増加。さらに、最大トルクの発生回転数も従来よりも200rpm低い1,500rpm からとなっている。ドイツで行った中間加速テストでは80-120km/hの所要時間が、先代の6.0秒より1秒も短縮され5.0秒となった。トルクが太くなったことにより、実用面での使い勝手もアップしている。

 パワフルになったエンジンパワーを生かす足回りは、GTI専用サスペンションになり車高は10mm下げられた。そして、シャシ制御である先代のGTIに初採用した”XDS”が装備される。XDSは横滑り防止装置ESPと一体となっている EDS(エレクトロニック・ディファレンシャルロック・システム)の拡張機能。EDSは主に、低ミュー路での発進、加速時に空転した駆動輪のブレーキ圧を高めることでトラクションを確保し、走行安定性を高める機能。それに対して、XDSは中高速域のコーナリング時に作動する。コーナリング時に内側の駆動輪の荷重が不足するとXDSが作動。その車輪のブレーキ圧を高めて空転を防止し、トラクションを確保し、アンダーステアを軽減するというもの。今回進化したXDSでは、プログラムをより洗練し、ブレーキを
伴わないあらゆる運転状況で作動、クルマの敏捷性を高め、余分なステアリング操作を不要にした。

 このXDSは、なかなか強烈に効くシステムで「ドアンダーで曲がらないかなぁ」と思いながらコーナーに進入しても、あっけなくスルリと曲がってしまうくらいだ。運転が下手でも、上手くなってしまう魔法のような機能だ。しかし、この機能に頼り切っていると、ドライバーそのものの運転スキルは上がらない。ゴルフGTIのような走りを楽しむクルマを好む顧客にとっては、己のスキル向上のため、このXDSとどう付き合っていくかも重要だ。

 新型フォルクスワーゲン ゴルフGTIの価格は、369万円。ゴルフTSIハイラインの価格が299万円なので、70万円のアップとなる。この70万円という価格上昇は、十分に安いとはいえないが価値あるものだ。ハイラインを考えている人で、予算に余裕があるのなら、多少無理してでもGTIという選択もありだろう。GTIの装備は、豪華なのでベースモデルでも十分。オプションで用意されるレザーシートパッケージや電動パノラマスライディングルーフパッケージ、DCCパッケージなどは好みと予算次第でということになる。

フォルクスワーゲン ゴルフGTI
フォルクスワーゲン ゴルフGTI
フォルクスワーゲン ゴルフGTI

フォルクスワーゲン ゴルフGTI

フォルクスワーゲン ゴルフGTI価格、スペック、燃費など

フォルクスワーゲン ゴルフGTI
■スペック
サイズ:全長 4,275mm x 全幅 1,800mm x 全高 1,450mm
エンジン:直列4気筒DOHCインタークーラー付ターボ(4バルブ), 1,984cc
最高出力:162kW(220PS)/4,500-6,200rpm
最大トルク:350Nm(35.7kgm)/1,500-4,400rpm
トランスミッション:6速DSG
燃料消費率:JC-08モード 15.9km/L

■主要専用装備
・外装
LEDフォグランプ(フロント)
・GTI専用エクステリア
ハニカムフロントグリル
フロント&リヤバンパー
リヤスポイラー
LEDテールランプ
クロームツインエキゾーストパイプ
225/45R17タイヤ、7.5Jx17アルミホイール

・シート・内装
GTI専用インテリア:
スマートエントリー&スタートシステム”Keyless Access”
フルカラーマルチファンクションインジケーター
トップスポーツシート
レザー3本スポークマルチファンクションステアリングホイール
レザーシフトノブ
プラスティックデコラティブパネル
ドアシルプレート
アルミ調ペダルクラスター
足回り
GTI専用スポーツサスペンション
電子制御式ディファレンシャルロック”XDS+”
レッドブレーキキャリパー
225/45R17タイヤ+7.5Jx17アルミホイール
その他 プログレッシブステアリング
フォルクスワーゲン プロフェッショナルケア

■価格:3,690,000円

■メーカーオプション価格
レザーシートパッケージ 262,500円
電動パノラマスライディングルーフパッケージ 126,000円
DCCパッケージ 210,000円
オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー)63,000円

フォルクスワーゲン ゴルフGTI
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(レポート:CORISM編集部

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