ビー・エム・ダブリューは26日、外観デザインを変更するとともに新エンジンを採用したSUV「新型BMW X5」を全国のBMW正規ディーラーで販売を開始した。

　今回の新型BMW X5は、3.0リッター直列6気筒エンジン搭載の「xDrive35i」と4.4リッターV型8気筒エンジン搭載の「xDrive50i」の2モデルをラインアップ。両モデルとも、ブレーキ・エネルギー回生システム「マイクロ・ハイブリッド・テクノロジー」、8速ATなど最新技術を新たに採用した。

　また、xDrive35iに搭載の直6エンジンには、最大200気圧に加圧された燃料を筒内に直接噴射する高精度ダイレクト・インジェクション・システムとツイン・スクロール・ターボチャージャーを搭載。さらに無段階可変バルブ制御テクノロジーのバルブトロニックを採用し、従来モデルに比べ約5%の燃費向上を実現するとともに、最高出力を約13%、最大トルクを約27%向上させた。これにより、平成22年度燃費基準を約31%も上回り達成したほか、輸入4輪駆動車としては初めてとなる平成27年度燃費基準を達成した。一方、xDrive50iに搭載されるV型8気筒エンジンでは、高精度ダイレクト・インジェクション・システムとツイン・ターボチャージャーを採用し、従来モデルに比べ約6%の燃費向上を実現。最高出力は約15%、最大トルクは約26%向上している。

　このほか、フロント・バンパー、リヤ・エプロン、リヤ・コンビネーション・ライトなどのデザインを変更し、より洗練されたエレガントかつダイナミックな外観デザインとした。価格は798万円から1045万円。なお、両モデルともエコカー補助金対象となる。

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