フェラーリは、ワンメイクレース・シリーズ「フェラーリ・チャレンジ・トロフェオ・ピレリ」をアジアパシフィック地域で史上初開催する。
　フェラーリ・チャレンジ・シリーズは1993年に初開催。これまでイタリア、ヨーロッパ、北米で開催されてきたが、今回新たにアジアパシフィック・シリーズを設定する。6月に日本の富士スピードウェイで行われる第一ラウンドを皮切りに、日本と中国のサーキットで開催。ヨーロッパで開催するフェラーリ・ワールド・ファイナルを含む年間全5戦を予定している。
　マシンは、5代目のワンメイク・チャンピオンシップ用マシンとして新たに投入される「458 チャレンジ」を使用。570hp/9000rpmを発生する4.5リッターV8エンジンを搭載し、低回転域から高いトルクを引き出せるよう、デュアルクラッチF1ギアボックスのギア比とキャリブレーションに改良を施したほか、フェラーリのサーキット専用車両としては初めて「E-Diff(電子制御デファレンシャル)」を搭載している。