ホンダは、先進的なハイブリッドスポーツカー　CR-Zに、ブラック内装やアルミホイールなどの専用装備を施した「α・Black label（アルファ・ブラックレーベル）」タイプを新たに設定し、8月8日（月）に発売する。

■ホンダCR-Z α・Black label価格　2,510,000円

＜α・Black labelの主な専用装備＞

・黒を基調としたコーディネイトで深い落ち着きと先進・上質感を演出するブラックの内装（フロントシート、ドアライニング、メーターバイザー、シフトブーツなど）
・ピューターグレーのメタリック塗装を施した16インチ軽量アルミホイール
・質感と機能性をあわせ持つ、メタル製のプレミアムペダル（アクセルペダル、ブレーキペダル、クラッチペダル）
・ボディカラーに新色「プレミアムイエロー・パールII」を2012年3月末までの受注期間限定で設定（α／α・Black label）

　ホンダCR-Zは、ホンダ自慢の軽量コンパクトなハイブリッドシステムIMAを搭載したスポーツカー。ハイブリッドシステムに6MTを組み合わせ、低燃費と走る楽しみを両立し高い評価を得ている。発売当初は、人気を誇ったものの約1年半が経過し人気は低迷。最近の販売台数は、1千台を超えることがほとんどなくなってきた。今回登場したαブラックレーベルは、最上級グレードとなると同時にちょっとしたテコ入れのようなものだ。

　装備内容も、とくに注目するものもない。インテリアカラーのライトグレーも、明るく開放感のある色もなかなかよかったのだが、やはりスポーツカーにはブラックのインテリアという古典的なニーズがあったのだろう。インテリアの色が2色から選べるようになったことは、喜ばしいことだ。

　ホンダのIMAハイブリッドは、インサイトから始まりCR-Z、フィット・ハイブリッド、フィットシャトル・ハイブリッド、そして秋にはフリード・ハイブリッドと拡大展開が図られている。フィットシャトル・ハイブリッドなどは、インサイトから比べると装備も充実し価格も安くなっている。今回のCR-Zも、ちょっとした装備の変更をした最上級グレードとするよりも、装備そのままで値下げという選択をして欲しかった。ホンダのIMAは、リーズナブルな価格のハイブリッド車なのだから、人気の無いスポーツカーカテゴリーに買いやすさという提案があれば、このカテゴリーが少しは注目されるはずだろう。