ホンダ エヌボックス スラッシュ(N-BOX SLASH)新車情報・購入ガイド チョップドルーフに、ハイクオリティオーディオなど、アメリカンカスタムテイスト満載! [CORISM]
アメリカンなチョップドルーフが個性的! アメリカンカスタムスタイルで音楽を楽しむクルマがN-BOXスラッシュ!
ホンダ は「Nシリーズ」の軽自動車 として第5弾となる新型ホンダN-BOX(エヌボックス) スラッシュ の発売を開始した。
新型ホンダN-BOX(エヌボックス)スラッシュは、いわゆるAピラーなどを短くし全高を100㎜も下げたチョップドルーフ仕様。ルーフ後端もやや下げ気味にし、リヤドアのノブも隠すようにデザインされたクーペ のようなルーフをもつ。
この新型ホンダN-BOXスラッシュ、基本的にはN-BOXと同じなのだが、大きく違う点はN-BOXがスライドドアを持つのに対して、新型N-BOXスラッシュは通常のヒンジドアとなっていることだ。ターゲットを子育て層以外としていることから、高価なスライドドアの必要性が無いため通常のドアが選択されている。
ホンダはN-BOXで、軽自動車はとにかく全高の高い方が良い、というよなトレンドを生んだ。その影響を受け、N-BOXより背の高いダイハツ ウェイク が生まれた。そんな、軽自動車の背高ブームを作ったN-BOXが、今度はルーフを低くしたモデルを投入。まさに、新型N-BOXスラッシュは、ホンダらしいプロダクトアウト的モデルといえる。
実は、2013年の東京モーターショー では、新型ホンダN-BOXスラッシュと同様なコンセプトをもつスズキ ハスラークーペ が展示してあった。このハスラークーペ、非常に人気があったのだが、スズキの関係者に聞くと市販の予定は無いとのこと。スズキがマーケットのニーズを拾いきれていない間に、ホンダが新型N-BOXスラッシュの開発を着々と進めていたことになる。この新型Nボックススラッシュがヒットした場合、逆にスズキからハスラークーペが出てくるかもしれない。
古き良きアメリカをイメージした5つのインテリアカラーを用意
新型ホンダN-BOXスラッシュは、古き良きアメリカのカスタマイズカーをイメージしている。エクステリア、インテリア、カラーをトータルに考え、5つの世界観を表現した。
1、ブライトロッド スタイル(インテリアカラー:ベージュ)
1950〜60年代のアメリカ雑貨や家電などをイメージしたデザイン。晴れやかなベージュにより、若々しく軽快な雰囲気を醸し出すとともに、古き良き時代のおおらかな日常を表現。
2、ストリートロッド スタイル(インテリアカラー:ブラック)
ホットロッドとも呼ばれる、カスタムカーをイメージ。インナールーフまでブラックで統一した内装によりレーシーなコクピット感を強調するとともに、ベアメタル(金属むき出し)調のシルバー加飾を施し、コントラストを際立たせてた。
3、ダイナー スタイル(インテリアカラー:レッド&チェッカーフラッグ)
カリフォルニアの道路沿いにあるダイナーレストランをイメージ。赤を基調にチェッカーフラッグをあしらったカラーリング、ブースソファを思わせるシートなど、ダイナーレストランの雰囲気を細部にわたって表現。
4、グライド スタイル(インテリアカラー:ホワイト&ライトブルー)
太陽の光が降り注ぐハワイの海岸線を、サーフ&ドライブするイメージ。空と海とビーチの砂、明るく爽やかな空気感を表現。
5、セッション スタイル(インテリアカラー:ブラウン&ブラック)
古いジャズやブルースが演奏されるライブハウスをイメージ。長年使い込まれたギターやカウンター、革ソファなどの雰囲気をデザインに取り入れることで、渋く、深みのある空間に仕上げている。
こうした5つの世界観の中から、自分の好みに合ったものを選ぶことができる。オプションも豊富で選択肢が多いということは、それだけ自分だけの新型Nボックススラッシュとなるのだから、愛着も出てくるだろう。
軽とは思えないくらいのハイクオリティなサウンドを実現する「サウンドマッピングシステム」を用意
新型N-BOXスラッシュのもうひとつのウリは、こだわりのサウンドシステムであり、車内をライブ会場に変えるという「サウンドマッピングシステム」だ。8スピーカー+1サブウーファーの組み合わせだ。室内のスペースに制約のある軽自動車でありながら、サブウーファーを設置するなど、こだわりのチューニングが施された。
コンパクト ながら迫力ある重低音再生を実現するために、専用のバックロードホーン型サブウーファーを開発し、インパネ下部に組み込んだ。レスポンスが良く、迫力のある低音再生を目指し、ケブラーコーンスピーカーを採用。また、クリアで繊細な高音を再生するために、アルミドームツィーターも使われている。さらに、高音質でハイパワーなサウンドを実現するために、専用のMOS-FETパワーアンプを新開発している。
こうしたサウンドへのこだわりは、さらなる静粛性を追求して防音材を追加。車外からのノイズやスピーカーの音によるドアパネルやライニングなどの不要な微振動を低減するデッドニングキット「ピュアサウンドブース」を新開発し、ディーラーオプションとして設定している。
音楽をストレス無しに楽しむために、ワイヤレス給電規格「Qi(チー)」に対応したスマートフォンや、Qi対応ワイヤレス充電カバーを装着したスマートフォンをトレイに置くことで充電ができる、ワイヤレス充電器をサウンドマッピングシステム搭載車に採用。充電をしながら、スマートフォンから音楽を楽しむことができる。
全体にスタイルとオーディオがメインと思われがちな新型N-BOXスラッシュだが、クルマとしの機能を磨き上げられている。従来のチップアップ&ダイブダウン機構に加え、前後スライド機構も搭載したリアシートを採用し、多彩なシートアレンジが可能とした。
また、女性や高齢者にうれしい機能として、さまざまなシーンで運転負荷の軽減を支援する新開発の電子制御パーキングブレーキや、パワーステアリングのアシスト力を切り替えられる機能を全タイプに標準装備された。
サウンドマッピングシステムが無ければN-BOXスラッシュを買う理由が見当たらない?
新型ホンダN-BOXスラッシュの選び方だが、ウリであるサウンドマッピングシステムを選びたいということであれば、必然的にXグレードしか選べない。インテリアカラーパッケージは、このXグレードのみにオプション設定されている。つまり、インテリアカラーパッケージのみ単体で装備することはできない。
新型NボックススラッシュXグレードの価格は1,650,000円。G・Aパッケージ1,460,000円との価格差は19万円だ。この19万円でサウンドマッピングシステムや、クルーズコントロール、シートヒーターなどなどがプラスされるのであれば、お買い得感はある。
音楽好きなら、まずXグレードを選ぶといい。このレベルのオーディオだけでも社外品で揃えるとなると、とても19万円では装備できないだろう。車外からのノイズやスピーカーの音によるドアパネルやライニングなどの不要な微振動を低減するデッドニングキット「ピュアサウンドブース」をディーラーオプションとして選び装着すれば、軽自動車とは思えないくらいの高いクオリティのサウンドが楽しめる。
逆に考えると、新型Nボックススラッシュは、よほどチョップドルーフスタイルが好きという人を除けば、Xグレード以外は選ぶ意味がない状態。ヒンジドアで良いのであれば、Nワゴン があり、Nワゴンのコストパフォーマンスの方が優れているからだ。
ホンダN-BOXスラッシュ価格、燃費、スペックなど
■ホンダNボックススラッシュ価格
・G FF 1,380,000円 4WD 1,500,000円
・G・Aパッケージ FF 1,460,000円 4WD 1,580,000円
・G・ターボAパッケージ FF 1,590,000円 4WD 1,710,000円
・X FF 1,650,000円 4WD 1,770,000円
・X・ターボパッケージ FF 1,760,000円 4WD 1,880,000円
■ホンダNボックススラッシュ2トーンカラースタイル価格
・G・Aパッケージ FF 1,519,400円 4WD 1,639,400円
・G・ターボAパッケージ FF 1,649,400円 4WD 1,769,400円
・X FF 1,709,400円 4WD 1,829,400円
・X・ターボパッケージ FF 1,819,400円 4WD 1,939,400円
代表グレード | ホンダ N-BOX Xグレード |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 3395×1475×1670mm |
車両重量[kg] | 930kg |
総排気量[cc] | 658cc |
エンジン最高出力[ps(kw)/rpm] | 58ps(43kw)/7300rpm |
エンジン最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 6.6kg-m(65N・m)/4700rpm |
ミッション | CVT |
JC08モード燃費[km/l] | 25.8km/l |
定員[人] | 4人 |
税込価格[円] | 1,650,000円 |
発売日 | 2014/12/22 |
レポート | 編集部 |
写真 | ホンダ |
スライドドアからヒンジドアへ! 豊富な仕様で、自分だけのカスタマイズカーとなりそうな予感!
ホンダ は、主力軽自動車 である「N」シリーズの第5弾新型車を公開した。「新型ホンダ エヌボックス スラッシュ (N-BOX SLASH)」は、2014年12月22日に発売を予定。新型ホンダ エヌボックス スラッシュ(N-BOX SLASH)の詳細は、ホンダの先行公開ホームページでも確認できる。
ホンダの軽自動車Nシリーズは、軽自動車で後れを取っていたホンダが起死回生を狙った新世代モデルだ。1966年にホンダが初の量産軽自動車N360の設計思想をリスペクトし開発された。M・M(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)という設計思想を元に開発され、センタータンクレイアウトを用いた優れたパッケージングに、低燃費性能とパワーを両立した新エンジンが搭載されている。
そんなNシリーズの第1弾がN-BOX(エヌボックス) だ。その後、N-BOX+(エヌボックスプラス) 、N-ONE(エヌワン) 、N-WGN(エヌワゴン) と続き、今回初公開された5番目のモデル新型ホンダ N-BOXスラッシュが登場した。
面白いのは、第1弾のN-BOXとN-BOXスラッシュの関係だ。N-BOXは、軽自動車マーケットに大きな衝撃を与えたモデルだ。まず、当時ホンダ N-BOXは最も背の高いモデルとして登場。この全高の高さからくる圧倒的な室内空間の広さと、自転車が積み込めるほどの積載性の高さから、大ヒットモデルをとなった。価格も特別安い訳でもなく、燃費もクラスナンバー1でもなかったが、とにかく売れた。煮え湯を飲まされた格好になったのは、ダイハツ やスズキ だ。スズキは、スペーシア を投入。ダイハツは、N-BOXを上回る全高をもつ新型ウェイク を投入し、N-BOX対策を行った。
そんな「とにかく全高は高い方がいい」ブームを作ったホンダが、今度はルーフ(全高)を低くしたモデルである新型ホンダN-BOXスラッシュを投入したのだ。この新型ホンダN-BOXスラッシュは、いわゆるAピラーなどを短くしたチョップドルーフ仕様。ルーフ後端もやや下げ気味にし、N-BOXには無い滑らかさをもっている。
そして、驚きなのがN-BOXのウリでもあった両側スライドドアをアッサリと放棄し、いわゆる普通のヒンジ式ドアにしてしまったのだ。N-BOXのヒット理由だったスペースと利便性を捨ててしまったのが新型ホンダN-BOXスラッシュということになる。
その代りに得たものが、カスタマイズカー的なカッコ良さだ。ヒンジ式となったリヤドアは、ドアノブを隠すようなデザイン。まるで四角いクルマであることには変わりないのだが、クーペ っぽさをアピールする独特なテイストへ変更されている。
こうした手法は、昨年の東京モーターショー で登場していたスズキのハスラークーペ と同じ。このハスラークーペは、非常に話題になっており市販化が期待されていたものの、未だ発売の噂も無い状態。スズキにしてみれば「やられた!」といった感じだろう。
さらに、新型ホンダN-BOXスラッシュには、Nシリーズで人気のルーフの色を塗り替える2トーンカラーも採用。そこに、カラフルなシート素材も豊富に用意されているようで、まるでカスタマイズカーのような自分だけのN-BOXスラッシュになりそうな仕様となっている。
また、チョップドルーフというとアメリカンカスタムの手法ということもあり、オーディオにもこだわっているようだ。軽には無かった重低音ということで、8つのスピーカーとサブウーファー用意されている。
軽自動車マーケットは、スズキのハスラーが大ヒットしたこともあり、ダイハツのウェイクなど実用一辺倒のモデルから遊び心あふれるモデルが人気を博している。そうした流れもあることや、ホンダ車のカスタマイズは元々人気があることから新型ホンダN-BOXスラッシュもヒットしそうだ。
そんな新型ホンダN-BOXスラッシュの燃費は、ヒンジ式ドアになったことによる軽量化などもあるのでN-BOXよりは燃費が向上すると予想できる。Nワゴンまではいかないまでも、28.0㎞/L前後くらいと予想。そして、新型ホンダN-BOXスラッシュの価格は多くの仕様があることから、価格を予想するのは難しいが、メイングレードでシンプル装備車のNA車で140万円前後になるのではないだろうか。
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