ホンダN-BOXスラッシュ新車情報・購入ガイド 魅力的なインテリアカラーパッケージが選べるグレードが増え、より買いやすくなった [CORISM]

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【ホンダ】2015/12/31

ボディ色も増え、より自分好みのN-BOXスラッシュにできるようななった

ホンダN-BOXスラッシュ
 ホンダ は、軽自動車「N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)」 をマイナーチェンジし、発売を開始した。ホンダN-BOXスラッシュは、2014年12月デビューしたばかりのモデルで、わずか1年でのマイナーチェンジとなる。

 N-BOXスラッシュは、その車名からも分かる通り、ベース車はスーパーハイト系N-BOX 。N-BOXは、全高1,780㎜とクラストップレベルの高さを誇る軽自動車で、軽自動車販売台数ナンバー1に何度も輝いたこともある人気モデル。今年も、ナンバー1を争っている。N-BOXは、の全高の高さからくる室内スペースの広さと両側スライドドアが評価されている。

 N-BOXスラッシュは、そんなN-BOXのセールスポイントである全高を100㎜も低くしたモデルだ。全高を低くする手法は、アメリカンカスタマイズのチョップド。チョップドとは、クルマの支柱的役割を持つピラーを切り全高を低くし、ルーフそのものもカスタマイズされる。チョップドにより、キャビンが小さく見え、スタイリッシュな雰囲気が漂うカスタマイズだ。

 驚きなのは、N-BOXスラッシュは、単にチョップドルーフを採用しただけではない。なんと、N-BOXのセールスポイントである左右のスライドドアを廃止。通常のヒンジ式のドアへ変更した。もはや、N-BOXと名乗っていても、N-BOXのセールスポイントはすべて捨てさり、大胆なコンセプトのもとに開発されたモデルがN-BOXスラッシュといえる。

 そんなN-BOXスラッシュだが、わずか1年でマイナーチェンジしたのには理由がある。ホンダの国内販売が不調であることが大きな要因。国内販売では、N-BOXシリーズが占める割合は非常に大きい。言い換えれば、N-BOX系の売れ行きひとつでホンダの販売台数が大きく変わることになる。つまり、N-BOX系の販売台数が落ちても、穴埋めしてくれる車種があまりないこともホンダの販売不振の原因でもある。

 しかし、その頼みの綱ともいえるN-BOXは、そろそろモデル末期に入ってきている。そのため、燃費面ではライバル車と勝負にならない状況。それでも、販売台数は維持するかアップしないと営業面のダメージが多くなるので、N-BOXはお買い得な特別仕様車の投入。そして、N-BOXスラッシュはデビューして1年で異例のマイナーチェンジとなった。なんとしても、売りたいというホンダの苦悩が伝わってくる。

 N-BOXスラッシュの魅力は、大きく分けて3つ。1つ目は、チョップドルーフとなったスタイル。2つ目は、カラフルで好みに合わせて選べるインテリアカラーパッケージ。そして3つ目は、本格的な重低音を楽しめるサウンドマッピングシステムだ。今回は主に、インテリアカラーパッケージに関連するもので、ホンダはマイナーチェンジと呼んでいるが、変更内容はほとんど仕様変更のようなものとなった。

 そのインテリアカラーパッケージは、今まで一部の上級グレードしか選べなかった。インテリアカラーパッケージやサウンドマッピングというN-BOXスラッシュの魅力ある装備を選ぶと、軽く200万円を超えるクルマになっていたのだ。価格も重要視される軽自動車で、200万円を超える価格ということになると、購入できる顧客も限られ販売台数増にはつながらない。そこで、今回はG・Lパッケージ、G・ターボLパッケージにもインテリアカラーパッケージを設定。Gを除くすべてのグレードで、インテリアカラーパッケージが選べるようになった。

 その他、ボディカラーに新色を追加。プレミアムピンク・パールおよびアッシュグリーン・メタリックの2色を新たに追加。さらに2トーンカラースタイルとして、プレミアムピンク・パール&ホワイト、プレミアムピンク・パール&ブラック、アッシュグリーン・メタリック&ホワイトを追加した。また、2トーンの新たな組み合わせとして、ミラノレッド&ブラック、プレミアムイエロー・パールII&ブラックを追加し、モノトーン全9色、2トーン全14色の多彩なカラーバリエーションとしている。N-BOXスラッシュは、個性的なモデルだけに、より自分好みのボディカラーを選びたいという顧客は多い。選ぶ楽しさも増え、自分好みのN-BOXスラッシュに仕立てることができるようになったので、よりクルマに愛着が持てる。

ホンダN-BOXスラッシュ
ホンダN-BOXスラッシュ
ホンダN-BOXスラッシュ

ホンダN-BOXスラッシュ

オススメはグレードは、GターボLインテリアカラーパッケージ

ホンダN-BOXスラッシュ
 さて、そんなホンダN-BOXスラッシュの選び方は意外とシンプル。まず、パワーユニットの選択をしたい。なぜかというと、N-BOXスラッシュの車重は重い。最も軽いグレードでも920㎏もある。これだけ車重が重いと、自然吸気エンジンでは街乗り中心となってしまう。割り切れるのなら良いが、余裕のある走りということになると、ターボ車がお勧め。ターボ車の燃費は24.0㎞/L、自然吸気社が25.8㎞/Lとそれほど差が無いのもターボ車を選びやすいポイント。しかし、燃費値そのものは、ライバル車と比べると、やや差が付いている状態で優れた燃費値とは言えない。

 次は、N-BOXスラッシュのセールスポイントでもあるインテリアカラーパッケージを選びたい。数種理のパターンか自分好みのものが選べる。注目すべきポイントは、インテリアカラーパッケージ装着グレードには、あんしんパッケージが標準装備されている。あんしんパッケージは、サイドエアバッグやカーテンエアバッグ、低速域の自動ブレーキなどがセットになったもの。安全面でも安心できるレベルになる。

 そして、オプションだがサウンドマッピングシステムも絶対に選んでおきたい。非常に優れたサウンドが聞けるだけでなく、防音材もプラス装備されるため、軽自動車とは思えない静粛性を手に入れている。さらに、ディーラーオプションとなるピュアサウンドブースも選びたい。いわゆるデットニングと呼ばれるキットっで、制振性シートや吸音シートなどを使い、より優れたサウンドが楽しめるキットだ。これを装備すると、N-BOXの静粛性が一段と高まり、ちょっとした高級車レベルになる。

 N-BOXスラッシュは、チョップドルーフになり全高が下がったことで、走行性能面で大きなメリットを得た。全高が低くなったことにより、操縦安定性は大幅に向上。横風にも強くなった。さらに、サスペンション設定も変更されていて、なかなか快適な乗り心地を誇る。その上、電子制御パーキングブレーキが用意され、サウンドマッピングシステム装着車は静粛性も高い。もはや、N-BOXの車名を使っているものの、まったく違うクルマになっている。そのパフォーマンスは、軽自動車枠を超えたもので、小さな高級車的でもある。

ホンダN-BOXスラッシュ
ホンダN-BOXスラッシュ
ホンダN-BOXスラッシュ

ホンダN-BOXスラッシュ価格

ホンダN-BOXスラッシュ
■ホンダN-BOXスラッシュ価格

・G Lインテリアカラーパッケージ 1,515,000円

・GターボLインテリアカラーパッケージ 1,620,000円

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(レポート:CORISM編集部

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