メルセデス・ベンツは､自動車誕生125周年を記念し、メルセデス・ベンツ「Vクラス」の特別仕様車｢V 350 AVANTGARDE EDITION 125｣を､全国限定50台で発売した。

｢V 350 AVANTGARDE EDITION 125｣は、V 350 アンビエンテをベースに、エクステリア、インテリアの高級感とスポーティさを増した特別装備を施した限定仕様車。エクステリアは、専用デザインのクロームストリップ付バンパー一体型フロントスポイラーや19インチ16スポークアルミホイール&ワイドタイヤ、スポーツサスペンション等により、精悍でスポーティな印象をアピールしている。

　6座独立シート（通常は7座シート）を特別採用したインテリアは、ベージュ/ブラックの2トーンを基調として、レザーDINAMICAシート（レザー調/スエード調素材）とブラックウォールナット調インテリアトリムを組み合わせ、上質で快適な空間を提供。さらに、特別装備としてデュアルガラス・スライディングルーフ（挟み込み防止機能付）、HDDナビゲーションシステム、収納式センターテーブル（スライド・取外し可能）等を備えるユーティリティパッケージを採用した。

　Vクラスは、2011年1月に大幅なマイナーチェンジを行ったばかり。外観は大きく変化し、ミニバンとは思えないほどシャープなフォルムへの変化した。とはいえ、基本骨格は変わっていないので、すべてが新しいといわけでないので、とにかく最新型が欲しいという人はジックリとチェックして選ぶといい。

　特別仕様車メルセデス・ベンツV 350 AVANTGARDE EDITION 125は、50台の限定車。よくあるモデル末期のバーゲン車とは少々趣が違う。日本人が大好きなエアロパーツなどを使いスポーティに仕立て上げ、インテリアはとにかくゴージャスにまとめられている。良くも悪くもテイスト的には、日本の代表的ミニバンであるトヨタのアルファード＆ヴェルファイアや日産エルグランドを好むユーザーに近い。国産高級ミニバンユーザーもターゲットにした仕様で、まさに日本マーケットを熟知した限定車だ。

　価格も絶妙。これだけの装備をプラスして695万円というのは、メルセデス・ベンツにしてはお買い得感が高い。国産高級ミニバンの最高級グレードに、豪華装備のオプションを装備すると軽く500～600万円になることから、もう少しお金を足せばメルセデスが手に入るという設定だ。さらに、50台限定という付加価値が付くので、この手のクルマが大好きにユーザーには、喉から手が出るくらい欲しくなってしまうモデルかもしれない。

＜メルセデス・ベンツ V350 AVANTGARDE EDITION 125特別装備＞

■エクステリア
・専用クロームストリップ付バンパー一体型フロントスポイラー
・専用19インチ16スポークアルミホイール＆ワイドタイヤ
・専用テールゲートクロームトリム
・専用ハイグロスクロームドアミラーカバー
・専用サイドスカート
・専用サイドエンブレム“AVANTGARDE”
・専用サイドロゴ“EDITION 125”
・デュアルガラス・スライディングルーフ（挟み込み防止機能付）
・スポーツサスペンション

■インテリア
・6座独立シート（3列目左右独立シート）
・ステンレスアクセル＆ブレーキペダル（ラバースタッド付）
・HDDナビゲーションシステム
・ユーティリティパッケージ　　　
　収納式センターテーブル（スライド・取外し可能）
アンダーシートセーフティボックス（専用キーロック付）
ラゲッジネット

メルセデス・ベンツ V350 AVANTGARDE EDITION 125価格：　6,950,000円