マツダ デミオ新車情報・購入ガイド 鮮やかな「Mid Century」、オシャレな内装に安全装備をプラス「Urban Stylish Mode」、2つの特別仕様車が登場! [CORISM]

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【マツダ】2015/05/14

マツダ デミオ特別仕様車「Mid Century」

2つのインテリアカラーが追加され計6タイプへ。選ぶ楽しさが倍増!

マツダ デミオ特別仕様車「Mid Century」

マツダ デミオ特別仕様車「Mid Century」

 マツダは人気コンパクトカーのデミオに、インテリアにこだわった2つの特別仕様車「Mid Century(ミッド・センチュリー)」「Urban Stylish Mode(アーバン・スタイリッシュ・モード)」を設定するとともに、一部仕様追加も行い発売を開始した。

 現在のマツダ デミオは4代目で、2014年にデビューしている。低燃費技術のスカイアクティブや、新デザインテーマ魂動(こどう)を用いた新世代商品群の4番目のモデルとして登場している。マツダにとって、新型となったデミオの役割は国内マーケットにおいて非常に重要な役割をもつ。それは、すでに発売されている他のモデルよも圧倒的にボリュームのある販売台数となるコンパクトカーだからだ。マツダの国内における保有台数やシェアに大きく係わるモデルなのだ。

 そうしたこともあり、マツダはデミオの他のライバルには無い、新開発1.5Lクリーンディーゼルエンジンを搭載し差別化を図った。魅力的なデザインに低燃費技術、そして走る楽しさをプラスしたことで、マツダ デミオは先代モデルとは比べ物にならないくらいの大ヒットとなる。従来のデミオの販売台数は、普通乗用車の販売台数ランキングで10位以内にも入らないという状況だった。発売直後とはいえ、現在では10位以内どころかベスト5にも顔を出すほどの人気となった。

 一般的にこれだけ売れているクルマに、早くも特別仕様車や一部改良を施すことはあまりない。基本的に、販売台数が落ちてきたときに行う手法だからだ。飽きられる前に新しいものを投入し、高い人気を保っている状態をより維持していきたいというマツダの戦略なのかもしれない。

 今回投入された特別仕様車は2タイプある。従来の4つのインテリアに、2つのインテリアを追加することで、個性の異なる6つのインテリアの中から、顧客に選ぶ楽しさを提供している。

 ひとつ目は、特別仕様車「Mid Century」。デミオの「13S L Package」および「XD Touring L Package」をベースとしている。専用インテリアとして、センター部分に特徴的なエンボス加工を施した真っ赤なシートや、あえて樹脂素材の存在感を強調したインテリアパーツ、赤、白、黒のヴィヴィッドな色づかいなどの採用。1950年代にはじまったモダンファニチャーの世界とスポーティーさを融合させたインテリアデザインを表現した。単にすべてのボディ色ではなく、この特別仕様車「Mid Century」に合ったボディカラーをマツダがチョイス。「ソウルレッドプレミアムメタリック」「ジェットブラックマイカ」「スノーフレイクホワイトパールマイカ」の3色が設定されている。

 二つ目が「Urban Stylish Mode」。デミオの「13S」および「XD」をベースに、ピンクのストライプを使いながらも、ピアノブラック、オフホワイト、シルバーで引締め、柔らかさとシックさを融合させた専用インテリアをもつ。さらに、高光沢カラー樹脂素材を使用した加飾パネルなど、クルマにファッション性を求める、スタイリッシュな大人の女性をイメージしたモデルとなっている。

 色だけでなく、自車の側方・後側方から接近する車両を検知する「ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)」、後退時に接近する車両を検知して警告する「リア・クロス・トラフィック・アラート(RCTA)」も特別装備。運転が苦手という女性が多いこともあり、安全性と安心して運転できるサポート機能も含んだ装備をプラスしている。ボディカラーは「スモーキーローズマイカ」「チタニウムフラッシュマイカ」「メテオグレーマイカ」など計5色を用意している。

 装備の一部改良では、ディーゼルエンジンモデルで好評の「セーフティパッケージ」をガソリンモデルにも追加設定した。

マツダ デミオ特別仕様車「Mid Century」

マツダ デミオ特別仕様車「Mid Century」

装備の充実した特別仕様車だが、CX-3のようにミリ波を使った自動ブレーキが欲しい!

 デミオ「Mid Century」XD FFの価格は1,998,000円。ベース車と同じ価格だが、クロス/レザーのオフホワイトのシートなどがレッドの専用布シートなどに変更されている。レザーから布というと、グレードがダウンしているので、実質価格アップ感もある。ただ、スーパーUVカットガラス(フロントドアガラス)、シートヒーター(運転席・助手席)、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)などがプラス装備されているので割高感が無いだろう。

 デミオ「Urban Stylish Mode」XD FFの価格は1,890,000円。ベースとなるXDの価格が1,782,000円なので、約11万円のアップとなる。こちらも価格はアップしているものの、アドバンストキー、フルオートエアコン、CD/DVDプレーヤー+地上デジタルTVチューナー(フルセグ)、ブラインド・スポット・モニタリング(BSM)、スーパーUVカットガラス(フロントドアガラス)、シートヒーター(運転席・助手席)、フロントグリルガーニッシュ(ボディ同色塗装、13S Urban Stylish Modeのみ)がプラスされているので、こちらも割高感は無いだろう。

 どの特別仕様車もなかなか魅力的な設定となっている。ただ、デミオで早期に装備してほしいのが、30㎞/h以下での自動ブレーキであるスマート・シティ・ブレーキ・サポートではなく、ミリ波レーダーを使ってより高い速度域から自動ブレーキが使用できるスマート・ブレーキ・サポートだ。すでに、デミオをベースとしたコンパクトSUVであるCX-3には用意されている。ミリ波レーダーを使用すると、前走車との車間距離や速度を一定に保ちながら追従走行できるマツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)が使えるようになるので、ロングツーリングでは疲労軽減に役立つ。もはや、このクラスのコンパクトカーも低速域だけの自動ブレーキでは物足りなくなってくる時代だけに、早急なバージョンアップが必要だろう。

マツダ デミオ特別仕様車「Urban Stylish Mode」

マツダ デミオ特別仕様車「Urban Stylish Mode」

マツダ デミオ特別仕様車「Urban Stylish Mode」
マツダ デミオ特別仕様車「Urban Stylish Mode」

マツダ デミオMid Century/Urban Stylish価格

・13S Mid Century 1.3 2WD 1,717,200円 4WD 1,911,600円
・XD Mid Century 1.5 2WD 1,998,000円  4WD 2,192,400円
・13S Urban Stylish Mode 1.3 2WD 1,566,000円 4WD 1,760,400円
・XD Urban Stylish Mode 1.5 2WD 1,890,000円 4WD 2,084,400円
*すべて6AT車

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(レポート:CORISM編集部

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