日産のカスタムカーなどを扱うオーテックジャパンは、1月14日から16日まで千葉・幕張メッセで開催された「東京オートサロン2011 with NAPAC」で行われた『東京国際カスタムカーコンテスト2011』において、オーテックジャパンが製作した「日産 エルグランド ライダー プレミアムコンセプト」[参考出品車]がミニバン・ワゴン部門で優秀賞を受賞したことを発表した。同賞は一般来場者の投票により選ばれる。オーテックジャパンの受賞は、「ティアナ アクシス」が2004年にセダン部門の最優秀賞を受賞して以来2度目となった。メーカー直系のオーテックジャパン製ならではの完成度が評価された格好だ。

　「日産 エルグランド ライダー プレミアムコンセプト」は、2010年夏にデビューした新型エルグランドのカスタム仕様「エルグランド ライダー」をベースに、室内を贅沢な2列4人乗りとし、さらにエンジン・ボディ・サスペンションにチューニングを施した『究極のエルグランド』だ。
　実はこの定員4人乗りの仕様は、オーテックジャパンが手がけるカスタム仕様「エルグランド VIP」 において既に受注生産を実施しているモデルがベースだ。エルグランド ライダー プレミアムコンセプトでは、キルティングデザインの白本革シートや、足元間接照明・保温冷庫などを備えたキャビネットを採用しているが、オーテックジャパンでは、こういったカスタマイズも実際に相談することが出来るという。
　いっぽうのエンジン・ボディ・サスペンションのチューニングと聞くと思い出すのが、先代のエルグランド ライダーに存在した「ハイパフォーマンススペック」の存在だ。走りを知り尽くした職人の手による玄人好みなチューニングが施されていたのが印象的なモデルだった。と考えると、このチューニングについても、市販モデルへの展開にも期待出来るのではないだろうか、いやぜひ期待したい！