日産ラフェスタ ハイウェイスター新車情報・購入ガイド ライバルはホンダ フリード? 大幅に進化した燃費性能 [CORISM]

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【日産】2013/02/21

 

新エンジン&6速ATで、クラスナンバー燃費16.2km/Lを達成

 日産は、ラフェスタハイウェイスターをマイナーチェンジし、3月1日より発売を開始する。

日産ラフェスタハイウェイスターは、ベースをマツダ プレマシーとしOEM供給を受けているモデル。OEMとはいえ、バンパー類からドアパネルなどは日産オリジナルとなっているので、意外なほど違った印象に見える。

燃費が大幅に向上

日産ラフェスタハイウェイスターのマイナーチェンジは、ベース車プレマシーの大幅なマイナーチェンジを受けての変更だ。高効率直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」と高効率6速AT「SKYACTIV-DRIVE」の2つの「SKYACTIV技術」が2WD車の主力機種に搭載された。

パワーとトルクは、従来の150ps&186Nmが151ps&190Nmと若干アップ。これは、アテンザなどの高圧縮比13.0のエンジンではなく、アクセラなどに積まれる圧縮比12.0のPE-VPS型が搭載されているからだ。それでも14.0km/Lだった燃費は、なんと16.2km/Lまで向上している。

ウィッシュが14.4km/Lなので、16.2km/Lという燃費はライバルをも圧倒。ミニバンクラストップとなる実力だ。ATは5速からロックアップ領域の広い6速になり、ダイレクト感ある走りと低燃費に貢献している。細かい所では、運転席シートバックポケットを追加するとともに、リヤのラゲッジアンダートレイの収納容量を拡大するなど、利便性を向上させている。

この低燃費化により、ラフェスタハイウェイスターのエコカー減税は、50%もしくは75%となっている。このクラスは、車両重量が軽いため日産セレナSハイブリッドのように100%減税(免税)にはなっていない。

ラインアップの隙を埋める役割を担うラフェスタハイウェイスター

このラフェスタハイウェイスターは、日産のモデルラインアップの隙間を埋める重要な車種となっている。マーケットとしては縮小傾向なのだが、コンパクトカーでは小さいが、セレナでは大き過ぎるという旧ラフェスタ顧客のニーズを拾う役割を持つ。日産も国内用で、台数も少ないこのクラスを自社で開発するにはリスクが高いと判断した結果OEMで導入している。

小さなボディで両側スライドドアをもち、7人が乗車できるといいうメリットがあるものの、最近ではこういった顧客の多くが、価格も安いホンダのフリードに移行しているのが現状。ホンダ フリードのGジャストセレクションが1.5Lなのに燃費は16.0km/L。日産ラフェスタハイウェイスターは、2Lの排気量でホンダの1.5Lの燃費を越える16.2km/Lという低燃費性能を誇る。車両の価格差を、燃費性能と排気量で勝る走りの余裕でどう補っていくかが、今後の売れ行きを左右すると思われる。

 日産ラフェスタ ハイウェイスター
 日産ラフェスタ ハイウェイスター
 日産ラフェスタ ハイウェイスター

 日産ラフェスタ ハイウェイスター

日産ラフェスタハイウェイスター価格、変更点など

<日産ラフェスタハイウェイスターの仕様・装備の主な変更点>

●エクステリア
・新色のメテオグレーとジールレッドを含む、計5色をボディカラーに設定(ハイウェイスター Jパッケージを除く)
・アルミホイールのセンターキャップをブラック塗装化(ハイウェイスターG スプレモは採用済み)

●インテリア
・本革巻シフトノブのデザインを変更(ハイウェイスターG スプレモ、ハイウェイスターGに標準装備、ハイウェイスターはメーカーオプション)
・センタークラスターフィニッシャーのオーディオ装着部分周辺にピアノブラック調を採用(ハイウェイスターG)(ハイウェイスターG スプレモはエアコン部を含めて採用済み)
・シート地のデザインを変更(ハイウェイスター、ハイウェイスター Jパッケージ)

●メカニズム
・量産ガソリンエンジンとしてトップレベルの高圧縮比を実現した新世代高効率直噴エンジン(PE-VPS(2.0L))を採用(ハイウェイスター Jパッケージを除く2WD車)。燃焼効率を大幅に高めることで、2リッター7人乗りミニバンとしてNo.1の16.2km/Lの低燃費を実現(ハイウェイスター、ハイウェイスターGの15インチタイヤ装着車)
・ロックアップ領域を大幅に拡大し、マニュアルトランスミッションのようなダイレクト感のある走りと低燃費を両立する新世代高効率6速オートマチックトランスミッションを採用(ハイウェイスター Jパッケージを除く2WD車)
・アイドリングストップ頻度の向上、エンジン始動からアイドリングストップが作動するまでの時間の短縮、また減速時のオルタネーター発電制御の回生エネルギー量の拡大などにより、燃費を向上(ハイウェイスター Jパッケージを除く2WD車)

●装備
・「ハイウェイスターG スプレモ」の専用装備として、ダイレクトモード機構の付いたステアリングシフトスイッチ、ASCD(オートスピードコントロール装置)、自動防眩式ルームミラー、6スピーカーを新たに標準採用。
・運転席にシートバックポケットを追加
・ラゲッジアンダーボックスの収納容量を拡大

●グレード体系の見直し
・「ハイウェイスターG スプレモ」を標準グレードとして、ラインアップに追加

<日産ラフェスタハイウェイスター価格>

ハイウェイスター 2,145,150円
ハイウェイスターG 2,238,600円
ハイウェイスターG スプレモ 2,499,000円

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(レポート:CORISM編集部

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