日産自動車は、今年6月に国内発売した小型クロスオーバー車「ジューク」のターボモデルを11月初旬に発売すると発表し、8日から同社のホームページで車両情報の先行公開を開始した。
　今回11月初旬に発売されることが発表されたターボモデルは、新開発の1.6リッター直噴ガソリンターボ「MR16DDT」エンジンを搭載。2WD車の「16GT」と4WD車の「16GT FOUR」を設定する。同エンジンには、吸気側に加え、排気側にも可変バルブタイミング機構を持つ「ツインVTC」を採用。吸排気効率を高めることで中低速域のトルク特性を向上し、ハイパワーと低速域から有効なトルクを実現するという。
　このほか、4WDシステムにはトルクベクトル機能付き「ALL MODE 4×4-i」を採用。コーナリング時に後輪外輪側により大きな駆動力を配分し、左右の駆動力差により車両ヨーモーメントをダイレクトにコントロール。俊敏な操縦性を実現する。
　さらに公開されたホームーページによると、ミッションには6速マニュアルモード付きCVTを採用。また、サスペンションは、ターボエンジンに合わせ、サスペンションの専用チューニングを施すほか、4WD車にはマルチリンク式のリヤサスペンションを搭載する。

■「日産ジューク 16GT/16GT FOUR」[日産自動車 ホームページ]