現実化してきたトヨタの近距離用EV、世界初公開【トヨタFT-EV 3】東京モーターショー出品車 [CORISM]

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【トヨタ】2011/11/25

個人用というよりは、シェアして使う近距離EV

 トヨタは、東京モーターショーで、電気自動車FT-EV3を世界初公開する。このFT-EV3は、全長3,110mm×全幅1,680mm×全高1,500mm、ホイールベース2,000mm、定員4名。スーパーコンパクトカー、トヨタiQをベースに全長を少し伸ばしている。大人4名が乗車できる高効率パッケージは、トヨタiQならではだ。FT-EV3は、大人4人が移動できる近距離用のEVとして開発されている。

 トヨタFT-EV3は、すでに市販車としての高い完成度を誇っているのが特徴。2012年の市場導入を目指しEVの開発を推進中だ。搭載される電池は、リチウムイオン。一充電あたりの走行距離として105kmを想定しているという。

 トヨタのEVに対する考え方は、あくまで近距離用として割り切っている。中距離以上は、ハイブリッド車という考え方だ。今回、同時に公開されたプリウスPHVも、近距離はEVとして、それ以上はハイブリッド車として使うことが前提だ。トヨタFT-EV3も、完全に近距離用。そのため、一家に1台というクルマのあり方では、少々不便が生じる。だが、大都市圏内の短い距離を動くためのコミューターとしての価値は高い。また、大都市エリアにあるマンションなどでのカーシェアリングなどにも便利だろう。さらに、人気が高く自然豊かな観光地の近距離移動用なら、環境にも優しい。どちかというと、個人で使うというよりは、シェアする考え方が主流になるのではないだろうか。

トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3


トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3


トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3
トヨタ FT-EV3

トヨタ FT-EV3

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(レポート:CORISM編集部

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