エンジンは発電専用! 完成度増したシリーズハイブリッド【スイフト EVハイブリッド】東京モーターショー出品車 [CORISM]

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【スズキ】2011/11/16

軽自動車メーカーならではの、小さいエンジンを生かしたシリーズ型ハイブリッド

 スズキは、先代レンジ・エクステンダーを更に進化させた「スイフト EVハイブリッド」を提案する。レンジ・エクステンダーとは、前回のモーターショーに出品されていた車両。軽自動車の660ccエンジンを搭載して発電。エンジンは発電用のみに使われ、発電された電力を使い、走行時はEVとなる。

 今回もそのコンセプトは同じで、旧型から新型スイフトのボディになって登場している。スイフトクラスの小型乗用車の日常の走行距離は、日本国内では20km~30kmが一般的である。日常使う範囲は充電した電力で走り、それ以上の距離を走る必要がある場合は、発電用エンジンで発電しながら走ることができるので、安心して中・長距離の移動が可能だ。

 また、蓄電した電力だけで走るEVと比べ、小さいバッテリーを使用するため充電時間も短くでき、さらに軽量・省資源、低コストが可能となっている。

 実際にこのモデルではないが、レンジ・エクステンダーはすでに実証実験が行われている。回生ブレーキや、積載スペースなど、まだまだ煮詰めなくてはならない点はあったが、この出品車両ではずいぶん改善されていているように思える。そろそろ発売が近い、現実的なモデルとなってきた。

スイフト EVハイブリッド
スイフト EVハイブリッド
スイフト EVハイブリッド

スイフト EVハイブリッド

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(レポート:CORISM編集部

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