価格差80万円以上! 2代目中古プリウスが買いだ!!
2代目のプリウスの中古車価格だが、100万円を切るものも増え、だいぶ購入しやすくなってきた。未来的なデザインは今でも古さを感じさせない。
ガソリンの高騰と政府のエコカー減税政策、さらに地球温暖化問題などが重なり、自動車の世界ではエコカーが花盛りだ。その代表格といえば、トヨタ プリウスとホンダ インサイトの2台だろう。2009年にインサイトが火をつけ、プリウスがあとに続いた。ともに低価格路線を打ち出し、人気に拍車をかけた。プリウスはフルモデルチェンジしたにもかかわらず、旧型となるはずだった2代目プリウスを「プリウスEX」という車名で存続させるという、極めて異例のケースを採用した。しかも価格はインサイトのベースモデルと同じ189万円。インサイトvsプリウスという構図をいっそう鮮明にした。
プリウスEXはまんま2代目のプリウスである。だがここでハタと気づく。待てよ、2代目プリウスなら中古車もあるじゃないか、と。
2003年9月に登場した2代目プリウスは、2005年11月にマイナーチェンジを行なっている。そのマイナーチェンジ前の「前期型2代目プリウス」は中古車市場にも多く出回ってきた。しかも価格もこなれてきて、100万円を切るものまで登場している。しかも前期型プリウスと後期型プリウスは、じつはそれほどの差はない。肝心のハイブリッドシステムや燃費はまったく同じ。内装や足回りが若干見直されたが、外観の変更はもっと少なく、パッと見て「これは後期型だ」なんてわかる人はよほどのマニアだろう。
では、前期型2代目プリウスの中古車と新車のインサイトではどちらが魅力的か? 価格差は前述のように、ざっくり80万円程度はある感じ。これは大きい。クルマとしてはどうだろうか? 走る・曲がる・止まるという基本性能では、設計年次が新しいインサイトがややリードだろう。また、インサイトは何も知らない人が乗っても、ハイブリッドカーとは気づかないかもしれない。普通のクルマから乗り換えてもまったく違和感は感じないはずだ。スタイリングもインサイトのほうがフレッシュに感じる人が多いかもしれない。
プリウスEXはまんま2代目のプリウスである。だがここでハタと気づく。待てよ、2代目プリウスなら中古車もあるじゃないか、と。
2003年9月に登場した2代目プリウスは、2005年11月にマイナーチェンジを行なっている。そのマイナーチェンジ前の「前期型2代目プリウス」は中古車市場にも多く出回ってきた。しかも価格もこなれてきて、100万円を切るものまで登場している。しかも前期型プリウスと後期型プリウスは、じつはそれほどの差はない。肝心のハイブリッドシステムや燃費はまったく同じ。内装や足回りが若干見直されたが、外観の変更はもっと少なく、パッと見て「これは後期型だ」なんてわかる人はよほどのマニアだろう。
では、前期型2代目プリウスの中古車と新車のインサイトではどちらが魅力的か? 価格差は前述のように、ざっくり80万円程度はある感じ。これは大きい。クルマとしてはどうだろうか? 走る・曲がる・止まるという基本性能では、設計年次が新しいインサイトがややリードだろう。また、インサイトは何も知らない人が乗っても、ハイブリッドカーとは気づかないかもしれない。普通のクルマから乗り換えてもまったく違和感は感じないはずだ。スタイリングもインサイトのほうがフレッシュに感じる人が多いかもしれない。
2代目トヨタ プリウスのインパネ。モニターは全車に標準装備される。エアコンやオーディオ類のスイッチが備わるステアリングホイールは、ユニバーサルデザインを取り入れただ円形状。オプションで本革シートも選ぶことができた。
燃費の良さは2代目プリウスが圧勝!
プリウスと似ているが、すっとシャープな印象のインサイト。インサイトは5ナンバーサイズだが、2代目プリウスは全幅1725㎜と幅広で3ナンバーサイズ。
一方の2代目プリウスは、発進時はモーターだけだし、ブレーキングや下り坂、交差点で止まったときなど、エンジンを停止していると明確にわかる。走り出すとすぐ「ブルン」とエンジンがかかったりと、トヨタのハイブリッドカー特有のフィーリングをもっている。ブレーキング時も油圧と回生ブレーキ(減速エネルギーで発電するシステム)を協調制御し、制動感が普通のクルマとは明らかに違う。これらを違和感ととらえるか、新しい時代のモータリングととらえるかは人それぞれだろう。
ハイブリッドカーを欲しい人が気になる部分といえば、やはり燃費。インサイトの10・15モード燃費は30km/l、2代目プリウスは35.5km/l(ともにもっとも燃費のいいグレードの値)。18%ほど違う。実際にはどうかといえば、よほどの特殊なステージでない限り、2代目プリウスのほうが燃費がいいはずだ。さらに夏場などエアコンを多用する時期は、さらに差は広がる。プリウスは電動エアコンを採用するのに対し、インサイトは通常のクルマのエアコンと同様、エンジンでコンプレッサーを回すタイプだからだ。エアコンを効かせるためには、エンジンを回さなくてはならず、自然とエンジン停止の時間が短くなってしまう。エンジン単体だけで比較すればインサイトのエンジンのほうが低燃費かもしれないが、エンジンを停止する時間はプリウスのほうがずっと長く、そこで燃費を稼いでいるのである。電気領域はプリウスのほうがずっと大きいのである。
価格差約80万円、しかも燃費がいいとなれば、どちらが経済的かという答えは明確に出るはずだ。しかも中古車とはいえ、2代目プリウスならエコカー減税だって受けられるのである。
ハイブリッドカーを欲しい人が気になる部分といえば、やはり燃費。インサイトの10・15モード燃費は30km/l、2代目プリウスは35.5km/l(ともにもっとも燃費のいいグレードの値)。18%ほど違う。実際にはどうかといえば、よほどの特殊なステージでない限り、2代目プリウスのほうが燃費がいいはずだ。さらに夏場などエアコンを多用する時期は、さらに差は広がる。プリウスは電動エアコンを採用するのに対し、インサイトは通常のクルマのエアコンと同様、エンジンでコンプレッサーを回すタイプだからだ。エアコンを効かせるためには、エンジンを回さなくてはならず、自然とエンジン停止の時間が短くなってしまう。エンジン単体だけで比較すればインサイトのエンジンのほうが低燃費かもしれないが、エンジンを停止する時間はプリウスのほうがずっと長く、そこで燃費を稼いでいるのである。電気領域はプリウスのほうがずっと大きいのである。
価格差約80万円、しかも燃費がいいとなれば、どちらが経済的かという答えは明確に出るはずだ。しかも中古車とはいえ、2代目プリウスならエコカー減税だって受けられるのである。
低価格をウリにしたインサイトは、2代目プリウスと比べてもインテリアの上質さが物足りなく感じる部分もある。ラゲッジの容量や室内の居住性は、大きな差はない。プリウスとの価格差80万円をどう考えるかがポイントだろう。
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(レポート:CORISM編集部)
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