プジョー208新車情報・購入ガイド 200馬力を発生する208GTi、ラグジュアリースポーツ208XYを追加 [CORISM]

はてなブックマークに追加 Googleブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録
【プジョー】2013/05/27

GTi歴代最高出力200psを誇る1.6Lターボエンジンを搭載したプジョー208GTi

プジョー208GTi
 プジョーは、主力コンパクトカーであるプジョー208に、「208 XY」および「208 GTi」を追加し、7月1日より販売を開始する。

 プジョー208は、2012年11月にデビュー。モデルチェンジの度にボディが大きくなってきたが、208はコンパクトカーの本質を見つめ直し、ボディを縮小しながらもゆとりある空間を作り出したモデル。スタイリングは、小さいボディながらシャープなキャラクターラインと豊かな曲面でまとめられていて、いかにもプジョーらしいスポーティなもの。インテリアも近未来を感じさせるデザインと高い品質感をもつ。

 デビュー当時のパワーユニットは、直3 1.2Lと直4 1.6L、直4 1.6Lターボが用意されていた。直3 1.2Lの208 Allureは、3ドア&MTという少し選びにくい仕様ながら199万円と200万円を切った価格で登場した。プジョー208のラインアップは豊富で、デビュー直後は4タイプが用意され、途中から上質な装備の限定車Urban Vintage投入されている。

 今回、投入されたプジョー208 GTiと208 XYの追加により、なんと輸入コンパクトカーとしは異例な6タイプのラインアップを誇るモデルとなった。

 まず、プジョー208 GTiは、1,200kgという軽量ボディに、なんと200psというハイパワーエンジンを搭載したスポーツモデル。すでに208にGTというモデルがあるが、こちらは156psなので44psをも上回るパワフルさだ。0-100km/h加速は、7秒という俊足ぶりを誇る。まさに、ホットハッチという名に相応しい仕上がりだ。プジョー208GTiは、200シリーズ歴代最高のパフォーマンスを誇るエンジンを搭載したことになる。

 プジョー208 GTiのエクステリアには、チェッカーフラッグをモチーフにした専用グリルに、オレンジ色に光るLEDウインカー、大型のルーフスポイラーにクロームのエキゾーストエンドなどが装備され、CピラーにはGTiのロゴが入る。

 インテリアは、上質なレザーとファブリックを組み合わせたスポーツシートが装備され、シートバックにはGTiのロゴが入る。さらに、レッドのスティッチは定番だがスポーツモデルらしさをアピール。このレッドのスティッチは、シフトブーツやサイドブレーキレバーにも入れられ、小径の専用ステアリングなどとコーディネイトされている。メーターフードのまわりもレッドで縁取られ、インテリア全体がブラック&レッドでまとめられているのが特徴だ。

 こういったカラーコーディネートは、このプジョー208GTiがベストセラーになった205GTiをかなり意識したモデルであるということを表している。言い換えれば、205GTiを現代流にアレンジしたモデルということにもなる。

プジョー208GTi
プジョー208GTi
プジョー208GTi


プジョー208GTi
プジョー208GTi
プジョー208GTi

プジョー208XY

プジョー208XY

オシャレ ラグジュアリーなコンパクトという新ジャンルの提案プジョー208XY

プジョー208XY
 そして、プジョー208 XY は、内外装細部のデザイン処理により、ラグジュアリースポーツと呼ぶにふさわしい仕様としている。搭載されるエンジンは、1.6Lターボ付きで208GTと同じ156psを発揮するパワフルななタイプ。エキゾーストパイプをあえて露出させないリアバンパー処理を施すなど、エレガントというデザインコンセプトに沿ったエクステリアにまとめられている。ダーク系のボディカラーに、クロームメッキ調のXY専用グリルに、エンブレム、ホイールを組み合わせ、光物が目立つ演出がなされている。こういった光物が、夜の街で怪しく輝き、ラグジュアリーの雰囲気を漂わす都会の個性派コンパクトカーといえる。

 インテリアも同様に、ちょっと怪しげでラグジュアリーな仕上がりだ。パープルスティッチが入ったテップレザー/アルカンタラ/ファブリックシートが装備され、ダッシュボードにもこのスティッチが施される。パノラミックガラスルーフや、特別な外板色も 208XYのみの設定でだ。スポーツモデルと標準モデルという一般的なグレード分け方ではなく、もうひとつのコンパクトカーの魅力を伝えるグレードが208XYといえるだろう。古典的なスポーティモデルとは、ひと味違う存在感の示し方を提案したモデルだ。

 これだけ多くのグレードを用意したプジョー208だが、困ったことにミッションの選択肢がないのが問題となる。MT派にとっては、なんの問題はないのだが、AT派にとっては208シリーズの選択肢が一気に減っていしまう。GTiとはいえ、やはりイージーにハイパワーを楽しみたい顧客も多く、DSGや6ATの搭載も必要だろう。また、XYのテイストを考えれば、やはり6ATが主流になるだろう。MTのみという設定は、GTiやXYが欲しくても、ATじゃなければダメという顧客がほとんどだ。この傾向は、ミニのハイパフォーマンスモデルであるジョン・クーパー・ワークスが6AT化されていることからも分かる。顧客ニーズの多様化への対応という意味では、とても素晴らしいことだが、日本マーケットにおいては、やはりATであることが重要なだけに、少しもったいないグレード展開ともいえるだろう。

プジョー208XY
プジョー208XY
プジョー208XY

プジョー208 シリーズ価格

208 XY 右/3ドア 6速マニュアル 2,690,000円
208 GTi 右/3ドア 6速マニュアル 2,990,000円

【関連記事】

(レポート:CORISM編集部

【オススメ記事】