プジョー208新車情報・購入ガイド 200馬力を発生する208GTi、ラグジュアリースポーツ208XYを追加 [CORISM]
GTi歴代最高出力200psを誇る1.6Lターボエンジンを搭載したプジョー208GTi
プジョー208は、2012年11月にデビュー。モデルチェンジの度にボディが大きくなってきたが、208はコンパクトカーの本質を見つめ直し、ボディを縮小しながらもゆとりある空間を作り出したモデル。スタイリングは、小さいボディながらシャープなキャラクターラインと豊かな曲面でまとめられていて、いかにもプジョーらしいスポーティなもの。インテリアも近未来を感じさせるデザインと高い品質感をもつ。
デビュー当時のパワーユニットは、直3 1.2Lと直4 1.6L、直4 1.6Lターボが用意されていた。直3 1.2Lの208 Allureは、3ドア&MTという少し選びにくい仕様ながら199万円と200万円を切った価格で登場した。プジョー208のラインアップは豊富で、デビュー直後は4タイプが用意され、途中から上質な装備の限定車Urban Vintage投入されている。
今回、投入されたプジョー208 GTiと208 XYの追加により、なんと輸入コンパクトカーとしは異例な6タイプのラインアップを誇るモデルとなった。
まず、プジョー208 GTiは、1,200kgという軽量ボディに、なんと200psというハイパワーエンジンを搭載したスポーツモデル。すでに208にGTというモデルがあるが、こちらは156psなので44psをも上回るパワフルさだ。0-100km/h加速は、7秒という俊足ぶりを誇る。まさに、ホットハッチという名に相応しい仕上がりだ。プジョー208GTiは、200シリーズ歴代最高のパフォーマンスを誇るエンジンを搭載したことになる。
プジョー208 GTiのエクステリアには、チェッカーフラッグをモチーフにした専用グリルに、オレンジ色に光るLEDウインカー、大型のルーフスポイラーにクロームのエキゾーストエンドなどが装備され、CピラーにはGTiのロゴが入る。
インテリアは、上質なレザーとファブリックを組み合わせたスポーツシートが装備され、シートバックにはGTiのロゴが入る。さらに、レッドのスティッチは定番だがスポーツモデルらしさをアピール。このレッドのスティッチは、シフトブーツやサイドブレーキレバーにも入れられ、小径の専用ステアリングなどとコーディネイトされている。メーターフードのまわりもレッドで縁取られ、インテリア全体がブラック&レッドでまとめられているのが特徴だ。
こういったカラーコーディネートは、このプジョー208GTiがベストセラーになった205GTiをかなり意識したモデルであるということを表している。言い換えれば、205GTiを現代流にアレンジしたモデルということにもなる。
オシャレ ラグジュアリーなコンパクトという新ジャンルの提案プジョー208XY
インテリアも同様に、ちょっと怪しげでラグジュアリーな仕上がりだ。パープルスティッチが入ったテップレザー/アルカンタラ/ファブリックシートが装備され、ダッシュボードにもこのスティッチが施される。パノラミックガラスルーフや、特別な外板色も 208XYのみの設定でだ。スポーツモデルと標準モデルという一般的なグレード分け方ではなく、もうひとつのコンパクトカーの魅力を伝えるグレードが208XYといえるだろう。古典的なスポーティモデルとは、ひと味違う存在感の示し方を提案したモデルだ。
これだけ多くのグレードを用意したプジョー208だが、困ったことにミッションの選択肢がないのが問題となる。MT派にとっては、なんの問題はないのだが、AT派にとっては208シリーズの選択肢が一気に減っていしまう。GTiとはいえ、やはりイージーにハイパワーを楽しみたい顧客も多く、DSGや6ATの搭載も必要だろう。また、XYのテイストを考えれば、やはり6ATが主流になるだろう。MTのみという設定は、GTiやXYが欲しくても、ATじゃなければダメという顧客がほとんどだ。この傾向は、ミニのハイパフォーマンスモデルであるジョン・クーパー・ワークスが6AT化されていることからも分かる。顧客ニーズの多様化への対応という意味では、とても素晴らしいことだが、日本マーケットにおいては、やはりATであることが重要なだけに、少しもったいないグレード展開ともいえるだろう。
プジョー208 シリーズ価格
208 GTi 右/3ドア 6速マニュアル 2,990,000円
【関連記事】
- プジョー208試乗評価 MT派にはたまらない、コンパクトカーらしさ満点の軽快感
- プジョー2008 Concept新車情報 1.2L直3直噴ターボを搭載したアーバンコンパクトSUV
- プジョー2008 新車評価・購入ガイド 機動性重視のスタイリッシュ・コンパクトSUVがワールドプレミア ジュネーブショー出展車
- プジョー新車情報・購入ガイド一覧
- プジョー新車試乗評価一覧
- 4気筒エンジンが2気筒になって低燃費化! ハイブリッド並の燃費をガソリンエンジンだけで実現!!【VWポロ ブルーGT新車情報】ジュネーブショー出展車
- ミニ John Cooper Works(ジョン クーパー ワークス)シリーズ試乗評価 すべての人にミニJCWの楽しさを! 6速AT&新エンジンを搭載。
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!