【アウディ A4/A4アバント 2.0TFSIクワトロ 試乗記】待望の2リッターターボ+クワトロモデル追加! 切れ味抜群のハンドリングに感涙!! [CORISM]
【アウディ】2009/05/01
新型アウディ A4の大本命モデル2.0TFSIが追加!
アウディA4は、2008年に現行モデルがデビューしたとき、直列4気筒1.8リッターの直噴ターボエンジンを搭載するFF車か、V型6気筒3.2リッターの直噴自然吸気エンジンを搭載するクワトロかという、かなり極端なモデル設定になっていた。そこで2009年3月に追加されたのが直列4気筒2リッターの直噴ターボエンジンを搭載した2.0TFSIクワトロだ。アウディを象徴する4WDモデルなので、これがA4のバリエーションの中心に位置する大本命といった感じのモデルである。もちろん価格的にも中間的な位置づけで狙い目モデルになる。
搭載エンジンは旧型ゴルフGTIなどに搭載されているのと同じ直噴DOHCターボだが、パワー&トルクの数字はやや違っていて211ps(155kW)/35.7kg-m(350N・m)とパワーの数字がやや向上している。またトランスミッションも7速のSトロニックが組み合わされている。ゴルフでは1.4リッター車に7速のDSGが組み合わされていて、これは。乾式のDSGだが、アウディは湿式で7速のDSG=Sトロニックを組み合わせた。
アウディはエンジンを縦置きに搭載しているため、専用のトランスミッションが必要で、この7速Sトロニックも専用に新開発されたものだ。湿式のSトロニックはオイルを介してトルクが伝達されるため、変速フィールがより滑らかで上質なものになる。
搭載エンジンは旧型ゴルフGTIなどに搭載されているのと同じ直噴DOHCターボだが、パワー&トルクの数字はやや違っていて211ps(155kW)/35.7kg-m(350N・m)とパワーの数字がやや向上している。またトランスミッションも7速のSトロニックが組み合わされている。ゴルフでは1.4リッター車に7速のDSGが組み合わされていて、これは。乾式のDSGだが、アウディは湿式で7速のDSG=Sトロニックを組み合わせた。
アウディはエンジンを縦置きに搭載しているため、専用のトランスミッションが必要で、この7速Sトロニックも専用に新開発されたものだ。湿式のSトロニックはオイルを介してトルクが伝達されるため、変速フィールがより滑らかで上質なものになる。
アウディらしさを残しつつ、新鮮なイメージをプラスしたエクステリア。なんとこのデザインは日本人デザイナーが手がけたものだという。
全体的にシンプルでクリーンな雰囲気。ボディサイドに追加したキャラクターラインで、メリハリのきいたシャープさを感じさせてくれる。
特徴的なフロントグリルやヘッドランプに内蔵されたLEDのポジションランプなど、最近のアウディに共通のイメージが与えられている。
フロントグリルにはクワトロ(4WD)モデルであることを示すエンブレムが誇らしげに輝いている。
リヤコンビランプは質感が高く、視認性も良好。グレードを表わすエンブレムはこの位置に装着されている。
標準車とSEパッケージは17インチ、Sラインパッケージ(写真)は18インチタイヤが標準装備だ。
クワトロシステムによるダイナミックで安定感ある走りが味わえる
実際に走らせた印象はとても好感の持てるものだった。パワーは2.5リッター級、トルクは3.5リッター級という余裕十分の実力を持つエンジンだけに、動力性能は全くの文句なし。2.0TFSIクワトロは4WDであるために1680kgと車両重量がちょっと重くなっているものの、そんな重さを意識させない加速フィールを味わわせてくれる。
エンジン以上に好感が持てたのが7速Sトロニックだ。DSGはとかく低速域での違和感を指摘されることが多いが、この7速SトロニックはAT並みの滑らかさがあり、低速域でもとても滑らかな走りが得られた。しっかりした足回りは相変わらずで、クワトロによる安定感と安心感はこのクラスのほかのモデルでは得られないものだ。
アウディというと、メルセデス・ベンツやBMWに次ぐブランドというイメージがあるが、今回の2.0TFSIクワトロに乗ると、直噴ターボやSトロニックそしてクワトロなど、ほかのプレミアムカーにはない魅力が際立ってくる。メルセデス・ベンツ CクラスやBMW 3シリーズとは別の独立した選択肢として考えるべきクルマと評価していい。
エンジン以上に好感が持てたのが7速Sトロニックだ。DSGはとかく低速域での違和感を指摘されることが多いが、この7速SトロニックはAT並みの滑らかさがあり、低速域でもとても滑らかな走りが得られた。しっかりした足回りは相変わらずで、クワトロによる安定感と安心感はこのクラスのほかのモデルでは得られないものだ。
アウディというと、メルセデス・ベンツやBMWに次ぐブランドというイメージがあるが、今回の2.0TFSIクワトロに乗ると、直噴ターボやSトロニックそしてクワトロなど、ほかのプレミアムカーにはない魅力が際立ってくる。メルセデス・ベンツ CクラスやBMW 3シリーズとは別の独立した選択肢として考えるべきクルマと評価していい。
インテリアの質感の高さは、最近のアウディらしい上質な雰囲気だ。ナビの画面も見やすい位置に装着される。
リヤシートは十分満足できる広さが確保されている。中央席の3点式シートベルトとヘッドレストは標準だ。
Sラインパッケージ(写真)には、専用のスポーツシートを装備する。長距離ドライブでも疲れにくい形状だ。
2リッターの直噴ターボは1700kg近い車重を感じさせないパワフルさと、12km/Lというカタログ燃費を両立させている。
ミッションはダイレクトな走りが特徴の7速Sトロニックを採用。低速域での違和感も感じられず、滑らかな走りが楽しめる。
トランクの広さは申し分なく、トランクスルー機構も備えている。ワゴンのアバントでは驚くほどの容量を確保している。
代表グレード | アウディ A4 2.0TFSI |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4705×1825×1440mm |
車両重量[kg] | 1680kg |
総排気量[cc] | 1984cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 211ps(155kw)/4300〜6000rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 35.7kg-m(350N・m)/1500〜4200rpm |
ミッション | 7速Sトロニック |
10・15モード燃費[km/l] | 12.0km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 495.0万円 |
発売日 | 2009/3/25 |
レポート | 松下宏 |
写真 | 森山良雄 |
(レポート:松下 宏)
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