フォード マスタング 50YEARS EDITION試乗記・評価 50年目の「野生馬」は環境にも優しい優等生!?
フォード マスタング 50YEARS EDITION新車情報の目次
- これぞアメ車! サメのような獰猛なフォルムでよりマッチョ感アップ!
- 「野生馬」エンブレム多数なるも、走りは成熟したしつけのよいサラブレッド!
- 今年後半登場の右ハンドル車か、350台限定の50周年記念車か・・・、究極の選択!
- フォード マスタング50 YEARS EDITION価格、スペックなど
<お勧め記事>
■これぞアメ車! サメのような獰猛なフォルムでよりマッチョ感アップ!
アメリカ車というと、ブランド名(キャディラックとかジープ とか)は知っていても、車の名前を挙げろと言われると、ちょっと考えこんじゃう人が意外と多いのではないでしょうか。そんな人でも「マスタング」 と言われれば、「ああ、知ってる知ってる!」ということになるはず。
それもそのはず、第二次世界大戦後の平和で豊かな暮らしを謳歌する若者たちをターゲットに1964年に誕生したフォード マスタングは、その洗練されたスタイリングで発売と同時に大ヒットとなり、アメリカ国内で若者に限らず幅広い層の支持を得ます。
そして、その評判を伝え聞いた日本の若者たちにも、自由と希望の国アメリカを象徴する車として憧れのスペシャリティ・カーとなったのでした。
そんなマスタングですが、日本に正規輸入が開始されたのは意外に遅く、誕生から30年がたった1994年の4代目マスタングから。以来2005年の5代目を経て、フルモデルチェンジされた待望の新型の輸入が2015年から開始されました。
■「野生馬」エンブレム多数なるも、走りは成熟したしつけのよいサラブレッド!
今度で6代目となる新型フォード マスタングですが、そのスタイリングは「これぞアメ車!」というくらい獰猛で精悍なもの。ロングノーズ、ショートデッキというスポーツカー のセオリー通りの2ドアボディがいかにもマッチョな感じを醸し出しています。
運転席に座ると広大なボンネットが目に飛び込み、いかにもスペシャルな車に乗っている、という気持ちを抱かせます。そして、その気分をさらに高めるのが、ボディのあちこちに配された伝統の「ギャロッピングホース」のマークと「50YEARS」の文字。
この、マスタングの象徴といえる野生の馬をかたどったエンブレム、フロントグリルとリアエンドで燦然と輝くほか、室内でもステアリングのセンターパッド、助手席のダッシュボード、本革シートの背もたれ部分、スカッフプレートにフロアマットと、いたるところで疾走(ギャロッピング)中。ざっと数えて10ヶ所(10頭?)発見しましたが、実際にはもっとあるかもしれません。馬だらけです。
■今年後半登場の右ハンドル車か、350台限定の50周年記念車か・・・、究極の選択!
実は当初日本に入ってくるマスタングは「50YEARS EDITION」という350台限定の特別仕様車のみ。今回試乗したのもそのモデルで記念エンブレムが付いているため、「野生馬」のマークが少し多めになっているのかもしれません。
そんなスペシャルな仕様のアメリカン・スペシャリティ・カー、どんなじゃじゃ馬かと思いつつ恐る恐る乗ってみると・・・、「とっても乗りやすい!」
期待を裏切らないパワフルな加速を見せる強力なエンジンでありながら、無駄なモリモリ感やラフさはなく、必要な時に必要なパワーを素直に出す、よくしつけられたサラブレッドのような感じがしました(本物のサラブレットには乗ったことはありませんが・・・)。
エンジンは314馬力を叩き出す、直列4気筒DOHC2.3L直噴ターボ。燃費の面でも、お財布に優しそうで普段の足としても使えそうな素直な特性を持っています。希少性も備えるこの限定車に心ひかれる一方で、今年後半に輸入されるという5.0LのV8エンジン搭載車や、より使いやすそうな右ハンドル仕様車にも大いに興味をそそられます。
本当は、それらを試乗してから、どれがいいかジックリ考えたいけれど、そうするときっとこの50周年記念の限定車はなくなっているだろうし・・・。さあ、困ったマスタング選び。皆さんなら、どうしますか?
■フォード マスタング50 YEARS EDITION価格、スペックなど
■フォード マスタング50 YEARS EDITION:4,650,000円
代表グレード | フォード マスタング50 YEARS EDITION |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4,790×1,920×1,380mm |
ホイールベース[mm] | 2,720mm |
トレッド前/後[mm] | 1,580/1,645mm |
車両重量[kg] | 1,660㎏ |
総排気量[cc] | 2,260cc |
エンジン最高出力[kw(ps)/rpm] | 231 [314] / 5,500 rpm |
エンジン最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 434 [44.3] / 3,000 rpm |
ミッション | 6速AT |
タイヤサイズ | 255/40 ZR19 |
定員[人] | 4人 |
税込価格[円] | 4,650,000円 |
レポート | 堂島 昭 |
写真 | 編集部 |
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