チューニングの王道が随所に投入された仕上がりは高評価
インサイトがメインとはいえ、ほかのモデルの無限仕様も用意されていただけに、これは乗らなきゃもったいない。ということで、選んでみましたシビック タイプR。ご存じの方も多いかと思うけど、シビック タイプRはノーマルからしてすでにチューニングカーレベルの味付け。キンキンと吹けるエンジンに、カチカチの足まわり。ボディ剛性も高くて微動だにしない。よくもまあ、市販化したものだというのが偽らざる感想だが、それをベースにさらに無限がどう仕上げているかが興味あるところ。
試乗車の見どころをザッと紹介しておくと、エアロはバルジの入ったボンネットや大ぶりのパンパー。そしてリヤに目をやれば、大型のGTウイングやディフューザーなどを装備していて、かなりスポーティな仕上がりを見せる。迫力あるシルエットだけでも、車好きなら思わずウットリだ。
そしてエンジンはマフラーだけでなく、ステンレス製のマニフォールドまで付く。ブレーキは高い冷却効率を誇る特殊な[逆ベンチ形状]を採用したアクティブゲートブレーキローターを採用しているのは無限らしいところだ。そしてシフトはクイックシフトが入れられ、ストロークが10ミリ短縮など、チューニングの王道(今では懐かしくもある) が随所に投入されている。
試乗車の見どころをザッと紹介しておくと、エアロはバルジの入ったボンネットや大ぶりのパンパー。そしてリヤに目をやれば、大型のGTウイングやディフューザーなどを装備していて、かなりスポーティな仕上がりを見せる。迫力あるシルエットだけでも、車好きなら思わずウットリだ。
そしてエンジンはマフラーだけでなく、ステンレス製のマニフォールドまで付く。ブレーキは高い冷却効率を誇る特殊な[逆ベンチ形状]を採用したアクティブゲートブレーキローターを採用しているのは無限らしいところだ。そしてシフトはクイックシフトが入れられ、ストロークが10ミリ短縮など、チューニングの王道(今では懐かしくもある) が随所に投入されている。
ノーマルとは別次元の走りは過激さ120%評価
そしてその走りはというと、これが別次元。最初にズラリと手が加わった部分を列挙したのは、ひとつひとつがどうとかいう余裕がないから。サーキットなら、もっと余裕をもってチェックできるとは思うけど、公道では移りゆく景色からして速すぎ。方向性としてはノーマルの延長線上で、過激さ120%といったところか、まさに高評価さ。
最初に紹介したように、もともとが市販車の枠を超えたクルマだけに、2割増しとはいえそのポテンシャルはメチャクチャ高い。とにかくエンジンは弾けるように、レッドゾーンまで吹ける。6000回転ちょいぐらいと思われるVTECの切り替えポイントからのさらなる伸びはまさに麻薬(やったことないけど)。サスペンションを含めた乗り心地は相変わらずのカチカチだけど、姿勢は一発で決まるし、そこからグイグイと巻き込むように曲がっていく。たとえアクセルを踏んでいようとも。
もちろんブレーキも踏めばガツンと効いて、どこを取ってもスキはない。このままサーキットに持ち込んでも、なんの不安もなく、タイムアタックができるだろう。それほどまでに完成度は高くて、それを公道で乗れるなんて、よく考えたら今やとっても貴重な存在だと思う。これぞ、ピュアスポーツ。ホンダイズムとはなんぞや。やっぱりNAっていいですよね。
最初に紹介したように、もともとが市販車の枠を超えたクルマだけに、2割増しとはいえそのポテンシャルはメチャクチャ高い。とにかくエンジンは弾けるように、レッドゾーンまで吹ける。6000回転ちょいぐらいと思われるVTECの切り替えポイントからのさらなる伸びはまさに麻薬(やったことないけど)。サスペンションを含めた乗り心地は相変わらずのカチカチだけど、姿勢は一発で決まるし、そこからグイグイと巻き込むように曲がっていく。たとえアクセルを踏んでいようとも。
もちろんブレーキも踏めばガツンと効いて、どこを取ってもスキはない。このままサーキットに持ち込んでも、なんの不安もなく、タイムアタックができるだろう。それほどまでに完成度は高くて、それを公道で乗れるなんて、よく考えたら今やとっても貴重な存在だと思う。これぞ、ピュアスポーツ。ホンダイズムとはなんぞや。やっぱりNAっていいですよね。
どこから見てもまさにタイプR。独特の存在感があるし、チャンピオンホワイトのボディも含めて、どこを取ってもこれぞホンダイズム。
GTウイングタイプのスポイラー。無限が作るだけに、ステーの処理などはしっかりとしているし、またウイング面は迎角可変式となっている。
ディフューザー形状のアンダースポイラーから覗くのはステンレス製のマフラー。マニフォールドも含めて、トータルで排気効率を高めている。
さすがに段差があると、跳ねるけど、それ以外では路面に吸い付く感じ。硬いのに追従性が高いというのは、不思議なフィーリングではある。エンジンの軽快さはまるでバイクのようだ。
written by マッシュ近藤
(レポート:近藤暁史)
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
【関連記事】
- 2024 バンコク国際モーターショーレポート ホンダ編【BLOG】
- ホンダZR-V vs 日産エクストレイルを徹底比較・評価! 失敗・後悔しない新車選び【対決】
- ホンダ ステップワゴンスパーダ VS 日産セレナ 徹底比較・評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- トヨタ シエンタvsホンダ フリードを徹底比較・評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- 中古ファミリーカーおすすめ5選! 「スライドドア車だけじゃない選び方」【生活・文化】
- ホンダ ステップワゴンスパーダ失敗・後悔しないための新旧比較【対決】
- 踏み間違いを防げ! 新車&後付け急発進抑制機能を理解し体感できるイベント開催!【イベント・モーターショー】
- ホンダ ステップワゴン vs トヨタ ヴォクシー&ノア徹底比較評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
- 決定! 2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー! 「日産サクラ/三菱eKクロスEV」軽自動車、初受賞!!【イベント情報】
- トヨタ カローラクロス VS ホンダ ヴェゼル徹底比較評価 失敗・後悔しないためのクルマ選び【対決】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!