サイズはかなり大きくなっちゃって・・・これってもうミニじゃない!?
全体的に塊感を強調した感じで、グリルまわりも3ドアと比べてスッキリとしている。これがまた全体を大きく見せる
ドンドンと増殖していく、ミニファミリー。BMWの戦略が見え隠れしつつも、独自路線を歩んでいるから楽しい。で、第4弾となるのが、クロスオーバー。欧州名はカントリーマン(これまた懐かしい名前だ)ながら、日本名はクロスオーバーとなる。まぁ、今どきならば、クロスオーバーのほうがピンとくるのは確かで、未来的にも思えてくると評価していい。
単なる車種追加にとどまらず、トピックスはいろいろとあるのだが、そもそもデカイ。チョロQチックといったらいいのだろうか、ミニのテイストはそのままにひと回り以上大きくなっているので、存在感はたっぷり。ボディ形状自体が、ミニ初の4ドアを採用しているからボディサイズが大きくても当たり前といえば当たり前なのだが、間延びしていないのはさすがではあるけど、どこかユーモラスでもある。
単なる車種追加にとどまらず、トピックスはいろいろとあるのだが、そもそもデカイ。チョロQチックといったらいいのだろうか、ミニのテイストはそのままにひと回り以上大きくなっているので、存在感はたっぷり。ボディ形状自体が、ミニ初の4ドアを採用しているからボディサイズが大きくても当たり前といえば当たり前なのだが、間延びしていないのはさすがではあるけど、どこかユーモラスでもある。
大きくなりつつ、車高も高め。だからSUV的だし、クロスオーバーということなのだろう。リヤまわりもバンパー位置が変更されていて、やはりノッペリとした感じ。これはこれで新しいミニとしてアリだろう。また車高は日本仕様では立体駐車場に対応すべく、欧州仕様よりも11ミリ下げられている
広大ではないけど、ゆったりと楽しむ装備があり
毎度お馴染みのオリジナルミニリスペクト系のインパネだ。というわけで、全体的なスペース感は今までの他モデルとあまり変わらず
これだけボディサイズが大きくなったのなら、室内もさぞかし広かろうと思いきや、あまり変らず……。左右方向などは拡大されているハズだが、シートに腰を下ろしてまわりを見渡すと印象的には毎度のミニである。たとえばインパネ、センターの巨大なスピードメーターなどが鎮座していて、やっぱりミニだ。
もちろん違いはある。最大のトピックスはリヤシートにあり。なんと前席同様にセパレートされていて、ゆったりとくつろげるスペースが確保されていて、ちょっとしたビジネスクラスな雰囲気で満足度は高い。真ん中にはセンターコンソールに代って、前後席を貫くレール上を移動する小物入れ&ドリンクホルダー「MINIセンター・レール」を装着。オプションで通常のベンチシートも用意されているのことだが、4人に対して5人乗れるぐらいしか、そちらを選ぶ理由は今ひとつ見えてこず。各乗員が勝手にやります的にくつろげたほうがよかろう。
また、ラゲッジはノーマル状態で350リッター。シートバックを倒すと、1170リッターにまで拡大するし、床も二重になっているので使い勝手は上々と高評価だ。場合によっては、ワゴン版のクラブマンよりも実用性は高いかもしれない。
もちろん違いはある。最大のトピックスはリヤシートにあり。なんと前席同様にセパレートされていて、ゆったりとくつろげるスペースが確保されていて、ちょっとしたビジネスクラスな雰囲気で満足度は高い。真ん中にはセンターコンソールに代って、前後席を貫くレール上を移動する小物入れ&ドリンクホルダー「MINIセンター・レール」を装着。オプションで通常のベンチシートも用意されているのことだが、4人に対して5人乗れるぐらいしか、そちらを選ぶ理由は今ひとつ見えてこず。各乗員が勝手にやります的にくつろげたほうがよかろう。
また、ラゲッジはノーマル状態で350リッター。シートバックを倒すと、1170リッターにまで拡大するし、床も二重になっているので使い勝手は上々と高評価だ。場合によっては、ワゴン版のクラブマンよりも実用性は高いかもしれない。
シート自体の出来はかなりよく、乗り心地はしっとり。レザーのタッチも上々。スポーティというよりもラグジュアリーだ
フロントシートと同じ形状&サイズのリヤシート。つまりクロスオーバーというのは、独立4座と言っていいわけだ
ドリンクホルダーや小物入れが1セットになっていて、レール上を前後にスライドする。メタル感が強調されていて未来的
今流行りの一枚モノの巨大サンルーフではないが、前後独立してそれぞれサンルーフが用意されている。全部開けるとかなりの開放感だ
倒すとここまで広くなるので、かなりのモノが積めるだろう。シート部分がデコボコしているのは致し方ないか?
ラゲッジフロアは二重になっていて、下にはかなり大きなトレー状の収納が出現する。日本車的な実用性の高い装備だ
ボディサイズを感じさせない、シャープな走りはやっぱり”MINI”ワールドだった
ここまで大きくなりつつ、さらにWRCへ参戦などと噂が出れば、気になるのはその走り。ミニといえば、FFとは思えないキレのあるシャープな走りが身上。まるでFRのようにアクセル踏んだままでもグイグイと曲がっていく、恐るべきポテンシャルを誇るが果たしてクロスオーバーはどんなものか?
結論からいうと、少しマイルドな感じはするものの、基本的には3ドアのミニと同じ。足まわりもかなり硬くて、乗り心地はお世辞にも快適とはいえないけど、やっぱりミニはミニだった。ステアリングを切れば切っただけ。アクセルを踏んだままでもきれいに曲がってくれるのはとても気持ちいい。今回試乗したのは、これまたミニ初となる4WDシステム[ALL4]にも関わらず、ここまで曲がるようにセッティングできるとはさすがBMW、感服しきりだった。
エンジンについては、その乗り味をアシストするかのようにこれまた他のミニのように爆発的に吹けてくれるものの、けっこう騒がしい。こんなに騒々しかったかな、と思いつつもクーパーSだからというのもあるにはある。Oneやただのクーパーを選べばそんなに勇ましくないと思われる(今回は試乗できず)。
結論的には、通常のミニとの差があまりないのはいいところだし、残念なところでもあり。もっと凄い変化というか進化を期待していたからだけなのだが、結局はクロスオーバーはスタイルで買うべきと見つけたりだ。
結論からいうと、少しマイルドな感じはするものの、基本的には3ドアのミニと同じ。足まわりもかなり硬くて、乗り心地はお世辞にも快適とはいえないけど、やっぱりミニはミニだった。ステアリングを切れば切っただけ。アクセルを踏んだままでもきれいに曲がってくれるのはとても気持ちいい。今回試乗したのは、これまたミニ初となる4WDシステム[ALL4]にも関わらず、ここまで曲がるようにセッティングできるとはさすがBMW、感服しきりだった。
エンジンについては、その乗り味をアシストするかのようにこれまた他のミニのように爆発的に吹けてくれるものの、けっこう騒がしい。こんなに騒々しかったかな、と思いつつもクーパーSだからというのもあるにはある。Oneやただのクーパーを選べばそんなに勇ましくないと思われる(今回は試乗できず)。
結論的には、通常のミニとの差があまりないのはいいところだし、残念なところでもあり。もっと凄い変化というか進化を期待していたからだけなのだが、結局はクロスオーバーはスタイルで買うべきと見つけたりだ。
すべて1.6リッターで、One/クーパー/クーパーSのグレードに合わせて出力は異なる。BMW自慢のバルブトロニックやアイドリングストップ、エネルギー回生も採用。エコカー減税にも5グレードが適応
6速ATに加えて、6速MTもすべてのグレードで選ぶことができる。MTは気持ちよく入るし、ATのマネージメントも小気味いい
個性的なホイールを豊富に用意されているのがミニの魅力のひとつである。クロスオーバーでも同様だ
腰高なので、ロールもきつくて独特の乗り味かと思ったら、足を固めることによって、ミニらしいキレのあるハンドリングを実現している。なので、乗り心地はハード目なので、購入時は必ず試乗して確かめたほうがいい
代表グレード | MINI COOPER S クロスオーバー ALL4 [6AT] |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4120×1790×1550mm |
車両重量[kg] | 1460kg |
総排気量[cc] | 1598cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 184ps(135kW)/5500rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 24.5kg-m(240N・m)/1600-5000rpm |
トランスミッション | 6AT |
10・15モード燃費[km/L] | 13.4km/L |
定員[人] | 4人 |
消費税込価格[万円] | 379.0万円 |
発売日 | 2011/01/13 |
レポート | 近藤 暁史 |
写真 | オフィスマッシュルーム |
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(レポート:近藤暁史)
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