【トヨタ WAKUDOKI試乗会評価 PART3 トヨタ GRMN iQ+スーパーチャージャーコンセプト】過激すぎない、ちょうどいい"そこそこ感"

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【トヨタ】2010/09/23

 

スーパーチャージャーエンジンを搭載したiQスポーツモデルの完成版

 昨年に100台限定で発売され、アッという間に完売したiQGRMN。GAZOOレーシングがプロデュースするスペシャルバージョンだが、スーパーチャージャーをプラスすることでさらに走りのポテンシャルを高めたのがこちらだ。スーパーチャージャーというと、過激な走りを思い浮かべてしまうが、そこはiQ。闇雲にハイパワーを追求しているのではなく、楽しさをあくまでもプラスレベルと評価していい。実際、パワーとトルクともに約20%の向上というが、それも高回転でのスペックのようだ。
実際にアクセルを踏んでいくと、スーパーチャージャーでお馴染み、スルスルと加速していく。さすがに非力なノーマルではこうはいかないし、イライラさせられることもあるが、そんなことはまったくなし。6速MTをマメにシフトしてパワーをとぎれなく引き出すようにすれば、あくまでも気持ちよく、ストレスない加速が楽しめる。この操り感は文句なし、とても楽しい。足まわりなどはGMN版と同じなので、ノーマルのiQにありがちなヒョコヒョコした挙動もなく、コーナーでガッチリとスキなくボディを支えてくれるから。ステアリングをスパっと切るとボディがクイッと向きを変えるのは超ショートホイールベースならではのクイックな挙動だ。スーパーチャージャーとのマッチングは非常によく、スポーツiQの完成版といっていいだろう。
トヨタ GRMN iQ+スーパーチャージャーコンセプト リヤビュー
トヨタ GRMN iQ+スーパーチャージャーコンセプト インテリア
トヨタ GRMN iQ+スーパーチャージャーコンセプト スーパーチャージャーエンジン
前後のいかついエアロバンパーや大径ホイールがスポーツモデルらしさを演出している。ミッションは6速MTで、追加メーターなども装備されている。スーパーチャージャーを追加することでパワー、トルクともに20%増しとなり、動力性能の余裕はかなりのものがある。

(レポート:近藤暁史

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