【フォルクスワーゲン ゴルフGTIピレリ 試乗記】大幅パワーアップするもお買得!! ゴルフ6登場目前だが、買って損なしの特別なゴルフGTI!! [CORISM]
【VW】2008/12/27
ピレリとのコラボで生まれた限定1000台の特別仕様車
フォルクスワーゲン ゴルフ は直噴+ターボ のTSI エンジンを中心にしたラインナップを備えているが、その中でスポーツモデルに位置付けられるのがGTIだ。ラインナップの中にはさらに強力なモデルとしてR32が存在するが、これはもう全くの別格となる。で、スポーツモデルのGTIをベースに設定された特別仕様車がゴルフGTI ピレリだ。
実はGTIピレリというモデルはこれまでに設定されたことがあった。初代ゴルフ末期のGTIに限定の特別仕様車として設定されたとのことだが、当時はGTIが日本には輸入されていなかったため、限定車のピレリも輸入されておらず、日本のユーザーにはほとんど知られていない。
その後、GTIピレリの設定はなかったが、5代目ゴルフで改めて特別仕様車として復活してきた。今回のGTIピレリも単にピレリのタイヤを履いたりアルミホイールを装着したりするだけでなく、エンジンの性能アップまで図られているのだから、初代GTIピレリと同様に相当に迫力モノのモデルに仕上げられている。
外観デザインはフロントスボイラーやサイドスカート、リヤバンパーなどがボディ同色になるほか、専用のアルミホイールとピレリ Pゼロの225/40R18タイヤ、ピレリのエンブレムなどが装着される。試乗車はオプション設定された専用カラーのサンフラワーだったので、鮮やかな黄色が存在感を際立たせていた。
インテリアに目を向けると、すぐにレザーとファブリックのスポーツシートに気づくが、このシート地がおもしろい。ピレリ Pゼロのトレッドパターンをシート表皮に取り入れているのだ。座り心地が妙なものになるのではないかと心配したが、そのようなことはなく座り心地もホールド性も上々のシートだった。シートはヘッドレストの部分にもピレリのロゴが入っている。
実はGTIピレリというモデルはこれまでに設定されたことがあった。初代ゴルフ末期のGTIに限定の特別仕様車として設定されたとのことだが、当時はGTIが日本には輸入されていなかったため、限定車のピレリも輸入されておらず、日本のユーザーにはほとんど知られていない。
その後、GTIピレリの設定はなかったが、5代目ゴルフで改めて特別仕様車として復活してきた。今回のGTIピレリも単にピレリのタイヤを履いたりアルミホイールを装着したりするだけでなく、エンジンの性能アップまで図られているのだから、初代GTIピレリと同様に相当に迫力モノのモデルに仕上げられている。
外観デザインはフロントスボイラーやサイドスカート、リヤバンパーなどがボディ同色になるほか、専用のアルミホイールとピレリ Pゼロの225/40R18タイヤ、ピレリのエンブレムなどが装着される。試乗車はオプション設定された専用カラーのサンフラワーだったので、鮮やかな黄色が存在感を際立たせていた。
インテリアに目を向けると、すぐにレザーとファブリックのスポーツシートに気づくが、このシート地がおもしろい。ピレリ Pゼロのトレッドパターンをシート表皮に取り入れているのだ。座り心地が妙なものになるのではないかと心配したが、そのようなことはなく座り心地もホールド性も上々のシートだった。シートはヘッドレストの部分にもピレリのロゴが入っている。
前後のエアロやフロントグリルがGTIピレリ専用アイテムとなる。ノーマルのゴルフGTIよりもさらにシャープで精悍な印象だ。
スモークのかかったリヤコンビランプやピレリのエンブレムなどでオリジナリティをプラスしている。2本出しのマフラーもスポーティ。
装着されるタイヤはもちろんピレリで銘柄はPゼロ。サイズは225/40R18だ。1クラス上のハンドリングとグリップ性能を実現している。
パワフルなエンジンやさまざまな特別装備をもつお買い得モデル
ノーマルのGTIよりも30psパワフルな1.8リッター直噴ターボTSIエンジンを搭載。ホットハッチ的な走りが楽しめる刺激的な味付けだ。
搭載エンジンは2.0リッターの直噴ターボでTSIエンジンであることは変わらないが、GTIピレリ用のチューニングが施され、パワーは 200ps(147kW)から230ps(169kW)に向上しており、同様にトルクも28.6kg-m(280N・m)から30.6kg- m(300N・m)に向上している。これらの性能を発揮する回転数もGTIに比べて高められており、より高回転域を使って豪快な走りの楽しめるクルマになっている。
標準のGTIと同時に乗り比べたわけではないが、それでもGTIピレリのパワフルさはしっかりと体感できる。アクセルを踏み込んでいったときのパワーの伸びがとても気持ち良いのだ。標準のGTIでも十分にスポーティな走りが可能だが、GTIピレリではそれが一段と高いレベルに達していると評価していい。
タイヤについても同様で、同じ条件で乗り比べたわけではないが、今回のピレリ Pゼロには十分に満足できた。前に標準のGTIに乗ったときに装着されていたのはコンチネンタルのスポーツコンタクト2で、これがなかなか具合が良かったのを覚えている。これに対して今回のピレリ Pゼロも箱根のワインディングで高いグリップ性能を発揮し、優れたコーナリング性能を示してくれたからだ。
標準のGTIが352万円(2009年1月からは359万円)であるのに対し、GTIピレリの価格は標準色のブラックマジックパールエフェクトが405万円に設定されている。オプションカラーのサンフラワーは419万円の設定だ。ブラックでもノーマルのGTIより50万円ほど高くなるのだが、エンジン性能の向上分や内外装の仕様変更分のほか、希少性の高さから将来的なリセールバリューが高くなることなどを考えると、トータルで買い得なクルマと評価しよう。
標準のGTIと同時に乗り比べたわけではないが、それでもGTIピレリのパワフルさはしっかりと体感できる。アクセルを踏み込んでいったときのパワーの伸びがとても気持ち良いのだ。標準のGTIでも十分にスポーティな走りが可能だが、GTIピレリではそれが一段と高いレベルに達していると評価していい。
タイヤについても同様で、同じ条件で乗り比べたわけではないが、今回のピレリ Pゼロには十分に満足できた。前に標準のGTIに乗ったときに装着されていたのはコンチネンタルのスポーツコンタクト2で、これがなかなか具合が良かったのを覚えている。これに対して今回のピレリ Pゼロも箱根のワインディングで高いグリップ性能を発揮し、優れたコーナリング性能を示してくれたからだ。
標準のGTIが352万円(2009年1月からは359万円)であるのに対し、GTIピレリの価格は標準色のブラックマジックパールエフェクトが405万円に設定されている。オプションカラーのサンフラワーは419万円の設定だ。ブラックでもノーマルのGTIより50万円ほど高くなるのだが、エンジン性能の向上分や内外装の仕様変更分のほか、希少性の高さから将来的なリセールバリューが高くなることなどを考えると、トータルで買い得なクルマと評価しよう。
インパネのデザインはノーマルのGTIと基本的には共通だ。しかし専用のシート表皮などを採用し、特別なモデルであることをアピールしている。
シート地はピレリPゼロのトレッドパターンをモチーフにした専用タイプとなる。サポート性は文句なしで、GTIらしい走りを楽しめる。
フロントもそうだが、リヤシートも形状などはノーマルのGTIと同じだ。またさりげない部分ではあるがヘッドレストにはピレリのロゴが入る。
代表グレード | フォルクスワーゲン ゴルフGTIピレリ |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4225×1760×1500mm |
車両重量[kg] | 1440kg |
総排気量[cc] | 1984cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 230ps(169kw)/5500〜6300rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 30.6kg-m(300N・ m)/2200〜5200rpm |
ミッション | 6速AT |
10・15モード燃焼[km/l] | 12.2km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 405.0万円 |
発売日 | 2008/10/31 |
レポート | 松下宏 |
写真 | 佐藤靖彦 |
(レポート:松下 宏)
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