マーナーチェンジで洗練されたデザインに高評価!
プジョーのエントリーモデルでもあり、中核にも位置するのが207だろう。サイズ感も日本人にピッタリであり、プジョーのエッセンスが手頃に味わえる。その207がマイナーチェンジを行なって、装いも新たに登場した。
まずはプジョー207の見た目だが、フロントまわりは従来2パターンだったのが、3パターンへと細分化。少々押し出しが強かったエンブレムまわりも少しソフトな感じに変えられている。一方、リヤに関してはランプをLED化するなど、細かく手が加わった。そのほかフォグランプの位置が変更されたり、メッキパーツが追加されたりと、全体的なイメージとしてはより洗練された感じで、いわゆる日本人が抱くプジョーに対するイメージに沿った進化と評価していい。
まずはプジョー207の見た目だが、フロントまわりは従来2パターンだったのが、3パターンへと細分化。少々押し出しが強かったエンブレムまわりも少しソフトな感じに変えられている。一方、リヤに関してはランプをLED化するなど、細かく手が加わった。そのほかフォグランプの位置が変更されたり、メッキパーツが追加されたりと、全体的なイメージとしてはより洗練された感じで、いわゆる日本人が抱くプジョーに対するイメージに沿った進化と評価していい。
今回のマイナーチェンジで、グレードごとに3タイプのフロントマスクが与えられた。プジョーらしい演出も随所にちりばめられている。
リヤビューでは、リヤコンビランプを LED式の新デザインのものに変更。いかにもフランス車らしい、お洒落な雰囲気が感じられる。
攻撃的なイメージのあったフロントマスクは、エンブレムまわりを中心に、ソフトな印象が与えられた。一方、ツリ目のヘッドライトは健在。
プジョー 207に搭載されるエンジンは1.6リッター(写真)がメイン。スタイルには1.4リッターもあり、想像以上にキビキビ走れる。
ミッションはマニュアルモード付きの4速 ATを採用し、スポーティな走りも楽しめる。スタイルの1.4のみ2ペダルMTの5速RMTを搭載する。
上級グレードのプレミアムとシエロ(写真)は、16インチタイヤが標準。スタイルは15インチとなるが、こちらもしっかりしたハンドリングを実現。
フランス車 プジョー
代表グレード | プジョー 207 スタイル1.4 |
---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) | 4045×1750×1480mm |
車両重量[kg] | 1170kg |
総排気量[cc] | 1360cc |
最高出力[ps(kw)/rpm] | 88ps(65kw)/5250rpm |
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm] | 13.6kg-m(133N・m)/3250rpm |
ミッション | 5速RMT(2ペダルMT) |
10・15モード燃費[km/l] | 14.1km/l |
定員[人] | 5人 |
税込価格[万円] | 189.0万円 |
発売日 | 2009/10/5 |
レポート | 近藤暁史 |
写真 | 近藤暁史 |
約10%の値下げで200万円を切る戦略的価格設定!
内装に関しては、シート地が3タイプ。形状は2タイプなど細かい設定がされているが、結局のところ、この点がグレードの違いの大きなポイントといってよく、一見すると複雑に見えるが好みでそれぞれ選んでいくと、自然に自分にマッチしたグレードに出会えるはずだ。今回はシエロを試乗してみたのだが、インパネまわりの風景は毎度のプジョースタイルで、少々アバンギャルドも入っていて、フランス車らしさいっぱい。動力関係には手が加えられていないことになっているが、心なしかエンジン音がマイルドになっている気がした。気がしただけかもしれないが、「アナウンスなく確実に進化している」のもプジョーの企業姿勢というから、あながち気のせいではないかもしれない。
そして今回のマイナーチェンジ最大の注目点といってもいいのが、価格設定。販売的なテコ入れに対して、為替が追い風になったといっていいのかもしれないけど、とにかく安くなった。全体的に約10%下げられていて、試乗したシエロは17万円も安くなって249万円。そして注目すべきはベーシックモデルのスタイルで、200万円を切るプライスとなったのには驚くばかり。5速の2ペダルMTをもつ 1.4は189万円(21万円ダウン)で、新たに追加された1.6でも199万円となっている。欧州のコンパクトハッチ。とくにベーシックグレードはこうでなくっちゃで、シンプルなのを気軽に足として使うにはもってこいだ。
そして今回のマイナーチェンジ最大の注目点といってもいいのが、価格設定。販売的なテコ入れに対して、為替が追い風になったといっていいのかもしれないけど、とにかく安くなった。全体的に約10%下げられていて、試乗したシエロは17万円も安くなって249万円。そして注目すべきはベーシックモデルのスタイルで、200万円を切るプライスとなったのには驚くばかり。5速の2ペダルMTをもつ 1.4は189万円(21万円ダウン)で、新たに追加された1.6でも199万円となっている。欧州のコンパクトハッチ。とくにベーシックグレードはこうでなくっちゃで、シンプルなのを気軽に足として使うにはもってこいだ。
アバンギャルドな雰囲気のプジョーらしいテイストのインテリア。実用車らしく、小物の収納なども充実している。
シートの出来はとてもいい。しっかりと体を包み込んでくれるので、長時間乗っていても、疲労感は非常に少なく快適だ。
リヤシートも十分なスペースが確保されている。足元や頭上のスペースにも余裕はあり、大きな不満は感じられない。
メーターはシンプルなデザインながら、メッキリングを採用するなど、質感も高い。もちろん視認性にも優れている。
ラゲッジスペースは実用十分なスペースがあり、使い勝手はいい。開口部も大きく、荷物の積み下ろしはしやすい。
リヤシートを倒せば広いスペースが現われる。だが、フロアに段差ができてしまうのが残念な部分といえるだろう。
猫足と呼ばれるしなやかで快適な乗り味が207最大の魅力といえる。ハンドリングのしっかり感もあるので、ホットハッチ的な走りも楽しめる。スペック上、エンジンに変更はないが、細かい改良は施されているようで、サウンドが少しマイルドになった。
written by マッシュ近藤
(レポート:近藤暁史)
【オススメ記事】
- フォルクスワーゲン ポロ新車情報・購入ガイド ついに全長4m越えに! 3ナンバー化した6代目新型ポロは、1.0L直3ターボを搭載【ニュース・トピックス】
- 三菱エクリプスクロス試乗記・評価 さすが4WDの三菱! 豪快にリヤタイヤを振りだすような走りも楽しめる絶妙なS-AWCに脱帽!【レビュー】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.6】 日差リーフの実電費チェック! (一般道編)コツコツ電費を稼ぐe-Pedal【評論家ブログ : 日産リーフ】
- メルセデス・ベンツSクラス新車情報・購入ガイド 約20年振りの直6エンジンに、ISGを組みあわせた次世代エンジンを搭載!【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.5】 日差リーフの実電費チェック! (高速道路編)実電費アップは、こだわりの空力性能にあり!【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 三菱エクリプスクロス新車情報・購入ガイド スタイルに走り、装備とスキ無しの完成度を誇るコンパクトSUV。ガソリン車だけしかないことが、唯一の弱点?【ニュース・トピックス】
- 【日産リーフ 長期評価レポートvol.4】 30歳代クルマ好き女性、初めての電気自動車! その評価は?【評論家ブログ : 日産リーフ】
- 日産セレナe-POWER新車情報・購入ガイド ついに、シリーズハイブリッドシステムを搭載したセレナ! 5ナンバーミニバン、ハイブリッド車戦争へ加速!!【ニュース・トピックス】
- マツダCX-8試乗記・評価 際立つ運転のしやすさ! こだわりの「躍度」を雪上でチェック!【レビュー】
- 日産テラ(TERRA)新車情報・購入ガイド ナバラベースのSUV中国でデビュー! 日本への導入は?【ニュース・トピックス】
【関連記事】
- モデル末期とはいえ、超お買い得な特別仕様車!【プジョー207Style/207SW Style SPORTIUM(スポーティアム)新車情報】 [CORISM]【プジョー】
- ユーロ安、モデル末期であることを含んでもお買い得な限定車【プジョー207 Urban Move(アーバンムーブ)新車情報】 [CORISM]【プジョー】
- 売る気満々!! 買ってもいいかも! エントリーモデルの装備を充実【プジョー207新車情報】【プジョー】
- プジョー ブランド創業200周年を記念した特別仕様車「207 エンヴィ」を発売。さらに5万円の購入サポートも!! [CORISM]【プジョー】
- 【中古車購入術】「こちら、丸の内中古車研究所」ワケあり中古車を探せ! 輸入車編 [CORISM]【生活・文化】
- プジョー 207にブランド200周年記念特別仕様車「207スポーティアム」登場【プジョー】
- プジョーのコンパクトハッチ「207」にスポーツバージョンの「GT」を追加【プジョー】
- プジョー207にブランド創業200周年記念限定車がデビュー![CORISM] [CORISM]【プジョー】
【オススメ記事】
- ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV【ホンダ】
- 日産エクストレイル(T33型)vs トヨタ ハリアーハイブリッド(80系)徹底比較!【対決】
- 日産フェアレディZ新車情報・購入ガイド 2025年モデルが登場! 納期は? 転売ヤー対策は?【日産】
- BMW M2クーペ(G87)試乗記・評価 「サーキットで乗ってみたい!」クルマ好き女子が試乗!【BMW】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、栄えある10ベストカーが決定! 今年のナンバー1は、どのクルマに!?【イベント】
- 2024-2025日本カー・オブ・ザ・イヤー、ノミネート車31台が決定!【イベント】
- マツダCX-80試乗記・評価 すべてに大人の余裕を感じた国内フラッグシップ3列SUV【マツダ】
- 三菱 アウトランダーPHEV新車情報・購入ガイド 大幅改良&値上げ。それでも、コスパ高し!!【三菱】
- スズキ フロンクス試乗記・評価 価格、燃費値を追加。欧州プレミアムコンパクトに近い上質感【スズキ】
- 日産セレナAUTECH SPORTS SPEC新車情報・購入ガイド 走りの質感を大幅向上した特別なモデル【日産】
CORISM公式アカウントをフォローし、最新記事をチェック!