女性を主体に開発された日本人のためのコンパクトカー
トヨタの最小モデルといえば、パッソ。逆にダイハツのなかでは大きいのがブーンだ。トヨタのCM”プチトヨタ♪”が耳に付いているように、今や日本を代表する定番モデルといっていい。というか、常々思っているが、日本人は「リッターカーでいいじゃん」。別に排気量がキッチリと1リッターでなくてもいいけど、要はコンパクトハッチが道路事情や国土的にもジャストサイズ。さらにここに来て予算的な事情も加わったかもしれないが、とにかく小さいほうがいいのではないかと思うわけですよ。ヨーロッパを見てみると、街中、コンパクトカーだらけだし、非常にうまく道路を効率よく使っているのには関心するばかりで、日本だって国土は狭いから、見習うところがあるのでは。
というわけで、トヨタ パッソ/ダイハツ ブーンが新型へとスイッチ。今回もトヨタとダイハツの共同開発となって、企画とデザインは共同で、設計以降はダイハツが担当している。ただ、内容的には大きく異なるのが今回のトピックスで、大きく女性向けへとスイッチ。これは軽自動車の延長線上において考えられているコンセプトで、ダイハツのお得意なところで勝負に出たという感じ。
実際に開発やデザインの主体となったのは女性で、さらに一般ユーザーを交えての検証も女性を呼んで行なったというから、かなりの力の入れようだ。そのエッセンスが凝縮されたのが、パッソの+Hanaと呼ばれるグレードで、こちらはかなりの女性テイスト。しかも、男が考える「女性が喜びそうな装備」が満載なわけではなく、女性が読むインテリア雑誌のような感じでまとめられていて、かなり雰囲気はいい。男性も"こういうのが好き"な人いるわけで、そういう人にはオススメ。
また前席はベンチシートとセパレートシートに分れていて、これも女性の声を受けてのこと。ちなみにベンチシートのほうが女性向きと思いきや、じつはセパレートシートのほうが真ん中にバッグを置けていいという声が女性からあったという。確かに、そんな細かい部分での発想は男性には無理。ただこの+Hana、ダイハツらしい感じと思っていたら、パッソにしか設定がされていないのは残念なところではある。ちなみにラインナップの充実度という点で見ても、パッソ重視と評価。
というわけで、トヨタ パッソ/ダイハツ ブーンが新型へとスイッチ。今回もトヨタとダイハツの共同開発となって、企画とデザインは共同で、設計以降はダイハツが担当している。ただ、内容的には大きく異なるのが今回のトピックスで、大きく女性向けへとスイッチ。これは軽自動車の延長線上において考えられているコンセプトで、ダイハツのお得意なところで勝負に出たという感じ。
実際に開発やデザインの主体となったのは女性で、さらに一般ユーザーを交えての検証も女性を呼んで行なったというから、かなりの力の入れようだ。そのエッセンスが凝縮されたのが、パッソの+Hanaと呼ばれるグレードで、こちらはかなりの女性テイスト。しかも、男が考える「女性が喜びそうな装備」が満載なわけではなく、女性が読むインテリア雑誌のような感じでまとめられていて、かなり雰囲気はいい。男性も"こういうのが好き"な人いるわけで、そういう人にはオススメ。
また前席はベンチシートとセパレートシートに分れていて、これも女性の声を受けてのこと。ちなみにベンチシートのほうが女性向きと思いきや、じつはセパレートシートのほうが真ん中にバッグを置けていいという声が女性からあったという。確かに、そんな細かい部分での発想は男性には無理。ただこの+Hana、ダイハツらしい感じと思っていたら、パッソにしか設定がされていないのは残念なところではある。ちなみにラインナップの充実度という点で見ても、パッソ重視と評価。
トヨタ パッソ(写真)にのみ設定される女性向けグレードの「+Hana」。シャンパンゴールドのホイールなど、上質さを高めている。
ダイハツ ブーン(写真)とトヨタ パッソでデザイン上の違いはほとんどなく、車名やブランドロゴが異なるのみ。飽きのこないシンプルなデザインながら、独特の存在感を感じさせてくれる。
パンチはないがストレスのない走りを味わえる! 1リッターでも納得の乗り味
まぁ、走りは二の次ぎなような感じではあるけど、走らなくていいという意味じゃなくて、正確には存在を感じさせないと言ったほうが正確だろう。パンチはないけどストレスなく走るし、乗り心地もいい。ちょっとフワフワしたところやバタつくこともあるけど、まったく問題はなし。意識していなければ"足として十分感"に包まれるだろうと評価。
エンジンのラインナップはふたつで、1リッターと1.3リッターの2タイプ。1リッターはダイハツの面目躍如的な3 気筒でセッティングが煮詰められたCVTと組み合わされる。また1.3リッターについては排気量は変らないものの、トヨタ iQと同じモノにCVTともども変更されている。実際に乗ったところでの正直な感想は「1.3リッターのほうが当然いいけど、1リッターで十分」といったところ。軽自動車の延長線上として考えるなら、なおさら1リッターがオススメだ。
もちろんエコカー減税などには対応しているし、そもそも価格はパッソで100万円ポッキリからと涙モノ。安くていいものが欲しいという女性の方、オススメです! で、最後に男の子向けの情報を。ブーンといえば、ラリー車ベース向けとなるX4を浮かべるものの、新型での設定はないとのこと。そもそもMTもないし、さみしい限り。
エンジンのラインナップはふたつで、1リッターと1.3リッターの2タイプ。1リッターはダイハツの面目躍如的な3 気筒でセッティングが煮詰められたCVTと組み合わされる。また1.3リッターについては排気量は変らないものの、トヨタ iQと同じモノにCVTともども変更されている。実際に乗ったところでの正直な感想は「1.3リッターのほうが当然いいけど、1リッターで十分」といったところ。軽自動車の延長線上として考えるなら、なおさら1リッターがオススメだ。
もちろんエコカー減税などには対応しているし、そもそも価格はパッソで100万円ポッキリからと涙モノ。安くていいものが欲しいという女性の方、オススメです! で、最後に男の子向けの情報を。ブーンといえば、ラリー車ベース向けとなるX4を浮かべるものの、新型での設定はないとのこと。そもそもMTもないし、さみしい限り。
トヨタ パッソ/ダイハツ ブーンに搭載されるエンジンは、1.3リッター直4(写真)と、1リッター3気筒の2種類。1.3リッターの滑らかさも捨てがたいが、1リッターでも満足のいく動力性能を発揮する。
ミッションは全車CVTを搭載する。燃費も優れていて、1リッター(FF)で22.5km/L、1.3リッターでも 21.0km/Lを実現している。CVTならではの滑らかな走行フィールで、街中でも扱いやすい特性だ。
収納スペースは非常に充実している。グローブボックスにはボックスティッシュが入れられる他、ドリンクホルダーやコンビニフック、そして携帯電話や財布などが置けるスペースが各所に配置されている。
パッケージングも見直され、最小限のボディサイズで最大限の室内空間を確保している。ラゲッジの容量やシートアレンジも優れており、日常の使い勝手はかなりのレベルだ。
(レポート:近藤暁史)
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