VWのエントリーモデルとして好評のポロ。TSIエンジン、DSGなどVW自慢の最新メカニズムを搭載、先ごろ追加されたスポーツモデル「GTI」も脚光を浴びた。その選び方&リセールバリューを解説
VWのエントリーモデル。コンパクトで燃費も上々
兄貴分のゴルフを彷彿させるシンプルながら端正で整ったフロントマスク。上のトップの写真がGTIで、こちらはベーシックな1.2TSIコンフォートライン。
ゴルフよりひと回り小さなVW(フォルクスワーゲン)のエントリーモデルがポロ。その選び方&リセールバリュー、本題に入る前にざっとプロフィールを紹介しておこう。
今回5世代目となる新型「ポロ」は、昨年10月に自然吸気1.4Lエンジンと高効率7速DSGトランスミッションを搭載し販売を開始。今年5月には低燃費と高い動力性能を両立した新開発1.2L・TSIシングルチャージャーにエンジンを一新。過去最高の10・15モード燃費20.0㎞/Lの低燃費と、1.8Lエンジンに匹敵する動力性能(105ps /5000 rpm、17.8㎏-m/1550〜4100rpm)を獲得することに成功。
さらに9月には、待望のスポーツモデルGTIがデビュー。2つの過給器を備えたツインチャージャー(スーパーチャージャーとターボ)仕様の1.4L TSIエンジンとトランスミッションに7速DSGを搭載、シリーズ最強の179psと、10・15モード燃費16.6km/Lという低燃費も実現したモデルだ。
また個性的なところでは、車高をアップしてSUVルックに仕立てたクロスポロもラインアップされている
走りはホットモデルのGTIが注目を浴びているが、じつは1.2Lモデルでも十分に楽しめる。1.2LモデルにはTSIコンフォートラインとTSIハイラインの2グレードがあるが、走りは共通。110㎏のボディには申し分のないパワーと、ドイツ車らしく安定感のあるハンドリングがドライバーを楽しませる。2グレードに装備差はあるが、ベーシックモデルのTSIコンフォートラインでも装備は充実しており、不満を感じる内容ではない。ちなみに上級のハイラインには、フロントフォグランプ、フルオートエアコン、スポーツシート、レザー3本スポークステアリングホイール・シフトノブ・ハンドブレーキグリップ、センターアームレスト、アルミホイールなどが追加装備される。
今回5世代目となる新型「ポロ」は、昨年10月に自然吸気1.4Lエンジンと高効率7速DSGトランスミッションを搭載し販売を開始。今年5月には低燃費と高い動力性能を両立した新開発1.2L・TSIシングルチャージャーにエンジンを一新。過去最高の10・15モード燃費20.0㎞/Lの低燃費と、1.8Lエンジンに匹敵する動力性能(105ps /5000 rpm、17.8㎏-m/1550〜4100rpm)を獲得することに成功。
さらに9月には、待望のスポーツモデルGTIがデビュー。2つの過給器を備えたツインチャージャー(スーパーチャージャーとターボ)仕様の1.4L TSIエンジンとトランスミッションに7速DSGを搭載、シリーズ最強の179psと、10・15モード燃費16.6km/Lという低燃費も実現したモデルだ。
また個性的なところでは、車高をアップしてSUVルックに仕立てたクロスポロもラインアップされている
走りはホットモデルのGTIが注目を浴びているが、じつは1.2Lモデルでも十分に楽しめる。1.2LモデルにはTSIコンフォートラインとTSIハイラインの2グレードがあるが、走りは共通。110㎏のボディには申し分のないパワーと、ドイツ車らしく安定感のあるハンドリングがドライバーを楽しませる。2グレードに装備差はあるが、ベーシックモデルのTSIコンフォートラインでも装備は充実しており、不満を感じる内容ではない。ちなみに上級のハイラインには、フロントフォグランプ、フルオートエアコン、スポーツシート、レザー3本スポークステアリングホイール・シフトノブ・ハンドブレーキグリップ、センターアームレスト、アルミホイールなどが追加装備される。
ドイツ車らしい実用的なコクピット。写真は1.2TSIハイライン。ステアリングやシフトノブなどがレザーになっている。エアコンもオートになるなど装備が充実。
コンパクトながらも広い空間を確保したインテリア空間。写真は1.2TSIハイライン。シートはスポーツシートとなり、センターアームレストも追加される。
1.2Lエンジンは、シングルチャージで105ps/17.8kg-m。コンパクトなポロには後者でも十分だ。10・15モード燃費は16.6km/Lと優秀。
別格のGTI。それでも1.2Lモデルの魅力は捨てがたし
GTIは別格である。前出の専用パワートレインのみならず、足回りは15mmローダウンされたGTI専用スポーツシャーシを搭載し、電子制御式ディファレンシャルロック“XDS”も採用。中、高速コーナーでより安定したコーナリングを実現するなど走りを追求している。また外観上も、GTI専用の 17インチアルミホイールやレッドブレーキキャリパーが、実用面だけでなくスポーティ感を演出するなど、GTIの名前に相応しい、気合いの入った内容になる。
車両価格は1.2Lモデルが213万円(コンフォートライン)242万円(ハイライン)。GTIが294万円。どれを選ぶかと問われれば、よほど気合いの入った御仁でなければ、1.2Lモデルで十分じゃないだろうか。小排気量のコンパクトカーらしく元気いっぱい走らせたい。
車両価格は1.2Lモデルが213万円(コンフォートライン)242万円(ハイライン)。GTIが294万円。どれを選ぶかと問われれば、よほど気合いの入った御仁でなければ、1.2Lモデルで十分じゃないだろうか。小排気量のコンパクトカーらしく元気いっぱい走らせたい。
GTIはフロントのハニカムフロントグリル、フロント&リヤバンパー、サイドスカート(ブラック)、リヤスポイラー、クロームデュアルエキゾーストパイプなどでスポーティなルックスとなる。
GTIにはパドルシフト付きのレザー3本スポークステアリングホイールが標準。写真では見えにくいがレザーシフトノブやドアシルプレートもGTI専用装備。
トップスポーツシートと呼ばれるホールド性の高いGTI専用シートが、ほかのモデルとの違いを演出。シート生地のチェック柄がビビッド。
ゴルフよりも存在感アップでリセールバリューも上昇
こちらはゴルフ。ちょっと大きくなりすぎたか。小さいとはいえポロでも実用性は十分。しかもリセールバリューもポロのほうが高評価なのだ
さて、気になるリセールバリューはどうか。中古車販売のガリバー自動車研究所に問い合わせてみた。3年後に下取りに出す場合でも新車価格の51%〜61%。まずまずの評価だ。輸入車というと下取りが極端に悪化するケースがあるが「ガソリン価格高騰などによるエコカーブームで注目度がアップ。リセールバリューも上昇中」だという。リセールバリューはメーカー(ブランド)に対するユーザーの信頼感の表れでもあり、それだけVWは高く評価されていると考えられる。「これまでVWといえばゴルフが圧倒的な存在感を示してきましたが、より小型のポロに人気が集中。ゴルフの人気も相変わらずですが、市場の占有率が高いため希少性の差でリセールバリューはポロに軍配が上がります。この傾向は今後も変わらないと思われるため、次の乗り換え交渉を有利に進めるならポロがおススメです」とのこと。リセールバリューが高ければ安心して購入できるというもの。
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(レポート:CORISM編集部)
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