トヨタの生産ライン停止が影響してか、新車販売台数も低迷
1)プリウス ・・・・・・19,010台(144.9%)
2)タント ・・・・・・・17,997台(100.1%)
3)N-BOX ・・・・・・ 17,198台( 88.5%)
4)デイズ ・・・・・・16,493台( 87.3%)
5)アクア ・・・・・・・14,010台( 61.5%)
6)フィット ・・・・・・10,013台( 83.4%)
7)アルト ・・・・・・・ 9,876台( 95.1%)
8)ノート ・・・・・・・ 9,800台( 93.4%)
9)N-WGN ・・・・・・・・8,974台( 75.1%)
10)ハスラー ・・・・・・ 8,909台(105.4%)
11)キャスト ・・・・・・ 8,493台(-------)
12)シエンタ ・・・・・・ 8,308台(564.4%)
13)ムーヴ ・・・・・・・ 8,084台( 55.9%)
14)ワゴンR ・・・・・・・7,698台( 65.4%)
15)ヴォクシー ・・・・・ 7,696台( 92.5%)
16)ミラ ・・・・・・・・ 7,657台( 82.2%)
17)スペーシア ・・・・・ 7,524台( 88.7%)
18)エクストレイル ・・・ 7,696台(134.8%)
19)ヴェゼル ・・・・・・ 7,035台(108.2%)
20)カローラ ・・・・・・ 6,708台( 81.1%)
21)セレナ ・・・・・・・ 6,569台( 96.3%)
22)デミオ ・・・・・・・ 5,694台( 71.4%)
23ステップワゴン ・・・ 5,684台(214.8%)
24)ヴィッツ ・・・・・・ 5,532台( 79.8%)
25)キャスト ・・・・・・ 4,448台(-------)
26)eKワゴン系 ・・・・・ 4,361台( 82.6%)
27)インプレッサ ・・・・ 4,299台(101.5%)
28)ノア ・・・・・・・・ 4,200台( 75.2%)
29)エスクァイア ・・・・ 3,962台( 80.4%)
30)ソリオ ・・・・・・・ 3,863台(118.6%)
31)パッソ ・・・・・・・ 3,558台( 76.7%)
32)オデッセイ ・・・・・ 3,410台(171.3%)
33)ハリアー ・・・・・・ 3,343台( 60.4%)
34)CX-5 ・・・・・・・・ 3,314台( 97.7%)
35)フリード ・・・・・・ 3,294台( 78.8%)
36)CX-3 ・・・・・・・・ 3,247台(129.6%)
37)ヴェゼル ・・・・・・ 7,035台( 68.1%)
38)クラウン ・・・・・・ 3,235台( 91.0%)
39)ウェイク ・・・・・・ 3,161台( 43.0%)
40)フォレスター ・・・・ 3,125台(141.5%)
41)リーフ ・・・・・・・ 2,819台(174.9%)
42)アルファード ・・・・ 2,690台( 90.1%)
43)ランドクルーザー系 ・ 2,474台(174.1%)
自販連と全軽自協が発表した2016年2月の新車販売台数の速報値は、合計で45万1330台で、前年に比べて6.4%の減少でした。これで14カ月連続の減少です。ここ数カ月は、登録車は前年を上回っても軽自動車 のマイナスが大きくて前年比が減少になっていましたが、2月は登録車もマイナスでした。
今年の2月は、トヨタ のライン停止という特殊要因もあったので単純に語れない部分がありますが、消費税の増税後は新車の売れ行きがなかなか回復してきません。まあ、マイナスが続くとハードルが下がるため、長くマイナスを続けている軽自動車も前年同月比という視点では4月以降プラスに転じるものと見られていますが、3月は厳しい状況が続くでしょう。
自販連の発表による登録車の新車販売台数は27万5165台で4.6%の減少、全軽自協が発表した軽自動車の販売台数は17万6165台で、9.1%の減少でした。軽自動車は1月に比べるとマイナス幅を縮小しましたが、14カ月連続のマイナスです。
登録車の販売台数をメーカー別に見ると、三菱 が34.9%増、スズキ が19.4%増、ホンダ が7%増、日産 が2.8%増などと伸びましたが、ほかのメーカーはマイナスまたは横ばいに近い小幅な増加にとどまりました。プリウス が良く売れているトヨタ も生産ラインの停止が影響したためか11.5%の減少でした。
軽自動車は、台数規模の少ないトヨタがわずかに伸びたほかは軒並みマイナスで、中でもスバルの21.6%減、マツダの20.6%減などが目立ちました。主要メーカーのスズキとダイハツ は10%以下のマイナス幅にとどめましたが、ホンダはNシリーズのモデルサイクルが長期化してきたため、13.9%のマイナスでした。
銘柄別の販売ランキングは上記の通りです。前年に比べて大きく台数を伸ばしたプリウスが連続して首位に立ち、順調な売れ行きを示しています。生産ラインの停止などがあったものの、首位の座は揺るぎませんでした。発売前から大量の受注を集めていたので、当面は好調な売れ行きが続くものと見られます。
プリウスとカニバリ? アクアの販売台数大きく後退! 新型車が無い日産が好調!?
トップ10に入った登録車は、ほかに6位のフィット と8位のノート だけで、半分以下の4車種にとどまりました。最近は、だいたいこんな感じです。軽自動車は6車種を占め、売れるクルマの多くが軽自動車という状況が続いています。
登録車では、モデルサイクルが長期化しているにもかかわらずノートが良く売れています。日産の自動ブレーキキャンペーンが功を奏したのでしょう。日産のディーラーとしても、新型車の投入がない以上、既存車の販売に力を入れるしかありません。
上記の私の集計表では、軽自動車と登録車を一緒にしていますが、登録車だけで見ると、ノートが4位でエクストレイル が7位、セレナ が10位と、トップ10に日産車が3台も入りました。これは過去1年くらいはなかったことです。過去の記録を遡れませんが、恐らくは2年振りくらいだと思います。
ハイブリッド車でないと売れない! SUV、堅調な販売台数となってきた
ランキング全体を見渡して伸び率で注目されるのは、前年比が5倍を超える数字になっているシエンタなど、新型車効果のあるクルマです。それもハイブリッド車 かハイブリッド車をラインナップしてクルマであることが良く売れる理由になっています。
首位のプリウスがハイブリッド車であるのを始め、マイルドハイブリッド車のハスラー や、シエンタ 、エクストレイル 、ヴェゼル 、インプレッサ 、ソリオ 、オデッセイ という具合に、前年比が伸びているクルマの大半はハイブリッド車です。日本ではハイブリッドであることが良く売れる理由になっているの良くが分かります。
また必ずしも上位には入っていませんが、最近はSUV系の車種が比較的堅調な売れ行きを見せるようになりました。SUV 感覚を備えたクロスオーバー車 も含め、日本でもだんだんに受け入れられるようになってきたようです。
<レポ―ト:松下 宏>
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